秋はまだしばらくおあずけのよう

木立の山桜に止まっているアブラゼミ

朝、木立前の道路を歩いていると、軽トラが止まりました。

集落の住人〈建設業:自営〉でした。

「おはようございます。たいへんですね。お盆も仕事で … 。」

「なんもや。いま、墓参りの帰りや。… ここしばらくは、雨で仕事ができんのや。 … 今日も仕事なしや。 … アンタこそ、いつも草刈りようしてたいへんや。 … お盆に草刈機のエンジン音出したら目立つし、今日はじっくり休んだほうがええわ … 。」

 

おっしゃる通り。

地獄の閻魔様もお休みになるという日〈8月15日〉に草刈りをする気はありません。

お言葉に甘えてじっくり休むことにしました。

 

ユーチューブに飽きると外に出て、アサガオを眺めたりミニトマトを捥いで食べたりしながらのんびりと過ごしました。

彼〈住人〉が言ったように、草刈機、チェンソー、トラクターのエンジン音は一切なく、人工音は、時折木立近くの道路を通る車の音だけでした。

その分セミの声が、いつもより大きいように感じました。

 

で、そのセミですが、以前は少し近づいただけですぐに逃げたのに、

最近はかなり近づいても逃げず(右上写真)、また、動きも緩慢になってきたようです。

最期にさしかかっているのでしょうか。

 

ということは、秋?

でも、予報によると20日過ぎからまた暑さがぶり返すとのこと。

秋はまだしばらくおあずけのようですな。

突き出た分の実は自然に返す

棚から突き出た小玉トマト

トマトの棚をつくったのは7月半ばでした。

棚の材料の竹やネットなどは、ブルーベリーに使っていたものをそのまま利用しました。

※ 詳細については、7.14付ブログ記事『夏の楽しみが一つ増えました』をご覧ください。

 

そのときからやがてひと月になろうとしています。
〈おかげさまで今のところ鳥害なし。〉

見てよし、食べてよしのトマト … 豊作です。

上記に … 夏の楽しみが云々 … とありますが、十分に楽しんでいます。

 

が、一つ問題があるのです。

棚をつくって以降もトマトの茎は伸び続け、

今やほとんどの茎が、2m高の棚の上部を覆っているネット〈網目30㎜〉を突き抜けています。

そして、それらの茎から分かれた枝にはたくさんの実が付いています。(右上写真)

ネットに覆われていない実です。

今はまだ青い段階なので大丈夫ですが、そのうちに色づくと、カラスやヒヨドリに … 。

で、近いうちに鳥よけテープを張ろうと考えていました。

※ 鳥よけテープ … スイカ畑やウリ畑でよく見かける、風にあおられてキラキラ光るテープ。

 

すると〈前回のブログ記事での〉友人が、

「鳥よけテープ? … べつにトマトで生計立てとるわけでないし、 … それに十分に収穫もあって楽しんだんならそれでええではないか。 … オレなら … 突き出た分の実は自然に返すけどのお … 。」

と。

いずれはみんなで楽しみたい

山桜の木立

帰省している友人が訪ねて来ました。

開口一番
「この暑さどうにかならんかのお。 … 暑うて屋敷の手入れが進まんで困ったわ。 … 作業しとる時間よりシャワー浴びとる時間の方が長いくらいや … 。」

※ みなさん状況はよく似ていますな。

 

山桜の木立を歩きながら話しているときでした。(右上写真)

「オマエんとことオレんとこ、暑いのは同じやけど、木立がある分蝉の声よう聞こえるわ。 … 蝉の声うるさがる人もおるけど、オレは好きや。 … 豊かな自然に包まれとるいう感じや。 … … 〈上を見て〉枝もえらい広う張っとるし、ええ木陰にもなっとる。 … この木、山桜か? 10本ほどあるみたいやな。 … 伐らんとって残しといた方がええと思う。 … … 蝉の声はよう聞こえるし、木陰に涼まれるし、風除けにもなるし … そして、夏の木立からの風は涼しいし、春には花見もできるわ。 … おまけに草も生えにくいし、いいことずくめや … 。」

 

… … 同感。

私が5~6年かかってたどり着いた考えを、彼は一瞬のうちに言い放ちました。

テーブルと椅子を置いた3m四方の屋根のある簡易な休憩所を設けたい、と前々から思っています。

もちろん昨日倒れた簡易テントよりもっとがっしりしたものを … 。

山桜の木立 … ひとりで楽しむには贅沢過ぎ … 。

いずれはみんなで楽しみたいですな。

なんかいいアイデアはないでしょうか

木立の杉

午前中、カボチャとミョウガの収穫をしたまではよかったけど … 。

午後になるとやる気が …

暑さのせいかな?

いや、夏バテかな?

冷房の効いたプレハブで横になり、見るともなしにユーチューブを見ていました。

 

〈午後〉3時過ぎでした。

集落のおばあちゃんが訪ねて来ました。

「あんたんとこの前通ったついでに寄ってみたんや。 … お休みんとこいきなり来て悪いのお。 … 薪のことやけど … 木立の前に薪いっぱい積み上げてあるけど、薪にする木は足りとるんかいのお。 … 実はウチに伐り倒した木が8本あるんや。どれもみんな短いのに切ってあるし、すぐにでも薪に割れるわ。 … … 全部持って行ってくれんかのお … 。」

 

「暑い中、わざわざありがとうございます。 … おばあちゃんもご存知のように、〈木立に目をやりながら〉私のところには伐り倒したい杉はまだ150本ほどあります。(右上写真) … で、しばらくはそれらがなくなるまで順に伐って薪にしていくつもりでいます。 … … せっかくのお話ですが … お断りすることになって申し訳ありません … 。」

と、丁重にお断りしました。

 

今回とよく似た話が過去にも2回ありました。

そのときも丁重にお断りしました。

なんというか、くれる方ももらう方ももったいなく思うようなスッキリしない話です。

なんかいいアイデアはないでしょうか。

何回撒いても農薬を撒いたことにならない

実になりつつあるカボチャの雌花

先日、『べと病』を防ぐためにカボチャの葉っぱに農薬を散布しました。

※ 詳細は、7.25付ブログ記事 [カボチャは『べと病』?] をご覧ください。

何とか『べと病』は防げたようです。

実になりつつある雌花も増えてきました。(右上写真)

 

… が、一部の葉っぱに白い点々が … 。

『うどん粉病』です。

… また、農薬散布をするのか … まるで農薬漬けじゃないか … このまま自然の状態にしておいてダメになったらダメになったで … 縁がなかったと思って諦めよう … 

という思いになりました。

その一方で、

… 近いうちに収穫できそうな実が7~8個あるし、『うどん粉病』をクリヤーできれば、秋には30個は収穫できる …

という思いにもなりました。

 

たまたま集落の作物に詳しい方に出会いましたので、そのことを話してみました。

「まあ、なんもやらんのが一番やけど。 … そこまで世話したのにもったいないのお。 … ” イオウフロアブル ” やればどーや。 … ” イオウフロアブル ” は、何回撒いても、農薬撒いたことにはならんのや … 。」

とのこと。

 

わかったようなわからないような … 。

とにかく近くの農協販売店で買ってきて〈1ℓ 960円 税込み〉すぐに散布しました。

農薬であるものとそうでないもの、いろいろあるんですな。

勉強していきます。