することがあるっていい

先日来の伐採杉を45㎝長に玉切りしたものです

台風14号が過ぎ去りました。

何とか事無きを得ました。

※ 再度、今回の台風で被害に遭われたみなさまには、一日も早く日常の生活に戻られることを願っています。

 

木立で先日来の伐採杉の後処理をしていると、知人が訪ねてきました。

「車があったんで寄ってみたんや。 … 今回の台風、思うとったより弱てよかったわ … 。」

※ 彼〈知人〉は30年ほど前まで同じ集落に住んでいたのですが、事情があって他集落に引っ越していきました。
実家は当時のまま残っていて、今回の台風の被害の有無を確かめに来たようでした。
彼も来年には満65歳〈私より1歳年下〉、40年余り勤めた会社を退職するとのこと。

 

「〇〇さん〈私のこと〉はええなあ。することがあって。 … オレ、あと半年もせんうちに退職やけど、その先のことは何も考えとらんのや。 … どうしようかのお … 。」

「ローンも払い終わって、子どもたちも一人立ちしとるんなら、お金の許す範囲内で好きなことをしてみたらどーや … 。」

「それが、何が好きなんかわからんのや … 。」

… 等々、あれこれ話して帰って行きました。

 

話は変わりますが、

今日は昨日と打って変わって涼しくなりました。

作業がとても捗りました。(右上写真)

ふと彼が言った

「 … ええなあ、することがあって。」

を思い出しました。

老躯にとって40時間は大きい

竹やぶ跡に残る竹の切株

今年4回目の竹やぶ跡の除草を終えました。

竹やぶ跡の広さは約600㎡。

1回の除草に要する時間は12時間前後です。

… えらく時間がかかっていますな …

わけは至るところに竹の切株があるからです。(右上写真)
〈竹やぶ跡全体で700~800個?〉

チップソーで草を刈り倒したいのですが、下手をするとチップソーが切株に当たって跳ね返り、とても危険です。
〈草丈が20㎝を超えると切株はほとんど見えません〉

で、いつもナイロンコードを使って除草しています。

 

先日竹を伐採してもらったきこりさんと会う機会があり、その話をすると、

「切株を早う腐食させてしまうんや。 … 鉄棒で切株に穴を開けてそこに濃いめの除草剤を入れるんや。除草剤が嫌やったら、窒素系の化学肥料でもええわ。 … で、腐食したら、ハンマーで叩き割って地面から出っ張らんようにすることや。 … そしたら、チップソーで刈って楽できるわ … 。」

※ 伐採直後〈3年前〉にそのようにした旨告げると、再度するように言われました。

 

ということで、明日からその作業に取りかかる予定でいます。

竹やぶ跡の突起物がなくなり、チップソーで刈るようになると、1回に要する除草時間は1/3の4時間になると思われます。

年間5回刈っていますので、40時間浮くことになります。

老躯にとって40時間は大きいですな。

右肘が上がらない

季節外れのブルーベリー

気温がそれほど高くなく、けっこうな風もあるので、朝からずっと草刈り。

が、6時間余り草刈りをした時点で、右肘が … 。

右肘が痛いというか上がりにくいというか、とにかくおかしな具合です。

で、体力的にはまだ2時間ほど作業を続けられそうでしたが、無理をして右肘が動かなくなってしまったら困りますので、今日のところは止めました。

 

後片付けをしているとき、草刈りをし過ぎて手の指が白狼病のような状態になった人のことを思い出しました。

その人〈62歳?〉は、サラリーマンを定年退職した後、稲作を始めました。

大型機械が入らないような山間の小さい田んぼばかりを引き受けて。

小さい田んぼばかりだと、作付け面積に比べて畔の面積の割合が高くなります。

で、来る日も来る日も草刈り機で畔草を刈っているうちに手の指がおかしくなったようです。

現在は、振動の少ない電動草刈り機を使ったり、他の人に手伝ってもらったりしているそうです。

 

… やる気はあるんだけど体がそれに付いていかない …

とくに力仕事をしていなかった人は力加減がわからないので〈私も含めて〉、気をつけないといけませんな。

 

話は変わりますが、草刈りをしていたとき、季節外れのブルーベリーが12個生っているのに気づきました。(右上写真)

1円玉ほどの大粒で、1個口に入れると !

残りは家族へのおみやげです。

初めてのトウガラシの収穫

収穫したトウガラシ

先日友人が訪ねてきたときに畑のトウガラシを見て、

「ええのに育っとるのお。実もよう成っとる。 … 寒い時期まで株を持たせれば、甘みのある実になるわ … 。」

と言いました。

それを聞いて、

「実が全部赤なったら株も枯れるし、とうてい冬まで持たんやろ。 … おかしなことを言うわ … 。」

と思いつつも、彼の言ったことが引っかかっていました。

※ トウガラシの栽培は今年が初めて。
で、実が全部赤くなった時点で一斉に収穫し、その後株を引き抜いて畑の整理をするつもりでいたのです。

 

朝、たまたまネットでトウガラシの収穫の仕方について調べていると、

… 赤く熟したものから収穫していく … 全部熟すまで待っていると、株が弱ってしまう …

というようなことが書いてありました。

友人の言っていたことに合点がいきました。
〈あのときにすぐに友人に尋ねてみるべきでしたな〉

 

すぐにトウガラシの収穫に取りかかりました。

込み入った葉っぱと葉っぱの間に剪定ばさみの先を入れ、トウガラシの実の細い付け根からつ一つ切り取っていきました。

3時間ほどかかったでしょうか、最後になると集中力が途切れ、熟していない実や葉っぱをかなり切ってしまいました。

収穫量は(右上写真)を。

株が寒くなるまで持てば、まだまだ穫れるんでしょうな。

ピーマンとよく似ているので、12月まで行けるかも。

誰がするんでしょうな

切ったタラノキ

10月に木立の北側にある杉を20本余り伐採する予定です。

で、伐採作業がスムーズにできるようにそれらの杉の周りにあるタラノキを切りました。

※ タラノキにはとげがあり、それが作業服に引っかかることがよくあるのです。
木の伐採時にタラノキに気を取られると命取りにもなりかねません。
で、伐採予定の杉の周りにあるタラノ木をすべて切った次第です。

 

切ったタラノキを運び終わって(右上写真)ひと休みしていると、友人がやってきました。

「何の木を切ったんや。」

「タラノキや。杉を伐るときにジャマになるしのお。 … とにかく体の動くうちに杉を全部伐採して、次のもん〈木立を受け継ぐ人〉が楽に木立を手入れできるようにしておかんとな … 。」

「そりゃーええことや。 … わしも、今、ちょうどいらん〈不要になった〉ふとんとざぶとんを処分場に持って行って来たとこや。 … 家には処分せんならんもん〈物〉がまだまだいっぱいあるわ。 … 親が元気なうちに処分しておいてくれればよかったのに、とホントに思うわ … 。」

 

実は私の家にも、ベッド、タンス、布団、ござ  … 等、処分しなければならない物がたくさんあります。

年老いた両親は、 ” 処分しなければ ” という気持ちは強く抱いているものの、体が思うように動かなく処分できないでいるのです。

誰がするんでしょうな。