きのうの朝ハクビシンを見たんや

今のところ大丈夫ですな

朝、木立を回っていると、隣家の主に出会いました。

「おはようございます。蒸し暑いのに、朝から精が出ますね。」

「ああ、おはようさん。 … スイカが心配でのおー … 。」

「スイカ?」

「あと5日ほどで食べ頃になるんで楽しみにしとるんや。 … そやけど、ハクビシンに食べられるかと思うて … 。」

「ハクビシンって … どうしてわかるんですか。」

「見たんや。きのうの朝、スイカ畑の近くに居ったのを … 鼻んとこが白かったし、ありゃハクビシンや。あんなんに目付けられたらホントに危ないわ … 。」

 

… ハクビシン …

私も、5~6年前のある夕方、木立前で見たことがあります。

たしかに名前の通り、鼻が白かったですな。
〈ハクビシンは、漢字で『白鼻心』と書きます … 広辞苑第六版より〉

5月に色づいたイチゴが食べられたことがあったけど〈5.13付ブログ記事『五感をフルに使うべき』参照〉、犯人〈犯獣?〉としてハクビシンが考えられます。

 

上からはカラス、ヒヨドリ、下からはハクビシン、タヌキ、山手の畑になると、それらに加えてイノシシと、油断も隙もあったもんではないですな。

彼のスイカ畑を見るに、1m高までビッシリと防獣ネットが張られ、上部にはキラキラ光る防鳥テープが隈なく張られている。

大丈夫そうですな。

 

さて、ウチのトマトは大丈夫かな。(右上写真)

この先いったいどうなるんでしょうな

勢いが出てきたサツマイモ

前回は、ブルーベリー、トマト、キウイなど、自分の好きな食べ物をたらふく食べたいがためにつくっているお話をしました。

で、そのブログ記事を書いているときに、ふと先日知人が話していたことを思い出しました。

 

「 … 今は平和な時代やし、自分が食べたいものをつくっとられるんや。 … が、国に何か事が起こった場合、あるいは、外国から食物の輸入ができんのになったとき、そんな悠長なことはしとられんのや。 … 主食となる穀類をつくらなければならないことになるわ。 … そんな法律が最近国会を通ったんや … 。」

というような内容だったと記憶しています。

 

その法律の詳細についてはまだ調べていません。

が、法律で決まっていようがいまいが、食べ物が外国から入って来ないとなると、私のように畑のある者は、強制されなくとも穀類を優先的につくるでしょうな。

他、それに準じたイモ類やカボチャなども … 。

 

そりゃー、たしかにブルーベリーやトマトなど、自分のつくりたいものだけつくって楽しんどるきらいはあるけど、一方では、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、インゲン豆もつくっています。
〈来年はトウモロコシにも挑戦したいですな〉

今一つパッとしなかったサツマイモも、先日の雨で勢いが出てきて喜んでいる次第です。(右上写真)

 

この先、いったいどうなるんでしょうな。

不動産でなくて負動産の家や土地

今年2回目の草刈りをする

先日知人と話していると、空き家の除草のことが話題になりました。

彼〈知人〉曰く、

「わしんとこの近くに空き家があるんやけど、そこの屋敷から葛〈のつる〉がいっぱい道路にはみ出して来とるんや。で、はみ出した分はその都度切っとるんやけどきりがないし、いっそのこと庭に入って葛の根元を断ち切ろうと思うたんや。 … けど、親父が余計なことをするなって言うし … 。」

「難しい問題やのお。 … 近くにその空き家の親戚はおらんのかいな。 … まあ、おれば、つるが伸び放題になることもないわなあ。 … 一度町会長さんに相談してみればどうや … 。」

 

他人事ではありません。

私の場合は、空き家ならぬ空き地〈耕作放棄地と言った方が正確かも〉ですな。

自宅から離れたところに、かつては畑だった土地があるんですわ。

ほったらかしにしておくと草が伸び放題になり、彼の近くの空き家同様、近隣の人たちに迷惑をかけてしまいます。

で、年間5回草を刈っています。
〈今日はその2回目でした
(右上写真)〉

 

何も生み出さない土地だけど、所有しているだけで固定資産税を払わなければならなく、また管理もしなければなりません。

タダであげると言っても、もらい手もないのが現状です。

彼の近くの空き家もよく似た状況とのこと。

今や不動産でなく負動産の家や土地もけっこうあるんでしょうな。

お互いに歳をとりました

集落のため池

午前中、集落一斉の草刈りが行われました。

私たちの班は、ため池の周りの草刈りをしました。(右写真)

何しろ1年ぶりの草刈りなので、草ぼうぼう。

草の丈は1m近く。

草だけならまだしも、葛〈のつる〉が草を覆っているわ、木の枝葉が伸びていて作業の行く手を遮るわ、竹が池の際まで生え出しているわ … おまけに雨も降っているわでてんてこ舞い … 。

8時から作業を始め、約200mの周囲を刈り終えたのは10時近く。

参加した20名ほどの班員はみなくたくた状態だったけど、無事終了。

 

家に戻り、昨日の残り湯に浸って木立に出直すともう正午近く。
〈早朝に草刈機を取りに一度木立に来ています〉

雨は終日止む気配なし。

昼飯を食べた後久しぶりに読書をしていると、いつの間にか眠りに … 。

 

知人の呼び声に目が覚めました。

3か月ぶりでした。

彼〈知人〉は現在私と同じ地域に住んでいるけど、実家は元日の地震の震源地近くにあります。

家の状態はかなり酷く、公費で解体しようと思えばできるとのこと、

が、それをしてしまうと、自分が生まれ育ったふるさととの縁が切れてしまうようでなかなか踏み切れないでいるとのこと … 等、

あれこれ3時間ほど話していました。

 

帰り際足を引き摺って歩いているので、尋ねてみると、

「膝が痛て、手術をせんならんかもしれんわ。」

と苦笑い。

 

お互いに歳をとりました。

みなさん何でもよく見ていらっしゃる

木立前にあるレモンの木

朝、木立回りをしていると、隣家の主が声をかけてきました。

「あんたんとこのレモンやけど(右写真)、どんなんが生るかな?」

「生るかなって、 … まだ木が小さいんですよ。」

「いや、〇〇さんが、花がいくつか咲いとったと言うとった。」

※ 〇〇さん … 集落の80歳近くの男の方

「そうでしたか、気がつきませんでした。 … そうなら、どんな実がなるか楽しみですわ。」

 

木立前は100mほどにわたって集落の大通りに面していて、垣根や塀などもないので、通った人には丸見えです。

で、通った人から、木立前で見たことについて今朝のようにご意見をいただくことが多々あります。

 

先日のニンニクの収穫時のこともその一例ですな。
〈6.8付ブログ記事『感謝するのみ』を参照〉
他、
・「あんたんとこのジャガイモ、勢いがあってええわ。」
・「サツマイモ、肥やし足らんみたいやなあ。」
・「梅の木植えたるけど、品種は何や。」
… etc.

 

中には、野菜や樹木以外のことを言う人も。

高齢の集落のあるおばあちゃんでした。

「いつも木立をきれいにしてようやっとるけど、儲かりもせんのに何でそんなことをしとるんや … 。」

と。

まったく予期もしていなかったご意見〈ご質問?〉に応えることができず、ただ黙っていたのを覚えています。

 

みなさん、何でもよく見ていらっしゃるようですな。