地域の景観が少しでもよくなるように

before
あれ! マットのようにめくれる!
after

今年は、木立横の溝から生え出ている草の量は、例年と比べ5分の1ほどです。
また、草丈も3分の1ほどです。(右上写真)
春に溝の泥を掻き上げた甲斐がありました。

退職前は、溝掃除まで手が回らなく、そのために梅雨以降には歩道まで草が伸びていました。

「退職したら、根本からきれいにせんといかんな。」と以前から思っていました。
そこで、退職後〈4月〉のまだ草が伸びていないときに、溝にある泥を掻き上げました。
泥の表面から深さ10cmほど掻きましたが、溝の底が見えませんでした。
「相当深い溝やな」と思い、そのときは、10cmほどの泥を掻き上げただけで作業を終わりました。

本日、残りの泥全部を掻き上げようと、試しに鍬の先を泥に入れると、なんと ” コツン ” と音がするではありませんか … 。
泥の4cmほど下が溝の底で、思っていたよりずっと浅い溝だとわかりました。

で、草を引っ張ってみると、まるでマットのようにめくれるではありませんか … 。
まさに ” 草マット ” です。〈晴天続きで乾いた泥に根がびっしりこびりついていました〉(右中写真)

思っていたより短い時間で、根本から溝をきれいにすることができました。(右下写真)

些細なことですが、地域の溝のほんの一部分がきれいになりました。

マツ枯れの原因について調べる

木立にある立ち枯れのマツ
近隣の家の枯れつつあるマツ

木立には、自然に生えた松の木が7、8本あります。
その中で緑の葉をつけているのは、1本だけです。
で、今木立にある松の木は、1本を除いて他は、全部立ち枯れのものばかりです。(右上写真)

木立から70mほど離れて人家があります。
その家には大きな立派な松の木が3,4本あります。
2年ほど前までは緑の葉でしたが、時間が経つにつれだんだん茶色になってきました。(右下写真)

マツ枯れの原因については、マツノマダラカミキリムシに寄生するマツノザイセンチュウがマツの中で大繁殖することによってマツ枯れを引き起こす、と言われています。

また、環境変化もそのことに関係しているのではないかとも言われています。

… 中世以降、日本では森林の劣化が進んでいた。当時は炭焼きや燃料用に伐採が進み、田畑の肥料とするために落ち葉かきも行われた。落ち葉がなくなると腐葉土も生成しないため、土壌は痩せていたのである。しかし貧栄養土壌でも育つマツは、全国の荒れた山に分布を広げた。ところが戦後、化石燃料や化学肥料の利用が広がり、伐採も落ち葉かきも行われなくなって、土壌が徐々に肥えてくると、肥えた土に適応した樹種が森に増えてくる。一方富栄養化した土は、マツには合わないから、マツの樹種は衰える……。そこに外来のマツノザイセンチュウが襲いかかったことがマツ枯れにつながったのかもしれない。 …
【日本人が知っておきたい森林の新常識:田中淳夫著 洋泉社】 P121より

私のところと近隣の家の松の木の根元周辺を見回すと、納得できそうです。

日本人が知っておきたい森林の新常識

フキ

早春に顔を出すフキノトウ
フキの群生

木立の周り5カ所でフキが群生しています。
” 群生 ” という難しい言葉を使ったのは、人工的なフキ畑と区別するためです。
すべてしぜんに生えてきたものです。
それらを取り除かないように木立周辺の手入れをしているうちに、群生する面積が年々広くなってきました。

※フキは地下茎で繋がっていますので、それがしぜんに伸びて増えてきたようです。施肥もしていません。

例年、春先にフキノトウが顔を出します。(右上写真)
雪があっても見られます。
フキノトウはフキの花です。
寒さに強く、真っ先に春を知らせる花として親しまれています。
食べることもできます。
独特の苦みがあり、天ぷらなどにして食べるとおいしいです。

一方、葉は葉茎を長く伸ばしながら成長し、やがて丸い大きな葉になります。(右下写真)
私のところでは、5、6月になると葉茎を採って、その皮をむいて煮物や酢漬けにして食べています。

フキは、初夏に葉や葉茎を採ってしまった後も、しばらくすると伸びてきます。
全部刈り取っても、また伸びてきて太い葉茎になり、大きな葉になります。
「再び伸びてきたフキは食べられるのか?」と尋ねたことがあります。
「下ごしらえの仕方は変わるが、食べられる」ということでした。

以前 ” 宝の持ち腐れ ” から ” 宝の山 ” へ というお話をしました。

そのことを再認識した次第です。

 

 

 

初投稿から2か月

実りの秋に包まれた我が居場所
敷地には、セイヨウタンポポが咲く

ブログ初投稿から2か月が過ぎました。
昨日まで60本余りを投稿しました。
1日約1本の割合です。

今、このブログを打つ手を休め、耳を澄ましていますと、わずかにツクツクボウシの鳴き声や小鳥たちの囀りが聞こえてきます。
あのにぎやかだった蝉の声いっぱいの暑い夏が嘘のようです。
また、窓の外に目を向けますと、敷地に咲いたセイヨウタンポポ(右下写真)の上をチョウが舞っています。

穏やかな秋の日です。
このような落ち着いた雰囲気の中で、自由に思うままにブログを書けることに感謝しております。〈何回も言いますが、家族及びみなさんのおかげです。〉

… どうして秋にタンポポが咲くの? …

セイヨウタンポポは、その名の通り帰化植物です。いまは日本全国で見られるこのタンポポは、日本のタンポポの生活圏を奪い、勢力圏を広げています。日本にはトウカイタンポポやカンサイタンポポといった固有種がありますが、見た目そっくりですよね。簡単に見分けるには、がくを見てください。下向きに反り返っているのがセイヨウタンポポ、反り返っていないのが日本のタンポポです。どちらも同じような環境を好み、姿もそっくりですが、どうして日本のタンポポが競争に負けて減ってきているのでしょうか。それは、セイヨウタンポポが四季咲き『気温や日照、水分などの条件がある範囲内にあればいつでも花を付けること』だからです。
※四季咲き ⇔ 一季咲き『ある特定の季節にしか花を付けないこと』
【ネット:見ーつけた!】より

3ヵ月目もよろしくお願いいたします

 

 

鳥たちも大好きなブルーベリー

今年採れたブルーベリー
木立横にあるブルーベリーの木

4年前の秋に、ブルーベリーの苗木を植えました。

土の中にピートモス〈酸性の強い土にするため〉と肥料を入れて苗木を植えたのを覚えています。

植えて2年目の猛暑の夏に、水不足のために、15本植えた中の5本が枯れてしまいました。
現在残っているのは、10本です。(右下写真)

実は酸味が少し強いようです。(右上写真)
今年は全部でどんぶり一杯ぶんの実が採れました。
ジャムにしてヨーグルトと混ぜて食べました。

… 10本も木があるのに、どんぶり一杯とは、少ないのでは? …

その通り。少な過ぎます。

どうも鳥たちが食べているようです。
例年実がなるころになると、ブルーベリーの木の周りを、すずめを二まわりほど大きくした黒っぽい鳥〈調べて、名前を覚えないと〉が、飛んだり歩いたりしています。
食べているところを直接見たわけではありませんが、その鳥ではないかと疑っています。

今年は、〈退職したために〉木立の手入れでしょっちゅうブルーベリーの木の近くに私がいたので、鳥たちは恐くてその木に近寄れなかったのだと思います。
それで、実がなり始めて一週間ほどは、熟したものから順に採ることができました。
あまりに順調だったので、「今年は、私がしょっちゅういるので、鳥は来ないんだな。」と勝手に思い込んでしまいました。
… 油断禁物! … その後、私のいない間に例年のごとく全部食べられてしまいました。