生産的なことや自分が采配できる世界を

知人を見送る … 2023 5.7 3:40PM 木立前で

終日雨。

プレハブ内で本を読んでいると、〈午前〉10時半頃に知人が訪ねて来ました。

「車が〈プレハブ前に〉あったんで、寄ったんや。上がってええか?」

「ああ、どうぞ。」

 

・この連休中に高校野球の春季大会を見るのに県庁所在地にある野球場に通ったこと
〈その知人の子どもはみんな一人立ちしていて親戚にも高校野球関係者はいません〉
・地域の子どもたちのバレーボールクラブの監督を辞めざるを得なくなったこと
・勤めていた頃に営業で出入りしていた家を久しぶりに訪ねたら、まったく歓迎されなかったこと … 等、
あれこれいろいろと話していました。

 

〈午後〉3時半頃でした。

「今から山へ行くわ。 … そこの事務所の人とトレイランのコースの環境整備について打ち合わせをすることになっとるんや。 … 今日はホントにじゃましたわ … 。」

と言い、帰って行きました。(右上写真)

 

退職後の彼〈知人〉が、最も時間をかけて力を入れているのは、年に1回秋に開催されるトレイラン大会の世話です。

… が、バレーボールや久しぶりに訪れた家からのような扱いを受けないとも限りません。

もしそうなった場合、折れるかも。

消費的なこと、他人に左右さることを少なくし、

生産的なことや自分が自由に采配できる世界に重点を移した方がよさそうですな。

ツマベニモミジとナンテンを移植

移植したツマベニモミジ

去年の今頃でした。

知人が、苗木らしきものが入った段ボール箱を抱えながらやって来ました。

「 … これ苗木や。こっちの3本がツマベニモミジいうて珍しいモミジや。秋になったらこの辺には見られんようなきれいな色になるんや。 … 残りの1本はナンテンや。〇〇ナンテンいうてこれまた珍しいもんや。 … あんたんとこ広いし、植えたらええわ … 。」

と言うと、そそくさと帰って行きました。

※ その知人は時たまやって来て一方的に話すことが多く、そのときもそうでした。
山へよく行っている男です。
上記に ” 〇〇ナンテン ” としたのは、品種名を聞いたけど思い出せないのです。

 

彼が帰った後箱の中を見ると、苗木というよりは地面から出た新芽をただ引っこ抜いたような状態のものが無造作に入れてありました。

いずれも根っこに付着していた土が剝れてしまっていて、根っこが露わになっていました。

すぐに手元にあった鉢に培養土を入れ、それらの ” 苗木 ” を植えて水をやりました。

元々丈夫な ” 苗木 ” だったようで、何とか枯れずに今日に至った次第です。

 

珍しいモミジとナンテンに出会ったのも何かの縁 … 。

大事に育てていきたいと思っています。(右上写真)

※ 【ツマベニモミジ】 漢字では【爪紅紅葉】
葉の先端が爪のように赤く染まることからだそうです。

10年後どんな思いで草刈りを

草刈り終了 … 伐採跡地で

午前中に3時間半、午後に2時間半、合わせて6時間ほど草刈りをしました。

予定より早く刈り終わりました。

 

今日刈ったところは、伐採跡地です。(右写真)
〈今年の1月と3月に40本余りの木を伐採したその跡地です〉

同じ地面でも、木があるのとないのとでは、草刈り作業の進捗状況に差がでてきます。

木がないと、いちいち回り込んで刈る必要もなく、すんなりと刈り進めます。

切り株の高さが低いことも、草刈りの進捗に大いに関係します。

今回の伐採はプロの方がしたので、切り株が地面より少し上がっている程度なんです。
〈私が伐った場合より少なくとも10㎝は低いですな〉

 

… が、喜んでいられるのも今回だけかも。

木を伐った分日当たりがよくなりましたので、今後たくさんの草が生えてくることが予想されます。

それも日陰に生えるようななよなよしたものではなく、がっしりしたものが … 。

 

とにかく伐採跡に ” 何か ” を植え、それが早く大きくなって木陰をつくり、草を生えなくしてくれることを願うだけです。

その ” 何か ” をまだ決めかねているのです。

クリ? サクランボ? ビワ? ザクロ? イチジク? … …

昨日訪ねて来た知人が、

「全部桜にして、みんなで花見をしようや。」

と。

 

10年後、76歳の私が、今日草刈りしたところをどんな思いで草刈りをしているやろか。

雨が降る前に

ふるいにかけた灰

朝、親戚から、

「 … 今日、ウチの年寄りと〇〇に野菜苗を買いに行くつもりやったけど、急に田植えの手伝いを頼まれて、そっちに行かんならんのになったんや。明日雨なんで前倒しになったちゅうことや。 … で、悪いけど〇〇まで年寄りを連れて行ってくれんかのお … 。」

との電話がありました。

〇〇といえば、たくさんの苗を扱っているJA〈農協〉の販売店 … 近いうちに私も行くつもりでしたので、OKの返事をしました。

 

〇〇に着くと満車状態に近く、お客さんだらけ。

それらお客さんに混じって野菜苗を見て回っていると、

「明日雨やし、今日植えればちょうどやな … 。」

というような声がけっこう聞かれました。

… 確かに …

結局私は一つも買いませんでしたが〈畝をまだつくってないのです〉、いろいろな新鮮な緑色の苗に囲まれているだけで楽しく、
苗のボットが入った箱を大事そうに抱えて帰って行くお客さんの様子を見ていると、私までうれしくなりました。

 

木立に戻ってくると、近くの畑で、集落の人がカボチャを植えるための準備をしていました。

「雨が降ったら畑がぐちゃぐちゃになるし、今日のうちに整備しておかないと。」

とのことでした。

私も、乾いているうちにと先日の焼却の灰をふるいにかけて容器に納めました。(右上写真)

 

みなさん、雨が降る前にすることが、それぞれありますな。

ジャガイモの芽かき

今のジャガイモの様子

ジャガイモの茎が10㎝を超えるまでに成長しました。(右写真)

いよいよ芽かき … ジャガイモの芽かきは、茎の丈夫そうなものを1~2本残し、他は取り除いてしまいます。

そうすると、大きなジャガイモが穫れます。

ジャガイモをつくるようになってから、毎年そのようにしてきました。

 

… が、集落の野菜づくりの上手な方が、次のように言っているのです。

「ジャガイモの芽かきをすれば、そりゃー、でかいジャガイモが穫れるわ。 …  そやけど、わしんとこみたいに年寄り夫婦だけの家〈うち〉には、もうでかいジャガイモはいらんのや。食べ切れんのや。 … むしろ手頃なでかさのジャガイモの方が扱いやすいわ。 … で、今は昔ほどていねいに芽かきをしとらんのや … 。」

 

… 一理ありますな …

私のところも、今や年寄りばかりの4人暮らし。

子どもたちが家にいた頃に比べ、まずお米が減らなくなりました。

他、お菓子、果物、飲み物 … 等、いつまでも残っていることがよくあります。

ひょっとしてジャガイモも同じかも … 。

※ 〈プレハブで〉昼食にジャガイモを茹でて食べることがありますが、たしかに大きいものより手頃な大きさのものの方がすんなりと食べられますな。

 

家で料理をするのはほとんど妻 … ジャガイモの大きさについての思いを聞いてみようか。

それから芽かきをすることに。