4人が声をかけてくれたおかげで

切株の周りの土を取り除く作業を再開 … 奥の方に逆さまになっているのが先日引っこ抜いた切株です。

切株の周りの土を取り除く作業を再開。

※ 新たに切株の周りの土を取り除く作業に取りかかったときの様子については、前々回のブログ記事をご覧ください。

 

予報では夏日になるとのこと。
〈実際に最高気温が25℃を超えました〉

暑さで体が持たなくなったら、途中で作業を止めるつもりで再開しました。

 

スタートしたのは〈午前〉9時。

5分ほどすると、木立前道路に車が止まりました。

車から下りてきたのは集落の男 … 20分ほど世間話をしました。

で、その男と入れ替わるように、今度は親戚がやって来ました。

これまた15分ほど世間話をしました。

親戚が帰った後、しばらく作業をしたのですが、11時頃に他集落の男が声をかけてきました。

1年ぶりだったせいか、話に花が咲き、正午の時報が鳴るまでしゃべっていました。

結局、午前中は、半分以上の時間をおしゃべりに費やしましたわ。

 

午後は作業が順調に進むと思いきや、午前とは別の集落の男が「タラの芽とコシアブラを採らせてくれ」と訪ねて来ました。

つい長話をしてしまいました。

 

バテそうになったら止めるつもりでいた土除け作業 … 。

4人が声をかけてくれたおかげで、暑いさ中、朝の9時から夕方前まで適度に休みながら〈しゃべりながら〉作業を続けられました。

タイヤ交換で勝ったとか負けたとか

雨が降り、風も台風並みで寒い日でした。    2025 4.15 4:30PM 木立前で

午後、冬用から夏用へのタイヤ交換をしました。

交換中にふとかつて同じ職場だった同僚のことを思い出しました。

 

お互いに30代半ばの頃。

夏用から冬用のタイヤに交換する時期〈12月中旬以降?〉だったでしょうか。

… 彼〈同僚〉と私の会話 …

「あんた〈私のこと〉、タイヤ交換終わったか。」

「先日終わっとる。」

「タイヤ交換するのにどんだけの時間かかっとる。」

「 … 計っとらんけど、45分ぐらいかのお。」

「5分勝った! わしゃ、40分でできるんや。」

「 … … … 。 」

 

タイヤ交換で勝ったとか負けたとか、たわいない話をしていたんですなあ。

若かったんですわ。

※ パワフルな彼だったけど、定年前に病気で亡くなってしまいました。

 

で、68歳現在、タイヤ交換に要した時間は1時間余りでした。

30年以上前と比べ、15分ほど余計にかかっていますな。

何でかって?

タイヤを1本交換するごとに、腰をさすりながら2~3分休んでいるからですわ。

4本嵌め終わった暁には、大仕事を終えたかのごとく成就感いっぱいで、もっと休んでいますからな。

 

交換終了後、ガソリンスタンドに行き、給油のついでにタイヤの空気圧を調整してもらいました。

木立に戻ると、もう〈午後〉4時半。

風の強い寒い日でした。(右上写真)

お互いに海馬の機能が低下しました

置き忘れていったジャンパー

友人が久しぶりに訪ねて来ました。

※ 5日前に帰省した旨連絡を受けていました。
昨年の元日の大地震で、彼〈友人〉の屋敷に建っていた蔵が大きく傾きました。
で、その建物の〈公費〉解体が来月〈5月〉下旬に決まったそうです。
が、解体前に蔵の中に入っている物を整理しなければならなく、そのために帰省したということです。

 

「どうや、だいぶ片付いたか?」

「まあ、ボチボチや。 … 今回で全部片付かんかったら、解体前にもう一回帰ってくるつもりやし、何とか間に合うと思うとる。 … そやけど、おまえんとこの木立も来るたんび〈度〉に整理されとるのお。わしも頑張らんと … 。」

 

彼が訪ねて来たのは〈午前〉10時過ぎ。

いつのもごとく、夕方近くまで取り留めのない話をしました。

彼は来月に、そして私は再来月に満69歳を迎えることもあり、最近の物忘れの多さに話が盛り上がりました。

最後は

「お互いに海馬〈かいば:脳の一部〉の機能が低下してきとるいうことや。新しい記憶は、まず海馬に保存されるんやけど、その海馬が衰えてきとるんやからしようがないわなあ … 。」

ということで話がまとまりました。

 

彼を見送った後、プレハブに戻ると、〈彼の〉ジャンパーが置き忘れてありました。(右上写真)

連絡をすると、すぐに戻って来ました。

 

海馬の機能の低下を再認識しましたわ。

タラの芽が出る季節に

タラの芽 … あと3日ほどすれば収穫できますな

切株の周りの土を取り除いていると、集落の男がやって来ました。

 

「今年もタラの芽を採らし〈せ〉てくれんかのお。」

「〇〇さん〈集落の男の名前〉の山も、去年たくさんの杉を伐採して日当たりがようなったし、タラの木が生えてきたでしょうが。」

「それが何も生えてこんのや。 … で、今年もと … 。」

「ああ、必要な分採ったら連絡するし、残っとる〈残っている〉うちの半分ほど採ったらええわ。」

 

木立を所有するようになった10年ほど前は、タラの木は10本余りしか生えていませんでした。

が、木を伐採して日当たりがよくなると、見る見るうちにタラの木が増えました。

タラの木には棘があるので、服が引っかかって作業の妨げになることが多く、また、指なんかに刺さるとホントに痛い。

で、3~4前からけっこう取り除いているんだけど、なかなか減らなくて … 。

 

現在木立に生えているタラの木は、200本ほどか。

大きな木になると複数の芽が出るので、芽の数は優に300個を超えるだろう。(右上写真)

私の家族や親戚はタラの芽を好んで食べることもなく、春の訪れを味わう程度で、全部で70個もあれば十分。

残りは、今日訪れた集落の男と父の知人が半々に採るのが例年のパターン。

彼らの様子を見るに、食べるというよりむしろ芽をもぎ取ることを楽しんでいるようだ。

改めて家族に感謝

梅〈品種名:豊後〉の花

みぞれ降る寒い日。

寒の戻りですな。

プレハブに籠っていると、知人が訪ねて来ました。

 

「昨日、あんたんとこの前を通ったんやけど、薪割りで忙しそうやったし、声をかけんかったんや。で、今日は寒うて仕事しとらん思うて来たんやけど … 。」

「おお、大歓迎や。入れや。」

彼〈知人〉は私と同い年。

家庭の事情でまだ勤めており、来年度〈4月以降〉も続けるとのこと。

 

1時間余り話をしたろうか。

体力の衰えについてしきりに言うてましたわ。

彼には先祖代々からの広い山林があり、以前までは「山林の手入れは仕事を辞めてからや」と考えていたらしい。

が、最近の急激な体力の衰えにより、自信がなくなってきたという。

おまけに「昨日のあんた〈私のこと〉の働きぶり〈薪を割っている様子〉を見た限りではまだまだ行けそうや。ええなあ。」と言う始末。

 

私も、最近とみに体力の衰えを感じています。

彼との違いは、山林といってもわずか0,5haで、しかも勤めていないので、無理をすることなく自分のペースで手入れができることです。

幸いにも最も労力を要するような手入れは、ある程度体力があった60代前半に終えてしまっています。

狭い山林ながらも、今〈68歳〉から手入れに取りかかるとなると自信がありませんわ。

改めて家族に感謝ですな。

 

【追伸】

木立の梅の花がようやく咲きましたわ。(右上写真)