春の陽光が気持ちいい

春の陽光の下での作業は気持ちがいい

今日も早朝より野外焼却〈野焼き〉。

氷点下での作業となりました。

※ 野外焼却〈野焼き〉は無風あるいは微風時に行いますので、少々寒くても焼却物が燃えてくると温かくなってきます。
今朝のように氷点下だと、周りが凍っているか霜が降りているかの状態ですので、延焼の心配をそれほどしなくて済みます。
予報では、明日、明後日も微風とのことで、焼却ができそうです。
が、気温が若干高め〈2~3℃〉になりそうですので、心して焼却作業に取り組むつもりです。

 

24本の伐採杉の枝葉となると、半端な量ではないですな。

下手すると10回の焼却で終わらんかもしれんなあ、と思いつつ切っていると、知人が様子を見に訪ねて来ました。

「がんばっとるのお。 … 後処理まで業者に頼むとえらい高つくしな。 … 知り合いで、2本で6万払ったのがおるわ。 … できればアンタのように自分でした方がええわ。 … とにかくケガせんようにな … 。」

 

… 2本で6万円 … だと … 24本で72万円 …

杉の大きさにも関係すると思いますが、やはりそれくらいかかるんでしょうな。

まあ、知人が言ったように、ケガせんように作業を進めていくしかないですな。

 

今日は北風が少し冷たかったのですが、終日日が差していました。

春の陽光の下で気持ちよく作業ができました。(右上写真)

木立の手入れにいっそう力を入れて

集落の世話係として前任者から引き継いだもの … 文書ファイル,パソコン,録音機,印鑑,集会所の鍵

集落の世話係〈書記〉の引継ぎの準備をすることに。

 

集落の世話係の任を引き継いだのは、5年前の2月中旬。

時の経つのは早いものですな。

後任者が決まったということですので、文書ファイル〈5冊〉の整理をしました。

小さい集落〈約140戸〉といえど、5年分の文書や配布物となると、けっこうな量になるものです。

それら全部を後任者に渡しても戸惑うと思われましたので、必要なものだけを1冊のファイルにまとめました。

※ 万一抜けたものがあっても、パソコンにデータとして残っていますので心配することはありません。
〈書記には集落からパソコンが貸与されています〉

 

最後に、後任者に渡すものを確認し(右上写真)、引き継ぎ事項をA4用紙1枚にまとめました。

… あとは、引き継ぐだけか …
〈引き継ぎ日時は未定〉

 

と、肩の荷が下りた気分に浸っていると、知人が訪ねて来ました。

うれしそうな顔をして。

はじめは、あれこれと近況を話していたのですが、

「息子が … 息子が … 大学に受かったんや … 。」

と。

「おめでとう。そりゃー、よかった。」

 

みなさん春のようですな。

彼の息子さんには、夢と希望をもって自分の道を歩んでいくことを願う次第です。

私も、木立の手入れにいっそう力を入れていかないと。

いっしょに木立の手入れをしませんか

物置に無造作に入れた野外焼却〈野焼き〉用の焚付 … 木立で拾い集めた杉の枝葉です。

午前中野外作業ができると思いきや、8時過ぎから雨に。

慌てて野外焼却〈野焼き〉用の焚付を物置に入れました。(右写真)
〈明朝焼却予定〉

※ 夏はそれほどでもないのですが、冬は焚付が濡れていると火付きがとても悪くなります。
昨朝久しぶりに焼却をしたのですが、雪に埋もれていた焚付を使ったので、火力がなかなか高まりませんでした。

 

ユーチューブを聞きながらプレハブ内の整頓をしていると、知人がやってきました。

見覚えのある若い議員さんを連れて。

「あんたこの人知っとるやろ。次の選挙にも出るつもりでおるんや。やる気満々や … 。」

「〇〇です。いつもお世話になっております … 。」

「冷たい雨の中おつかれさまです。若い人は溌溂としていいですな。 … 頑張ってください。」

面と向かって言葉を交わしたのは初めてでした。

他にも回るところがたくさんあるらしく、忙しそうに帰って行きました。

 

彼〈議員さん〉は、傍で見ていても、地域のためにまめに動き回っているのがよくわかります。

陰ながら応援していきたいと思っています。

それと比べ、私と同年齢、あるいはそれ以上の議員さんたちは一体何をやっているんでしょう。

何にも見えてこないではないですか。

いっそのこと、私といっしょに木立の手入れをしませんか?

残念で寂しい

玉切りに精を出していると、伐採業者さんが来ました。

伐採杉の後処理に大忙し。(右写真)

近いうちに新たに24本の杉を伐採してもらうので、とにかく伐採済みの杉を早く処理をしないと … 。

 

で、作業をしていると、木立前に車が止まりました。

伐採業者さんでした。

「おつかれさまです。大分片付きましたね。 … ところで、今度の伐採の件ですが、少し遅れるかもしれません。それをお伝えに来ました。 … 実は、この前、〇〇さん〈私のこと〉とこの杉を伐採されたきこりさんが急に亡くなられたのです。 … それで、今、代わりの人を探している最中です。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。」

と言って、帰って行きました。

 

亡くなったきこりさんの顔が瞼に浮かんできました。

歳は私より少し上のように見えました。

言葉少なに的確に指示を出すリーダー格のきこりさんでした。

〈お客さんである〉私に ” あんた ” と話しかけてくるような人でしたが、傲慢さはなく、嫌な感じはまったくしませんでした。

むしろ頼もしいプロフェッショナルと思ったほどです。

伐採後に、お礼にとお茶とお菓子を渡したとき、

「あんた、こんな気ぃ遣わんでもいいのに。わしら仕事でやっとるだけや … 。」

と、はにかんだ顔で、照れくさそうに言っていたのを思い出しました。

 

… 残念で寂しい …

… ご冥福をお祈りいたします …

【歎異抄】を読んでいたら

【歎異抄をひらく】高森顕徹著:1万年堂出版

荒天及び積雪により野外作業不可。

で、プレハブで【歎異抄〈たんにしょう〉】(右写真)を読んでいると〈【徒然草】はしばらくお休みにします〉、親戚から昼食の弁当の差し入れが。

「近くの店に来たついでに寄ってみたんや。 … ところで、おまえの友だちの〇〇君のお父さんが亡くなったの知っとるんやろな … 。」

… … …

 

親戚が帰ると、すぐに友人に電話をしました。

「 … … 先月末に死んで、もう葬式も終っとるんや。 … おまえに言おうか、言わんとこうか迷うて、結局言わんかったんや … 。」

 

昼食を食べた後、彼〈友人〉の家へ行きました。

仏壇横に置かれた彼のお父さんの遺影と向かい合うと、まだ学生だった夏の頃のことが瞼に浮かんできました。

座敷で彼と話をしていたとき、お父さんが出て来て自らお茶を入れてくれ、入れ終わると、私たちの話に加わることもなく静かに戻って行きました。

そのときに飲んだお茶のおいしかったことといったら。

そしてお茶を入れていたときのうれしそうなやさしい眼差しが、遺影の眼差しと重なって思い出されました。

 

彼のお父さんも、彼も、そして私も、真宗の門徒 … 。

真宗の教えが書かれた【歎異抄】を読んでいるちょうどそのとき、今回の訃報を知ったことに 何かの ” 縁 ” を感じています。

ご冥福をお祈りいたします。