手抜きをしないことが大切

畔草を刈り終わった三角畑

〈午前〉10時頃、木立前で作業をしていると、知人がやって来ました。

「ありがとう。畑の周りをきれいにしてもろうて。 … お偉いさんがちょくちょく視察に来るのでホント気ぃはるわ … 。」

※ 【畑の周りをきれいに】とは
畑とは、木立の近くにある畑のことを言っています。
昨年まではその畑は田んぼで、〈集落から頼まれて〉私が畔草を刈っていました。
〈畔草を刈っていた経緯については、2022 5.24付ブログ記事『いよいよ三角田んぼの畔の草刈り』をご覧ください。〉
で、今年も頼まれて、昨日の午前に畦草刈りを終えたところでした。
田んぼから畑に変わったその畑ですが、今年度行政の環境保全事業の一環として指定を受けているそうで、折しも昨日の午後、10人近くの行政関係者が視察にいらしたとのことです。
畑の中の様子だけではなく、周りも環境保全にふさわしくきれいになっていたので、みなさんいい気持ちでお帰りになったようでした。
その知人は、今回の事業の地元の窓口を務めています。

 

ということで、お礼を言われたのでした。

畔草刈りについては、月末までにすればよいことになっていたのですが、暑くならないうちにと早めに終わらせたのがよかったようです。

いいタイミングでした。

もう一つ。

何事もそうですが、手抜きをしないことが大切ですな。(右上写真)

ありがたいことですな

友人を見送るともう日没時でした。 2023 5.16 6:20PM 木立前で

若干風邪気味。

※ この時期になると暖かくなるので、寝ているときに足が布団から出てしまい、それで足が冷えて風邪をひいてしまうんですわ。
レッグウォーマーを着けているんですが、効いてないようですな。

 

集落から頼まれていた除草作業を午前中に何とか終えました。

が、風邪薬を飲んだせいか、あるいは除草作業で疲れたせいか、昼食後横になっているうちに寝入ってしまいました。

 

「おい、おるんか?」

聞き覚えのある大きな声で目が覚めました。

プレハブの入り口に友人が立っていました。

時計を見ると4時過ぎでした。

「ああ、風邪気味でちょっと休んどっただけや。たいしたことないわ。まあ、入れや。」

 

彼〈友人〉のお父さんは半年ほど前に亡くなりました。

で、その遺産相続の手続きのために数日前に帰省し、

今日は地元にある法務省の出先機関に相談に行き、その帰り道に私のところに立ち寄ったとのことでした。

遺産相続の手続きにつき、自分で割と簡単にできることを教えてもらいました。
〈ちなみに行政書士さんに頼むと10万円ほどかかるようです〉

 

他、あれこれ話し、ホントに楽しいひと時を過ごしました。

彼を見送るともう日没時でした。(右上写真)

不思議なもので、風邪をひいていることをいつしか忘れていました。

ありがたいことですな。

” 居城 ” は無駄遣いでなく投資

丸半日を過ごしている木立前のプレハブ。手前が自作の雨除けで、奥の白っぽいのがプレハブです。

終日降ったり止んだり。

菜園での作業も一段落し、プレハブで休んでいると、知人が訪ねて来ました。

「今日は日曜で休みやけど、じゃましてええか。」

「わしは毎日が日曜日や。入れや … 。」

1時間余り世間話をしていたでしょうか、正午近くに帰って行きました。

 

10年ほど前に木立を所有することになったとき、木立を手入れする道具類を置くために、木立前に中古のプレハブ〈5m×5m:約15畳〉を設置しました。

それだけでは使い勝手が悪いので、プレハブにくっ付けて単管と波板で雨除けを自作しました。

当時は物置然としていたけど、今では丸半日〈7:00~19:00〉を過ごす私の居場所となっています。(右上写真)

※ 定年退職後にプレハブ内を整理し、1/3に道具類を置き、残りは私の ” 居城 ” としました。
パソコン〈含ネット〉、音響機器、本などを運び入れ、雨の日、積雪時なども思いのままに時間を過ごせるようにしました。

 

プレハブを設置して電線を引き込んだときは、無駄遣いの感が強くありました。

が、とくに定年退職後、いろいろな人が訪ねて来てお茶一杯で楽しい時間を過ごしていることを思うと、

” 居城 ” があってよかったと思っています。

最近はよい投資をしたのではないかと思うほどです。

生産的なことや自分が采配できる世界を

知人を見送る … 2023 5.7 3:40PM 木立前で

終日雨。

プレハブ内で本を読んでいると、〈午前〉10時半頃に知人が訪ねて来ました。

「車が〈プレハブ前に〉あったんで、寄ったんや。上がってええか?」

「ああ、どうぞ。」

 

・この連休中に高校野球の春季大会を見るのに県庁所在地にある野球場に通ったこと
〈その知人の子どもはみんな一人立ちしていて親戚にも高校野球関係者はいません〉
・地域の子どもたちのバレーボールクラブの監督を辞めざるを得なくなったこと
・勤めていた頃に営業で出入りしていた家を久しぶりに訪ねたら、まったく歓迎されなかったこと … 等、
あれこれいろいろと話していました。

 

〈午後〉3時半頃でした。

「今から山へ行くわ。 … そこの事務所の人とトレイランのコースの環境整備について打ち合わせをすることになっとるんや。 … 今日はホントにじゃましたわ … 。」

と言い、帰って行きました。(右上写真)

 

退職後の彼〈知人〉が、最も時間をかけて力を入れているのは、年に1回秋に開催されるトレイラン大会の世話です。

… が、バレーボールや久しぶりに訪れた家からのような扱いを受けないとも限りません。

もしそうなった場合、折れるかも。

消費的なこと、他人に左右さることを少なくし、

生産的なことや自分が自由に采配できる世界に重点を移した方がよさそうですな。

ツマベニモミジとナンテンを移植

移植したツマベニモミジ

去年の今頃でした。

知人が、苗木らしきものが入った段ボール箱を抱えながらやって来ました。

「 … これ苗木や。こっちの3本がツマベニモミジいうて珍しいモミジや。秋になったらこの辺には見られんようなきれいな色になるんや。 … 残りの1本はナンテンや。〇〇ナンテンいうてこれまた珍しいもんや。 … あんたんとこ広いし、植えたらええわ … 。」

と言うと、そそくさと帰って行きました。

※ その知人は時たまやって来て一方的に話すことが多く、そのときもそうでした。
山へよく行っている男です。
上記に ” 〇〇ナンテン ” としたのは、品種名を聞いたけど思い出せないのです。

 

彼が帰った後箱の中を見ると、苗木というよりは地面から出た新芽をただ引っこ抜いたような状態のものが無造作に入れてありました。

いずれも根っこに付着していた土が剝れてしまっていて、根っこが露わになっていました。

すぐに手元にあった鉢に培養土を入れ、それらの ” 苗木 ” を植えて水をやりました。

元々丈夫な ” 苗木 ” だったようで、何とか枯れずに今日に至った次第です。

 

珍しいモミジとナンテンに出会ったのも何かの縁 … 。

大事に育てていきたいと思っています。(右上写真)

※ 【ツマベニモミジ】 漢字では【爪紅紅葉】
葉の先端が爪のように赤く染まることからだそうです。