何事のおわしますをば知らねども …

神社前の除草をしました

明日は集落の秋祭り。

が、コロナ感染防止のためにお神輿と獅子舞はなし。

宮祭りのみ。
〈雨天でも実施〉

※ 【宮祭り】
神社で神主さんが祝詞をあげ、集落の班長や各種団体の長が玉串を神前に奉げる。

 

私は集落の世話係をしていますので、宮祭りの準備もしなければなりません。

準備の中には、神社前の除草もあります。

予報では明日は午前中は雨が降るとのこと。

宮祭りは〈午前〉10時から始まりますので、下手をすると雨の中除草をすることになるかもしれません。

雨合羽を着ながら何人もが草刈機で除草するのは危険です。

できれば避けたいですな。

 

幸いにも今日の午前中は晴れていました。

抜根跡地の整理も一段落していましたので、神社前の除草をすることにしました。

〈午前〉8時過ぎに神社に行きました。

集落の神社は山手にあり、付近は人家もまばらなのでとても静かでした。

草刈機のエンジンをかけ、それを背中に担いで作業を始めました。(右上写真)

 

聞こえるのは草刈機のエンジン音だけ。

一人だけで、しかも神社の除草をしていることもあってか、だんだん厳かな気持ちになってきました。

なぜかしら西行法師の歌

… 何事のおわしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる …

が、思い出されました。

 

… 生きている … というより

… おわします何事かに生かされている …

かたじけないことです。

一区切りついた抜根

電柱の支線に支障を来たすこともなく、無事に抜根が終わりました。

思っていたより雨が少なく、しかも早く上がりました。

地面もそれほど濡れていませんでしたので、抜根作業をすることにしました。

 

で、今日抜く切株の中に、電柱の支線の付け根近くにあるものがありましたので、念のために電力会社に連絡しました。

1時間ほどすると、電力会社の人がやって来ました。

「連絡しましたように、これが電柱の支線の付け根近くの切株です。切株といっしょに支線の付け根も抜けるとたいへんなことになりますので、事前に連絡いたしました。」

電力会社の人

「事前におっしゃってくださってありがとうございます。 … 〈切株の様子を見て〉ううん … 支線の付け根近くに根っこが一本伸びていますね。これがアンカーの下まで行っていたら問題ですね。 … この根っこだけ切株から切り離して抜かないようにしてもらえませんかね。 … あとは抜いても大丈夫だと思います。」

 

言われた通りに抜根しました。

抜根と同時に、抜かないつもりでいた根っこもいっしょに抜けてしまいました。

たぶん浅いところを這っていたんでしょうな。

アンカーはかなり深いところに打たれているらしく、電柱の支線に何ら支障を来たすこともなく、無事に抜根が終わりました。(右上写真)

 

おかげさまで抜根も一区切りつきました。

切株は少しずつ消却していきます。

『山林』扱いをするには無理が

無風ゆえ煙が真っ直ぐに上がっています。野焼き日和ですな。

雨上がりで無風。

〈午前〉5時20分より野外焼却〈野焼き〉をしました。

燃やしたのは先日引き抜いた杉の切株。

枝葉を燃やしたときほどに火の粉が散らず、煙も真っ直ぐに上がり、しかも昨日の雨で周りの地面が濡れていましたので、いつもほど心配せずに野焼きができました。(右上写真)

 

朝食後、焼却の火の様子をうかがいながら、ブロックを取り除く作業の続きをしました。

作業が終わったのは、〈午前〉11時過ぎ。

ひと休みしていると、役所の方が固定資産税の件でいらっしゃいました。

※ 現在プレハブと作業兼物置小屋〈自作で基礎なし〉のあるところが『雑種地』扱いになっていて固定資産税が高いので、固定資産税の安い『山林』扱いにできないか、と相談を持ちかけてありました。

 

… プレハブと作業兼物置小屋は基礎がなされていなく、住居でないことはわかります。それで『宅地』扱いでなく、『雑種地扱いとなっているのです。
『雑種地』の税は『宅地』の税の7割です。
で、『山林』扱いについてですが、たとえ山林を管理するための建物であっても、建物に電線が引かれていて、その前が100㎡ほどコンクリート面になっていると、『山林』扱いをするには無理がありますね … … 。

 

電線を切り、建物とコンクリートを壊そうか。

いや、それはできませんな。

『もう一人の自分』が健在である限り

畔草を刈り終えました

頼まれていた田んぼの畔草を刈り終えました。(右写真)

あとで係の方が報酬を持っていらっしゃいます。

報酬は草刈機の償却代と油代程度といったところでしょうか。
〈ホントに安い〉

半ばボランティアですな。

※ 他集落では刈る人がいなく、除草剤で済ませているところもあるようです。
当集落も、いずれはそうなるかもしれません。
除草剤で茶色に枯れた1mほどの畔草に囲まれた田んぼ … 田園風景とは言えないですな。

 

畔草刈り … 少々雑な作業をしても、報酬にはまったく影響しません。

やり直しをさせられたという話もこれまた聞きません。

楽をしようと思えば、できないわけでもありません。
〈一応係の方が除草跡を見にいらっしゃいますが〉

 

では、頼まれたからといって、報酬が安いからといって、半ばボランティアだからといって、お座なりでよいのか?

それはできませんな。

たとえ係の方が許してくれても、心の中の『もう一人の自分』が許してくれませんな。

 

見かけの自分は、歳とともに目、歯 … 等、体のいたるところが衰えてきました。

が、心の中にいる『もう一人の自分』は、かつての仕事に対する姿勢をいまだに保っているようです。

それゆえに今回の畔草刈りも、なんとか恥ずかしくない程度の仕上がりとなりました。

 

『もう一人の自分』が健在である限り、畔草刈りを続けたいと思っています。

みなさんもアサガオを楽しんでね

今回の雨で棚が一挙にアサガオでいっぱいに

春以降、短時間〈半日〉でこんなにも雨が降ったのは初めてです。

幸いにも今のところ、集落での雨による被害は聞いておりません。

※ 集落の世話係ゆえ、何かあった場合には応援に行かなければなりません。

 

例年この時期になると、草の成長に衰えが見えはじめるのですが、今年は季節外れの大雨の影響か、ますます勢いを増している様子が覗われます。

先日除草したばかりの薪棚前も、あちこちに青いものが目立ちはじめています。

ほかのところは推して知るべし。

まさに草、草、草 … … という感じです。

雨は明日まで続くとのこと … 明後日からは一週間ほど草刈りの日が続きそうです。

 

が、その一方で、よいこともあります。

今回の雨でアサガオのつるも一挙に伸び、棚が埋まりました。(右上写真)

※ 一週間前の8.11付ブログ記事『先人の言う通り体が一番』に掲載の写真と見比べてみてください。

あとは赤、紫、ピンク、白の鮮やかな花がいっぱい咲くのを待つだけ … 。

晩夏の清々しい朝、澄んだ空気の中で、〈横6m,高さ2,5mのサガオの大パノラマを見られるかと楽しみです。

 

棚をつくったとき、

アサガオにこんなデカい棚 … ちょっとやり過ぎかな?」

と思いました。

が、今やそんな思いは一切なし。

アサガオ棚は木立前道路から丸見え … みなさんもぜひ楽しんでね。