6時半前に木立に着く。
すでに集落の男が、カブ畑で作業をしているではないか。
※ 集落の男については、前々回のブログ記事参照。
「朝の早〈はよ〉うからがんばっとるのお。」
「ああ、雨が降りそうやし、慌ててビニルシート(右上写真の奥)を被せとるんや。」
「そうか。わしも雨が降ってくる前に、畔草を刈り終えてしもうわ。 … 確認やけど、刈った草は全部溝に入れるんやったな。」
「そうや。そうしてくれるとホントにありがたいわ。」
※ 刈った草を全部溝に入れることについても、前々回のブログ記事参照。
厳密に言うと、私が依頼されている畔草刈りの仕事の内容は、草を刈り倒すだけ。
その刈り倒した草を集めて溝に入れるのは、農業法人の一員として働く彼の仕事。
… が、この暑い時期に、早朝から夕方遅くまで、しかも無休に近い状態で働いている彼の姿を見ていると、つい手伝いたくなってしまう。
彼は私より2歳年下で、定年退職してから農業法人で働き出した。
退職前も農業関係の仕事をしていたのだが、根っから農業が好きで、「働くのがオレの趣味や!」と豪語しているくらいだ。
また研究熱心で、今回の木立前の畑でのカブ栽培もその一環らしい。
手当無しで早朝、夕方、休日と働く男に、近くにいる者として微力ながらお手伝いをさせていただきました。(右上写真)