そう遠くない将来の自分の姿

集落の神社で … 新年を祝う行事

昨晩、父曰く、

「明日雪かきしてほしいんや。 … 今まで〈家の〉玄関前だけは自分の仕事やと思うてずっと雪かきしてきたけど、今回は腰が痛て〈痛くて〉できんのや。」

※ 玄関前はそれほど広くないのですが … やはり歳なんでしょうな。
今までほんとうによくしてくれました。
もちろん今朝私のほうで雪かきをしました。

 

〈午前〉9時頃、プレハブの近くに住んでいる独り暮らしのおばあちゃん〈80半ば?〉が訪ねて来ました。

手に持っている灯油ストーブのタンクを私に見せながら、

「〇〇さん〈私のこと〉、灯油ストーブ買うたのはよかったけど、タンクのふたの開け方がわからんのや。 … どうすれば開くんかのお … 。」

ネジ式のふたではなく、つまみを引っぱって開ける方式のものでした。

実際に開けて見せ、おばあちゃんにも同じことを2回してもらうと納得して帰って行きました。

 

午後集落の神社の正月行事があり、始まる直前のことでした。(右上写真)

参加者が祭壇に向かって静かにしていると、後ろの方で音がしました。

振り向くと、おばあちゃん〈独り暮らしで80過ぎ?〉が入ってきたところでした。

集落の一員として参加しなければならない、という強い気持ちから雪の中をてくてく歩いてきたようでした。

 

父を含めた3人の高齢者の姿が、

そう遠くない将来の自分の姿に見えました。

あとは誠心誠意やるしかないですな

雨に打たれる木立の木々

「当分屋外作業はできんな」と思いながら、雨に打たれる木立の木々を眺めていると、班長さんが訪ねて来ました。(右写真)

※ 【班長】
私の住んでいる集落では、集落の行事を円滑に運営したり配布物を迅速に届けたりするために、班〈グループ〉が設けられています。
近隣の10軒ぐらいが一〈ひと〉班となっていて、そこのリーダー役が班長です。
訪ねて来たのは、私の所属する班の班長さんでした。

 

次年度の班の活動についての話がひと通り終わった後、

私が、

「ところで … 班長さん、ウチの班が〈集落の〉集会所の掃除をするのはいつでしたっけ? … 今年も残すところあとわずかで、〈掃除〉日が取れないんでは … 。」

と尋ねると、

… … …

班長さん曰く、

「そうやった。すっかり忘れとったわ。 … 他の班がきちんと掃除しとるのに、ウチの班だけしなかったのは問題や。 … 忘れとったって言い訳にもならんしのお。 … … だいぶ遅れてしもうたけど、正月明けたら班員が集まって掃除せんか … 。」

とのこと。

※ 【〈集落の〉集会所の掃除】
班の活動の一つとして、〈集落の〉集会所の掃除があります。
私の所属する班は、12月にすることになっていたのですが、
… … 上記の通りです。

 

とにかく気づいてよかったです。

遅きに失しましたが、あとは誠心誠意やるしかないですな。

来年から年賀状を出さないことに

今日買ってきた年賀状

年賀状について … 定年退職したときから思っていたました … 止めようと。

が、 … それではお世話になった人に申し訳ない … と思い、出し続けてきました。

そうしているうちに、4回目の年末を迎えました。

その間、自ら求めてかつての仕事仲間と会ったり、職場に顔を出したりすることはありませんでした。

毎日木立の手入れであれこれと動き回っていました。

勤めていた頃の出来事は、遠い存在になってしまいました。

で、お世話になった人たちへの感謝の念は胸の裡に秘めつつ、年賀状を出すのを止めることに決めました。

※ 必要なときは、ケータイ、メール等で連絡を取り合えばいいんですよね。

 

年賀状を止める場合についてネットで調べました。

… 年賀状をもらっても出さなければいい … そうすればそのうちに来なくなるから …

というような例が紹介されていました。

… … …

 

今年を最後にし、来年から出さないことにしました。

投函期限が迫っていますので、さっそく年賀状を買ってきました。(右上写真)

で、買ったのはよいけれど、

どういう文面が失礼にあたらないのか … 。

またまたネットで調べました。

いくつかの文例が紹介されていました。

私の心情に最も合うものを選び、そのまま書き写しました。

 

あとは増刷し、宛名を書いて投函するのみ。

年賀状 … ありがとう。 … さようなら。

人生の多感な時期は過ぎてしまいましたが

木立前 2020 12.15 3:30PM

雪がちらつく寒い日になりました。(右写真)

午後、久しぶりに知人が訪ねて来ました。

「寒てずっと家におったけど飽きたんで、しゃべりに来たわ。 … 入ってええか?」

「どうぞ。」

 

「あんたんとこ、子どもみんな、もう学校卒業しとるけど、けっこうお金かかったやろ。」

「それなりに。」

「実はわしんとこの子どものことやけど … 高校卒業した後、大学行きたいていうたらどうしよう … 。」

※ 彼〈知人〉には、まだ高校生の子ども〈息子さん〉がいます。

「行きたいって言ったら、行かせてあげればいいじゃないですか。」

「そやけど、お金がかかるしな … 。」

「〇〇さん〈知人〉のことだから、もうある程度の準備をなされていることと思います。
差し出がましいようですが、
… 息子さん以外に何にお金をかけるんですか。
… 息子さんはまだ若く、考えも柔軟で、彼なりの夢を抱いていることと思います。
… 同期では、彼のような若者たちがいっぱいいます。
… そのような若者たちが広範囲から集まって来て、人生の多感な時期に自由に考えたり行動したりする … 利害関係なしで … 。
悪くないことだと思うんですが。」

 

彼が帰った後、ふと思いました。

… 今の私は学生時代の延長線上にいるのではないかと。

… 人生の多感な時期はとっくに過ぎてしまいましたが。

のどかな秋の一日でした

まだ残っていた玉切りを終えることができました

午前9時頃だったでしょうか。

野外焼却〈野焼き〉の火の様子を見ていると、知りあいがやって来ました。

天気がよいので、寄ってみたということでした。

焼却場のそばで温まりながら小一時間世間話をしました。

彼〈知りあい〉が帰った後、木立で少し作業をし、早めに昼食にしました。

 

昼食を食べ終わると、すぐに玉切りに取りかかりました。
〈もたもたしているとすぐに日が暮れますからね〉

1時間ほどすると、隣接地〈山林〉の草かげで、何かガサゴソと … 。

その音がするところをジッと見ていると、

なんと隣家の主が鎌で草を刈っているのでした。

「おつかれさま」と声をかけると、

「あんたも、木いっぱい伐ってたいへんやったろ。 … 明かるなって見通しもようなったな。 … おまけに天気もええし、ホントに気持ちいいわ。 … まあ、がんばれや。」

とのことでした。

おかげさまで、まだ残っていた玉切りを終えることができました。(右上写真)

 

で、ひと休みしようとプレハブに戻ると、

プレハブから少し離れた道路の縁石に3人のおばあちゃんが腰を降ろし、ひなたぼっこをしながら話していました。
〈田舎道ですので、交通の妨げにはほとんどなりません。〉

 

今日は、午前中はそうでもなかったのですが、午後はぐっと気温も上がり、暖かい日となりました。

のどかな秋の一日でした。