『年金請求書』を書くまでに至ったのは

窓外の雨に濡れる木立を眺めながら〈ちょっと暗いかな〉

ここ3日間は春そのものの陽気だったのに、今日は一転して雨。

この雨は明日に雪に変わるとのこと。

そして、明後日、明々後日は猛吹雪とか。

まさに三寒四温を地で行くような天気ですな … 。

 

窓外の雨に濡れる木立を眺めながら(右上写真)、先日届いた『年金請求書』を書くことにしました。

書き方の説明文の冒頭に、

… 65歳を迎えられる年金受給権者のみなさまへ …

とありました。

学校を出て就職し、定年後木立を動き回っているうちにいつの間にか65とは … 早いものですな。
〈6月に満65歳となります〉

請求書の中に、

① 65歳から年金を請求する。
② 繰り下げを希望する。

という選択肢がありました。

ためらわずに①を選択しました。

… 心身の健康なうちに、お金の許す範囲内で好きなことをする …
〈私の強い思いです〉
60歳で定年退職した後、年金もあたらないうちにすでに好きなことをしていましたが … 。
〈スンマセンな〉

 

今思うと、

勤めていた頃、上司、同僚、お客さまにはほんとうによくしていただきました。

家族や親戚の支えも多々ありました。

『年金請求書』を書くまでに至ったのは、みなさまのおかげと深く感謝しています。

 

願うは、

… 好きなことをしているうちに、それが何がしかみなさまのお役にも立っていた。 …

ということかな。

” 有難迷惑 ” とはおくびにもだせない

折れて家に寄りかかったままになっている梅

2か月ぶりに隣集落の知人に会いました。

近況について話していると、

「 … ところで、〇〇さん〈私のこと〉とこの木立の木 … 見るたびに減ってますね。いずれは全部切ってしまうんですか?」

と尋ねられました。

「そうです。体の動くうちにそうしたいと思っています。建材にもならない木を次の代に残しても困ると思いますし … 。 理想を言うなら、簡単な除草だけで維持できるような形にしておきたいと考えています。」

と言うと、

「そうでしたか。 … 実は、私も庭木の手入れのことで迷っているんです。 … 今回の大雪で、庭に植えてあった松や椿がかなり折れてしまい、庭とは言えない様相です。 … どれも亡き父が植えていったものです。 … とくに松は大きくなり、今では脚立に上らないと手入れができません。 … それも1本や2本ではないのです。 … 幸い今の大きさならまだ業者さんに頼まなくても、自分で伐採できそうです。 … 子どもに残しても有難迷惑でしょうし … 。」

 

私の家にも、今回の大雪で折れた梅があったのでした。(右上写真)

※ 詳細については、1.11付ブログ記事『都会はコロナでこちらは大雪でたいへん』をご覧ください。

私の父は健在ですので、” 有難迷惑 ” とはおくびにもだせませんな。

足許がよくなり次第、粛々と処理します。

難しい時代ですな

木立にある竹チップの山

昨秋木立前にあった竹チップを運んだ方が訪ねて来ました。

※ そのときの様子については、2020 10.17付ブログ記事『神様が休むことを許してくださらない』をご覧ください。

 

「突然伺って申し訳ない。 … 竹チップのことやけど、木立の中にまだ残っとるかの?」

頷くと、

「よかったわ。 … 実は、人から頼まれたんや。 … カブトムシの幼虫欲しいて … 。」

要領を得ずにいると、

「いまコロナ流行っとるやろ。 … で、子どもら外であんまり〈あまり〉遊ばんで、ウチの中にずっとおるらしいんや。 … それで、どういうわけか知らんけど、カブトムシの観察してみようかという子がけっこうおるらしいわ … 。」

納得した旨伝えると、

「ありがとう。 … 近いうちに改めて取りに来るわ。 … そうや、〇〇さん〈私のこと〉、下手に野菜づくりするよりカブトムシの方が儲かるて話や … 。」

と言いながら帰って行きました。

 

木立の竹チップを確認に行きました。

雪もすっかり消え、竹チップの小山が露わになっていました。(右上写真)

… 野菜づくりより儲かる …

なかなかいい話です … が、私には向かないようです。

 

できれば、子どもたちがいつでも木立に入って自由にカブトムシを採集できるようにしたいのですが、

事故のことを考えるとそこまで踏み切れないのです。

難しい時代ですな。

無理なくさせていただいております

鮮やかな炎

煙突掃除を始めようとすると、知人が訪ねて来ました。

※ 上記知人については、2020 8.16付ブログ記事『これでいいじゃないですか』をご覧ください。

知人

「元気やったか。 … 雪続きで外仕事できんけど、毎日何しとる。」

「雪かきをしています。 … それ以外のときは、たいていここ〈プレハブ〉で、本を読んだりネットを見たりしています。」

知人

「そうか。よう似たもんや。ワシんとこはネットないんでテレビ見とるけどな。 … テレビいうたら、コロナで生活困っとる人の番組、よう見るわ。 … つくづくええときに止めた〈定年退職した〉と思うんや。 … そりゃー、細々とした生活しかできんけど、 … よう考えたら、幸せなんかもしれんなあ。 … あとは自分の好きなことして、みんなが喜んでくれれば言うことないわ。」

等々、2時間ほど話すと帰って行きました。

 

その後、煙突掃除をしました。

それが終わると、掃除をしたばかりのストーブの炎(右上写真)を見ながら、知人の言葉を思い返しました。

 

… 自分の好きなことをしてみんなが喜んでくれる …

難しいですな。

で、

… 無理しないでしていることがみんなの役に立っている …

に置き換えて考えてみました。

・集落の世話係〈書記〉
・木立の手入れ及び木立前公道の除草
・イノシシ防護策設置の手伝い

無理なくさせていただいております。

行く1月・逃げる2月・去る3月かな

青空に映える木々 2021 2.1 10:00AM

はや2月。

時折青空に映える木々を見上げながら、木立を回りました。(右写真)

プレハブに入り、外套を脱いでストーブの傍に座ると、知人がつぶやいていた

・行〈〉く1月〈ちがつ〉
・逃〈〉げる2月〈がつ〉
・去〈〉る3月〈んがつ〉

の言葉がふと頭に浮かびました。

 

昨日、知人が訪ねて来ました。

彼〈知人〉は、5年ほど前に一度定年退職をし、その後も延長してずっと働いています。

が、近々それも終わり、再度の退職となります。
〈以後仕事はしないとのこと〉

「ワシ、この間、仕事でミスをしてしもうたんや。 … 大事に至らんでホッとしたわ。 … 今までそんなこと一回もなかったのにのお。 … 勤めも残りわずかやし、最後の最後まで気を引き締めてやっとるつもりやったのにそんなザマや。 … 気持ちのどっかに弛みがあるんかのお … 。」

「そのような気持ちで仕事をなされていれば大丈夫ですよ。 … オーバーワークじゃないですか? … … 気を張り詰めてばかりいると、燃え尽き症候状態になりますよ。 … 退職しても先が長いから、とにかく健康に気を付けないと。 … 」

 

2時間ほどあれこれ話をすると、冒頭の『行く1月 … … 』をつぶやきながら帰って行きました。

懐かしく思いました。

いずれは彼にもそうなる日が来るんでしょうね。