仲間ができたようでうれしい

野焼きの準備及び焼却場の掃除が終了〈運んだ枯葉はグレーのシートの下に〉

木立で枯葉を掻き集めていると、集落の男がやってきました。

・木立に積んである丸太は杉の木何本分に相当するのか?
・玉切りするのに要した時間は?
・玉〈丸太のこと〉を割る薪割機ってどんなものなのか?
… 等々

矢継ぎ早にえらい具体的に聞いてくるのです。

わけを尋ねると、

「近々家の周りの木を数十本伐ろうと思うとるんや。どうせ建材にならんのやし、あんたみたいに薪にしようと思うとる。燃やした後の灰も畑に活用できるしのお。 … 幸いに家〈自宅〉も集落の端っこにあるし、煙への苦情も出んと思うとるのや … 。」

とのこと。

 

彼は私より2歳年下で、退職後も近くの農業法人で働いています。

けっこう忙しいらしく、働く合間に、薪づくりをする余裕があるのかどうかを確かめたかったようです。

わかっていることをすべて話し、後日薪割機で薪割りの実演をすることも約束しました。

… 仲間ができたようでうれしいですな …

 

彼が帰ったのはちょうど正午 … 2時間も話していたんですわ。

昼食もそこそこに枯葉集めを再開し、焼却場近くまで運びました。
〈運んだ量は58㎝×58㎝×58㎝のフレコンバック10杯分〉

焼却場に残っていた灰もふるいにかけ、容器に保存しました。(右上写真)

その直後に本格的に雨が降り出しましたわ。

… めでたし、めでたし …

新たに運び込まれたアテの丸太と板

割り終わった薪を棚に積み上げていると、親戚がアルバイト先の職員の人と2tトラックに乗ってやって来ました。

荷台には、たくさんのアテ〈アスナロ〉の丸太と板が … 。

「前に言うとったアテの丸太と板や。置いてくわ … 。」

と、次から次へと荷台から降ろして帰って行きました。(右上写真)

※ アテの丸太を持って来ることは事前に聞いていました。
が、まさかそんなにあるとは。
軽トラにちょこっと積んで来るものと思い、「ついでに割ったるわ」と軽く返事をしたのでした。
〈アテの丸太と板は、アルバイト先で不要になったものとのこと〉

 

雨がいつ降り出すかわからないような空模様 … 薪を積み終えるや否や薪割りに取りかかりました。

結局全部割り終わるのに正午過ぎまでかかり、もうクタクタ … 。

昼食後、横になっていると、眠ってしまいましたわ。

 

夕方近くに自宅に戻り、ケンタ君〈飼い犬〉の散歩をしました。

すると、元日の大地震で飼い猫がいなくなったという家の主が、声をかけてきました。

「先日、猫が見つかったんですわ。40日ぶりです。 … その節は〇〇さん〈私のこと〉にもお手数をかけ … ホントにありがとうございました … 。」

※ その主のことについては、1.26付ブログ記事『いまやペットは家族の一員ですな』を参照。

 

… めでたし、めでたし …

雪が消え暖かくなったらまたひとがんばり

孟宗竹の竹やぶ跡で … 5年前の今頃は一面孟宗竹が密集していました。

若干の雪が降ったとはいえ、風もなく日が差し始めたので、木立をひと回りしました。

うっすらと雪化粧をしたところで足が止まりました。

かつて孟宗竹が密集していた竹やぶ跡です。(右写真)

※ 5年前の3月にすべて伐採しました。
当時伐採したきこりさんの話では、1,000本近く植わっていたとか … 。
竹やぶがあった頃の痕跡を留めるのは、今や切株のみ。
が、その切株も年々腐食してきて、あと3~4年もすると跡形もなくなくなってしまいそう。

 

先日集落のある男が言っていた言葉を思い出しました。

※ その男は、竹を無料で伐採する事業があることを知っていて、実際に私の所有地でそれを実践してくれました。

 

… あんた〈私のこと〉んとこの木立やけど、わしが孟宗竹を伐採した他に、あんた自身がけっこうな数の木を伐採したんで、日が当たるええ木立になってきた。
5,000㎡ほどの広さがあるみたいやけど、ここまでようがんばったわ。
世間では、放置林が荒れて騒いどるようやけど、その気になれば、たとえ一人でも何とかなるいうことや。
ここは、放置林再生の一つのモデルに十分なるわ。 …

 

たまたま好きでやってきたことが、結果的にはそのように評価され、うれしい限りです。

雪が消え、暖かくなったら、またひとがんばりですな。

警戒を怠らずに生活していきたい

夕日を見るとホッとします         2024 2.9 4:15PM 木立前で

4日前に友人が、昨日の午前には集落の男が、午後には集落の別の男が訪ねて来ました。

そして、今日の午後には他集落の男が訪ねて来ました。

いずれも特に用件はなく、地震後の中間状況報告ってとこですな。

みんな、元日の地震以来、家の片付け、災害ごみ出し、罹災証明書の申請などでたいへんだったようです。

地震発生後ひと月余り経ち、ようやくゆとりが出てきたという感じですな。

 

今日来た他集落の男は、出身地が震源地近くで、空き家状態の実家がそこにあります。

1週間ほど前に実家の様子を見に行ったときのこと。

家は瓦が数枚落ち、戸の建付けが悪くなった程度だったけど … 漁港を含めて集落全体の土地が隆起し、大半の住民は避難所で生活しており、なす術もなく帰ってきたという。

集落の責任者からも、もっと落ち着いてから来るように言われたらしい。

また、道路も酷い状態で、実家に辿り着くまでとても難儀したということでした。

帰り際

「おお、久しぶりの夕日や。何かホッとするわ … 。」

と言って、帰って行きました。(右上写真)

 

テレビや新聞では、

「ここ1~2か月の間に震度5クラスの地震が起こる可能性がある」

というようなことを言っています。

余震が減っているとはいえ、警戒を怠らずに生活していきたいと思っています。

井戸を点検しないと

木立脇にある井戸

昼食を終えて休んでいると、集落の男が訪ねて来た。

※ 彼〈集落の男:62歳〉は、2年前まで営業マンだった。
定年退職後は、アルバイトの傍ら屋敷の手入れに勤しんでいる。
彼と話すのは大地震のあった日〈元日〉以来。

 

話したのは、ほとんど地震のこと。

彼の親戚の数軒は震源地に近いところにあり、かなりの被害を受けたらしい。

それらの中ではいまだに断水が続いているところもあり、ちょくちょく彼の家まで風呂に浸かりに来ているとのこと。
〈これと似た話をよく耳にしますな〉

1時間余り話したでしょうか。

” 水が来ないことの不便さ ” を強調して帰って行きました。

 

同感。

飲み水がないのも困るけど、洗濯、風呂、トイレなどの水がないのも困りますな。

※ 幸いにも私の集落では、断水状態だったのは元日とその翌日だけで、それ以降は水が来ました。
飲める状態になるまで1週間ほどかかりましたが。

 

ふと、木立脇の井戸のことが思い浮かびました。(右上写真)

木立前の花壇や畑に撒く水は、すべてその井戸の水を汲み上げて使っています。

もし、水道の水が止まってしまったら、その水を自宅まで運んで、洗濯、風呂、トイレなどに使うことになるんですな。

が、待てよ … 。

大地震以来井戸水を汲み上げていないんだけど、地下水が以前のように正常に流れているのかな?

暖かくなったら点検しないと。