人生の多感な時期は過ぎてしまいましたが

木立前 2020 12.15 3:30PM

雪がちらつく寒い日になりました。(右写真)

午後、久しぶりに知人が訪ねて来ました。

「寒てずっと家におったけど飽きたんで、しゃべりに来たわ。 … 入ってええか?」

「どうぞ。」

 

「あんたんとこ、子どもみんな、もう学校卒業しとるけど、けっこうお金かかったやろ。」

「それなりに。」

「実はわしんとこの子どものことやけど … 高校卒業した後、大学行きたいていうたらどうしよう … 。」

※ 彼〈知人〉には、まだ高校生の子ども〈息子さん〉がいます。

「行きたいって言ったら、行かせてあげればいいじゃないですか。」

「そやけど、お金がかかるしな … 。」

「〇〇さん〈知人〉のことだから、もうある程度の準備をなされていることと思います。
差し出がましいようですが、
… 息子さん以外に何にお金をかけるんですか。
… 息子さんはまだ若く、考えも柔軟で、彼なりの夢を抱いていることと思います。
… 同期では、彼のような若者たちがいっぱいいます。
… そのような若者たちが広範囲から集まって来て、人生の多感な時期に自由に考えたり行動したりする … 利害関係なしで … 。
悪くないことだと思うんですが。」

 

彼が帰った後、ふと思いました。

… 今の私は学生時代の延長線上にいるのではないかと。

… 人生の多感な時期はとっくに過ぎてしまいましたが。

のどかな秋の一日でした

まだ残っていた玉切りを終えることができました

午前9時頃だったでしょうか。

野外焼却〈野焼き〉の火の様子を見ていると、知りあいがやって来ました。

天気がよいので、寄ってみたということでした。

焼却場のそばで温まりながら小一時間世間話をしました。

彼〈知りあい〉が帰った後、木立で少し作業をし、早めに昼食にしました。

 

昼食を食べ終わると、すぐに玉切りに取りかかりました。
〈もたもたしているとすぐに日が暮れますからね〉

1時間ほどすると、隣接地〈山林〉の草かげで、何かガサゴソと … 。

その音がするところをジッと見ていると、

なんと隣家の主が鎌で草を刈っているのでした。

「おつかれさま」と声をかけると、

「あんたも、木いっぱい伐ってたいへんやったろ。 … 明かるなって見通しもようなったな。 … おまけに天気もええし、ホントに気持ちいいわ。 … まあ、がんばれや。」

とのことでした。

おかげさまで、まだ残っていた玉切りを終えることができました。(右上写真)

 

で、ひと休みしようとプレハブに戻ると、

プレハブから少し離れた道路の縁石に3人のおばあちゃんが腰を降ろし、ひなたぼっこをしながら話していました。
〈田舎道ですので、交通の妨げにはほとんどなりません。〉

 

今日は、午前中はそうでもなかったのですが、午後はぐっと気温も上がり、暖かい日となりました。

のどかな秋の一日でした。

友人が富有柿を持って突然現れる

友人が持って来た富有柿

丸太の積み上げ作業中に〈午前10時頃〉雨が降り出しました。

作業を止め、プレハブに入ってひと休みしていると、突然友人が現れました。

富有柿を持って。(右写真)

「びっくりしたやろ。 … ちょっと都合があって都会に戻るのが遅くなったわ。 … で、この前に聞いとった柿のことが気になって持って来たんや。」

【柿のこととは】

先日、友人が訪ねて来たとき、彼〈友人〉の庭に成っていた富有柿を3個持って来ました。
持って来るなり、彼は、その中の1個を丸かじりしました。
私にも食べるように言いましたが、私は歯が弱く、丸かじりができないので、残りの2個を自宅に持って帰りました。
1個は店頭に並べても十分に通用するような大きく立派なもので、もう1個は小ぶりのものでした。
夕食後に包丁で切って食べようとすると、もう小ぶりのものしか残っていませんでした。
選びようがないので、それを食べました。
〈味は good でした〉
彼が玉切りの手伝いのために2度目に来たとき、何気なしにその話をしました。
〈催促したわけではありません〉
で、都会に戻るのが遅くなり、時間に余裕ができたのでわざわざ持って来たというわけです。

 

せっかくですので、昼飯を食べに外に出、戻ってプレハブであれこれ話をしました。

先程〈午後4時過ぎに〉帰って行きました。

有り難いことです。

お礼はカツ丼定食だけでよかったのか

友人のおかげで玉切りも捗りました

〈午前〉9時過ぎに友人が玉切りの手伝いにやって来ました。

えらく張り切っています。

車から降ろしたのは、ガイドバー200㎜と400㎜の2台の立派なチェンソー。

※ 友人は山林を有していません。
屋敷には30本ほどの木は植わっていますが、どれもかわいらしい木ばかりです。
チェンソーも不要なくらいです。
それなのに2台も … 。
メカものが好きなんでしょうな。
〈本人も趣味で持っているようなことを言っています〉

 

彼の200㎜のチェンソーは軽量で片手で扱えますので、主に枝払いをしてもらいました。

私は、〈自分所有のガイドバー350㎜のチェンソーで〉主に玉切りをしました。

… 2台同時に使用しているときのエンジン音のかまびすしいこと …

実際の作業も、エンジン音負けすることなく捗りました。(右上写真)

2人で3時間ほどの作業でしたが、昨日の私一人の8時間分の作業量を優に超えていました。

おかげさまで玉切りも7割方終わりました。

作業後近くのうどん屋さんで昼食をとり、プレハブに戻ってしばらく休み、先程〈午後3時過ぎ〉彼は帰って行きました。

次回帰省するのは来年の1月になるそうで、再会を楽しみにしています。

 

ただ、

今回の彼へのお礼は、昼食の810円のカツ丼定食だけで済ませたのですが … … 、

果たしてそれだけでよかったのか … 。

朝日拝んで夕日眺めて時たま虹も見て

夕日を眺めていると東の空に虹が出ていました

雨の中、〈午前〉10時過ぎに友人が訪ねて来ました。

※ 友人 … 都会で働いています。
田舎の高齢者施設に入居している彼のお父さんの様子を見るために定期的に帰省しています。
で、私のところにもやって来ます。

 

昼食を食べるために近くのうどん屋さんに一度出たきりで、

あとは、ほとんどプレハブ内で、

互いの近況、今後の過ごし方、天下国家のことなどについて、いつものごとく脈絡のない話を延々としました。

夕方〈午後4時半頃だったかな〉、雨が止みましたので、木立をひと回りしました。

ちょうど木々の間から夕日が射してきました。

すると彼が、

「晴れた日はいつもこうやって夕日が射してくるんか。 … そりゃええわ。 … 夕日を見ると心が洗われるようや。 … おまえ、いつもこんな夕日見ながら生活できて幸せもんやなあ。 … … おまけに東の空は遮るものがなんにもなーて日の出も拝めるし。」

と言いながら東の方を振り向きました。

「おおっ、虹や! きれいな虹や!」

と、今度は驚いたように言いました。

東の空には、七色がはっきり区別できるのではないかと思うほどの大きな鮮やかな虹がかかっていました。(右上写真)

 

今しがた〈午後5時40分〉彼は帰って行きました。

… 朝日拝んで、夕日眺めて、時たま虹も見て、ホントにええなあ …

という言葉を残して。