草庵で文に親しんで一日を過ごすつもりが

ちょうどおもしろいところを読んでいると、町会長さんが …

プレハブを揺するほどの強い北風。

時折舞い散る小雪。

最高気温は6℃とのこと。

冬へ逆戻りです。

風邪が完治していなく、今日は一日、プレハブ内で読書をするつもりでいました。

※ おかげさまで、何が無くても、今のところ、自由になる時間と薪だけはふんだんにあります。
〈ありがたいことです!〉

 

ここしばらくは西行関連の本を読んでいるのですが、 ” 草庵 ” という言葉がよく出てきます。
〈【草庵】:草ぶきのいおり。粗末な家 … 広辞苑第六版より〉

そのたびに、

「当時の ” 草庵 ” は、さしずめ今自分がいる ” 中古のプレハブ ” になるのかな」

と、思ってしまうのです。

まるで、” 出家者気分 ” です。

そして、今日もそのような気分に浸りながら、【西行花伝〈菊版〉:辻邦生著】を読んでいました。

P390~391で、これはと思う箇所に赤線を引きながら一人悦に入っていると(右上写真) … 、

「おはようございます。 … 〇〇さん、おるかねー 。」

という元気な声と同時に、プレハブのドアーが開けられました。

「この町会費納入通知を至急訂正してほしいんだけどー … … 。」

と、いうことでした。

草庵で文に親しんで一日を過ごすつもりが … 。

納入通知の訂正が終わったのは、午後2時過ぎでした。

思うようにいきませんな。

マスクも大事ですが食べものも大事です

水田でいう「荒起こし」がひと通り終わりました

6日前からはじめたサツマイモ畑づくり。

第一弾がやっと終わりました。(右写真)

※ 右写真で、奥の方にある三角形のニンニク畑を囲むように掘り起こしたところが、新たにサツマイモ畑となります。

わずか20㎡ほどに、のべ17時間ほど費やしました。

出た瓦礫は、一輪車15杯分ほど … 。

これで、畑づくりが終わったわけではありません。

水田でいうと、荒起こしが終わった段階です。

サツマイモの苗を植えるまでにするには、まだ、20時間ほどかかりそうです。〈苗植えは、5月上旬を予定〉

正午近く、老体〈おじいちゃんですからね〉に鞭打ってがんばっていると、町会長さんが、集落の行事中止の件で、やって来ました。

※ 集落の行事中止の件につきましては、前々回ブログ記事『本格的な春を控え一人悦に入っていると』をご覧ください。
時期が時期ですので、結局行事を中止にしました。

 

「あんた、よう精が出るのお。 … 行事中止の案内できたかの。 … … うん? そこにサツマイモ植えるんか。 … そりゃいいわ。」

と、言うので、

「マスクもトイレットペーパーも大事ですが、食べものも大事です。 … 食べものがなくなると、困るくらいじゃ済まないので、それで、できるだけ自給自足の生活をしたいなと考えています … … 。」

と、つい生意気を言ったのでした。

本格的な春を控え一人悦に入っていると

先日追肥をしたニンニク

先日追肥をしたニンニク(右写真)ですが、

育ち具合を眺めていると、

カエルの鳴き声がいつになく鮮明に聞こえてきました。

ふと 【啓蟄〈けいちつ〉】という言葉が浮かぶと同時に、本格的な春がついそこまで来ているんだなと思いました。

で、うれしいような浮き浮きした気分になり、一人悦に入っていると、副町会長さんが訪ねて来ました。

そして、

「今度の日曜日の〈集落の〉行事どうする?」

と言うのです。

? ? ?

「この間の世話係の集まりで、実施するって決まったではないですか。」

と、私が言うと、

「そうや。その通りや。 …  … そやけど、〇〇さんが、こんな時期にほんとにするんか、と聞いてきたんや。 … 〇〇さんがそう言うたちゅ〈という〉ことは、他にもそう考えとる人がおるちゅ〈という〉いうことや。 … 町会長が不在やったもんで、直接あんたんとこへ来たんや。」

ということでした。

「新型コロナウィルス感染症のことを言っているんですか?」

「そうや。 … テレビや新聞でも ” 自粛 ” をやかまし言うとるし、みんな気になっとるんや。」

… … …

副町会長さんと私だけでは決めかねますので、

再度町会長さんとも話し合うということで別れました。

今日は水曜日 … 、今度の日曜日まで数日しかありません。

材料の購入や人集め等のこともあり、早く何とかしないと … 。

やはり体を動かすことが大切なんですね

今シーズンの薪があと一段ぶんしか残っていません

暖冬とはいえ、今シーズンもよく薪を使いました。

残っている薪は、棚一段ぶんだけとなりました。(右写真)

※ これからは天候もよくなり、屋内にいることも少なくなります。
それで、薪の消費量もぐっと減りますので、シーズンいっぱいは十分に持つと思います。

 

で、薪棚の整理をしていて気になったのは、薪の残量よりむしろ体の方です。

高所の薪を取ろうとしたときに、右肩が痛くて、腕が思うように上がらないのです。

五十肩という言葉をよく耳にしますが、それでしょうね。

今思うと、50代半ばごろにすでに兆候があったような … 。

最初は左肩でした。

それが、昨年から右肩に代わりました。
〈現在は、左肩はだいじょうぶ〉

膝もそうです。

5年ほど前から、膝が痛いために正座が長時間できないのです。

これも、最初は左膝でした。

それが、最近右膝に代わりました。

昨夕、神社に行事があったのですが、正座がきちんとできませんでした。

そして、神主さんから玉串をいただいて立とうとしたときに、

… … 、 すぐに立てなかったのです。

で、立ったはいいけど、今度はよろめきながら歩く始末 … 。
情けないわ!〉

ここ3週間ばかり、悪天候にかこつけて、ほとんどプレハブ内に籠っていたことも関係あるのかなあ、とも思いました。

… やはり体を動かすことが大切なんですね …

できない人にとってはそれなりの作業に

右側のパソコンが集落から世話係〈書記〉に貸与されているものです。中に計算ソフトが組み込まれています。

朝、町会長さんが、『家族構成調査表』を持ってやって来ました。

2週間後に集落の世話係の打ち合わせをするので、それまでに町会費納入通知書を作っておいてほしいとのことでした。

さっそく通知書の作成に取りかかりました。

私の集落では、一世帯が納める町会費は、家族の構成員数によって決まります。

【基本納入額〈約18,000円〉+1,000円×大人数+500円×小人数】という具合です。

※ 高いか安いか何とも言えませんが、周りの集落もだいたいよく似た状況のようです。

 

で、納入額の異なる150世帯近くの通知を一つ一つ作るのはたいへんですので、計算ソフトの入ったパソコンで作業をします。(右上写真)

まず、世帯主の名簿作成をします。
〈昨年の名簿の一部を修正するだけで済みます〉

次に、一覧になった計算書の各世帯の欄に、『家族構成調査表』をもとに大人数と小人数を打ち込んでいきます。
〈打ち込むと、各世帯の納入金額が自動的に算出されます〉

最後に、納入金額が明示された各世帯主宛の通知書をプリントアウトします。
〈通知書は、大人数と小人数を打ち込んだ時点で出来上がるようになっています〉

できる人にとっては簡単なのですが、

できない人にとっては、それなりの作業になるのです。