BD『1917』を視聴して

『1917』のある場面より

朝から雨模様。

風で寒く、冬の空気感漂う。

治りがけと言えど、若干腰痛が残る。

プレハブに籠ってBDを視聴することに。

タイトルは『1917』。

  『1917』のBDは、先日、近くの古本屋さんで買いました。

 

第一次大戦時に、将軍から最前線にいる大佐への命令書を携えた兵士が、弾の飛び交う敵陣の中をくぐり抜けて伝令としての使命を果たし、1,000名を超える味方の命を救ったという内容の英米合作映画。(右上写真)

戦争物にありがちなドンパチシーンはほとんどなく、主役の伝令兵士にもヒーローめいたところが見られない。

泥まみれ、川に落ちてずぶ濡れ、疲れ切ってよろめき歩く … どちらかというとカッコ悪い姿から、かえって必死に使命を果たそうとしている伝令兵士の思いが伝わってきた。

 

戦場のとある廃屋で、若い女性が母親のいない赤ん坊の世話をしている場面があるのだが、
そこに出くわした伝令兵士とその女性とのやり取りを見ていたら、涙が出てきた。
映画のテーマは、…使命遂行… だが、 …反戦… の意味合いも含まれている気がした。

 

塹壕シーンもよくあった。

それを見るたびに現在のウクライナ・ロシア戦争のことが頭に浮かんできた。

映画を見ている間、ずっとウクライナ・ロシア戦争が重なって見えたといっても過言ではない。

早く終結することを願う次第である。

BD視聴機器すべて正常

100インチのゴジラは迫力満点

午前中は予定通り草刈りをした。

午後の予定は、伐採杉の丸太の積み上げ。

が、昼食中に雨が降り出す。

夏の暑い時期なら少々の雨でも作業をするのだが、この時期は無理。

 

で、久々に近くの古本屋さんに行く。

とくに欲しい本はなく、BD〈ブルーレイディスク〉を2枚買った。

『ゴジラ』〈2014年作品〉と『1917』〈2019年作品〉で、どちらも税込みで990円だった。

 

帰って来るや否や『ゴジラ』を視聴。

映像、音響ともに迫力満点。(右上写真)

… ただ、字幕が … 。

右上写真のスクリーンの下の方に(咆哮)〈小さくて見にくいかな〉とあるように、ゴジラが雄たけびを上げる場面で表示されるんですわ。

一々表示する必要はないと思うんですが … 。

それも咆哮〈ほうこう〉という普段ほとんど見ることのない漢語を出すなんて。

『ゴジラ』は子どもたちも見ることが多いと思われるんだけど、どうせ表示するんなら、咆哮に代わる和語はなかったんですかのお。

私は安易に雄たけび〈上記参照〉という言葉に代えたけど、もしゴジラが雌だったら正確さに欠けますわな。

… あとは、字幕をつくる方にお任せ …

 

つい、細かいことをグチグチ言ってしまいました。

が、今回視聴した『ゴジラ』のおかげで、長らく使っていなかったBD視聴機器がすべて正常であることがわかりました。

感謝しています。

プロジェクターとスクリーンだけど …

愛用のプロジェクター〈三菱製LVP-HC3800 〉

断続的にみぞれが降り、今日も寒い。

モモちゃん〈飼い猫〉は、連日のように夜中になると寝室にやって来ます。

一方、タロウ君〈飼い猫〉は、朝、暖房をつけるや否やどこからともなく走って来ます。

猫も寒いんでしょうな。

※ 我が家には2匹の飼い猫あり。

 

今日は、プレハブ内の整理整頓をすることに。

 

退職し、日中の大半を木立前のプレハブで過ごすようになって7年と9か月。

退職直後は、あれも楽しもう、これも楽しもうとたくさんの愛用品をプレハブに持ち込んだのでしたが、月日が経つにつれ、使わないものがはっきりしてきました。

最たるものは釣りに関する本と釣り道具。

2年前にすべて菜園にある物置に持って行きました、

本に至っては、資源ゴミとして出してしまいましたわ。

で、本日の午前は、スクラップ帳とそれらを収めてあった棚をこれまた菜園の物置に持って行きました。

 

午後も整理整頓をしようと思いきや、プレハブ内がすっきりと広くなったせいか、急に100インチのスクリーンでBDが見たくなりました。

1年間使っていなかったプロジェクター(右上写真)ですが、しっかりと作動し、『未知との遭遇』のBDを堪能しました。

久しぶりの大きな映像と迫力のある音、よかったですわ。

 

プロジェクターとスクリーンだけど、はたしていつまでプレハブにあるだろうか。

【人生には何ひとつ無駄なものはない】を読む

【人生には何一つ無駄なものはない】遠藤周作著・鈴木秀子監修:海竜社

【人生には何ひとつ無駄なものはない】遠藤周作著・鈴木秀子監修:海竜社(右写真)を読み、印象に残った箇所を紹介します。

 

… たとえば本格小説を書いている時、稀れではあるが自分が書いているのではなく、誰かに手を持って書かせられていると思う箇所が私にもある。本が完成したあとに読みかえすと、その箇所が私などの実力をこえ、素晴らしくよく動いている。
そんな体験を私は同業の友人や他の芸術家にたびたびたずね、「自分もそうだ」
という返事をえた。
… … 近頃深層心理学者たちはそれを無意識の働きと呼ぶようになった。しかし私などは無意識だけでは割り切れぬ何かを感じる。眼に見えぬそれらの働きを感じるとき、神は我々のなかで、ひそかに働くことで自分を示していると思う。 … P98~99

 

映画『アマデウス』で、サリエリ〈宮廷作曲家〉が、

「神の音楽がモーツァルトを通して表現されている … 」

というようなことを言っていたのが思い出されます。
〈記憶が間違っていたらゴメンナサイ〉

 

遠藤周作やモーツァルトの場合は顕著な例で、神はすべての人の中にいらっしゃるんではないでしょうか。

とくに、ものごとに没頭しているときにお見えになるような気がします。

私こと

67歳の今日までの平凡な人生の中にも、没頭せざるをえないことが度々ありました。

その度に何とかクリヤーして来られたのは、家族、周りのみなさん、そして、神〈私の場合、仏でも天でもかまわないのですが〉の働きがあったおかげと思っております。

生意気を言うようですが、

神〈仏、天〉に期待するだけではなく、彼らに恥じないように生きていきたいですな。

2本の映画で気持ちが浮き上がってきた

『ローマの休日』の1シーンから

年末に録画した『ハリウッドに最も嫌われた男』を見た。

脚本家ダルトン・トランボの生きざまを描いたものだが、その中で、映画『ローマの休日』の脚本を書いたのが、彼であることを知った。

 

で、上記録画を見た後、『ローマの休日』(右上写真)も、ついでに見てみた。

『ローマの休日』は今回で3回目の視聴。

年を経たせいか、事前に脚本家の生きざまに係る映画を見たせいか、今までより深く理解できたような気がしている。

以前は、アン王女〈オードリヘプバーン〉の美しさに目を奪われがちだったが、今回は、むしろ新聞記者のジョー〈グレゴリーペック〉の ” 誠実さ ” に目が行った。

 

『ハリウッドに最も嫌われた男』 … つまりトランボのことだが、彼は ” 誠実さ ” を地で行くような生き方をした。
〈詳しくは、ぜひ映画を見ていただきたい。〉

第2次大戦後、アメリカとソビエトは冷戦関係になり、アメリカに共産主義がはびこるのを防ぐために[赤狩り]が行われ、その対象の一人となったのが共産主義者のトランボであった。

結局彼は服役したが、 ” 誠実さ ” はまったく揺るぐことはなかった。

それが映画『ローマの休日』の中で、アン王女に対するジョーのふるまいに見事に具現化されている。

 

元日以来大地震で沈んでいた気持ちが、今日の2本の映画で浮き上がってきましたわ。