いつの間にか草が …

エンジンがかかってよかった

午前8時より、集落の行事である『江堀り〈えほり〉』がありました。

※ 『江堀り』
集落の田んぼの水路に溜まった泥を上げる作業です。
地主や耕作者だけでなく、集落を挙げて行っています。
最近は大半の水路がコンクリートやU字溝でつくられていますので、以前と比べて作業時間も短くなりました。
今回も1時間半ほどで終了しました。
なお、泥を上げることが目的の江堀り作業ですが、顔合わせの意味合いもあります。
元日に地震があったにもかかわらず、みなさん例年と変わらない元気そうな様子でした。

 

江堀りが終わると、菜園の横にある物置に行きました。

〈元日の地震による〉災害ごみ出しのために整頓に行ったのでしたが … いつの間にか草が … 。

数日前までは雪が降るほどの寒さで、生えているのか生えていないのかわからないような有様だったのに … 。

ここ2~3日のうちにいっぺんに伸びたようですな。

放置しておくと、草の根っこがはびこり、馬力の小さい耕運機では耕せなくなってしまいます。

 

物置の整頓は後回しにし、先に菜園を耕すことに。

耕運機で耕せるうちに耕し、草の根っこを剝き出しにして枯らし、根っこがはびこるのを防ぐのが目的ですな。
〈草むしりとなるとホントに手間がかかりますからな〉

久々の耕運機 … エンジンがかかってよかったですわ。(右上写真)

2か月半近くなのにまだまだですな

災害ごみをワゴン車に積む … 3回目ともなると量がぐっと減りましたわ

さあ、災害ごみ運び。

まず、昨日解体したベッドを運びました。

ベッドの枠の木材とマットの中に入っていたバネだけでワゴン車〈トヨタ・ボクシー〉の後部が満杯になりました。

※ バネについては、前回ブログ記事掲載の写真をご覧ください。

で、処理場に着くと、係の方から、「これは何のごみですか?」と尋ねられました。

「一人で持ち運べるようにベッドを解体したんですわ。」と答えると、「よく解体できたもんですなあ。」と感心されました。
〈それもそのはず、解体に丸一日かかりましたからな。〉

 

2回目は、ベッドのマットの布とスポンジ、そして、使いもしないのに置いてあった布団や毛布など、これまた車が満杯になるほど運びました。

2回で運び終わりたかったのですが、どうしても積み切れず、残りは3回目に回しました。(右上写真)

 

3回目に処理場に着いたとき、係の方に、

「家が傾いているので、まだ処理すべきものがけっこう残っているんです。近いうちにまた持って来ますわ。」

と言うと、

「みなさんいっしょみたいですなあ。 … 実は、私は〇〇〈震源地近く〉に住んでいて、家では安心して寝られる部屋は一部屋しかなく、夜になるとそこにみんなで寝ている状態ですわ … 。」

 

地震から2か月半近くが経とうとしていますが、まだまだですな。

ケンタ君にも責任ありですな

揺らめくストーブの炎

… … …

目が覚めると〈午後〉3時過ぎ。

 

葬儀後着替え、プレハブに戻って来たのはたしか1時半過ぎ。

外はみぞれ模様で寒く、すぐに薪ストーブを焚く。

しばらくするとお湯が沸き、それでコーヒーを淹れて飲んだ。

通夜と葬儀の受付の役目を終えた達成感に浸りながら、椅子の背にもたれかかり、揺らめくストーブの炎(右上写真)を眺めていた。

暖かい空気に包まれ、薪がはぜる音と鉄瓶の蒸気の音がとても心地よかった。

で、ついうとうとと … 。

1時間余り眠ってしまった。

 

そうなったのは、寒さと疲れからだけではない。

ケンタ君〈飼い犬〉にもありそう。

昨晩3回も起こされたのだ。
ちなみに22時30分頃と0時過ぎと3時過ぎ〉

1回の散歩時間は20~30分とわずかだが、熟睡できないのがつらい。

また、外套を羽織っての散歩といえど、0℃前後の寒さの中での散歩は楽ではない。

遅くまで寝ていたいところだが、葬儀の手伝い〈午前9時前に葬儀場に入るように頼まれていました〉があるのでそうもいかない。

眠い目をこすりながら葬儀場に赴いた。

会場に着くや否や香典受付の仕事。
〈きょう日はみなさん忙しいらしく、葬儀開始時刻のかなり前から香典を持ってくる人がけっこういらっしゃるんですわ〉

 

とにかく帳尻が合ってよかった。

もし合わなかったら、 … … … 。

ケンタ君にも責任ありですな。

寂しくなりますな

ストーブの傍らで読書をしていると

今日は3月6日。

2月並みの寒さですな。
〈最高気温6℃といったところか〉

10日を過ぎると暖かくなるとのことなので、それまで待ちますわ。

で、ストーブの傍らで読書をしていると(右写真)、妻から電話がかかってきました。

 

「 … いま隣の〇〇さん〈隣家の主〉が家にいらしてるんだけど、昨晩おばあちゃん〈隣家の主の母親〉が亡くなられたらしく … それで、お葬式の手伝いを頼みに来られたんだけど … 。」

すぐに自宅に戻りました。

「 … 忙しいのに、いきなり悪いのお。 … 昨夜ばあさんが亡くなってしもうて … で、通夜と葬儀の日時はまだ決まっとらんのやけど、はっきりしたら連絡するし、受付をしてもらえんかのお … 。」

二つ返事で引き受けました。

 

隣家のおばあちゃんに最後に出会ったのは、昨年の春も暖かくなった頃だったか。

彼女が手押し車を押しながら、集落内を散歩しているときだった。

彼女から話しかけてきた。

「 … わたしゃ、昭和ひとケタ生まれで、90を超えとるんや。 … 膝が悪うて〈手押し〉車を押して歩いとるけど、膝以外は悪いとこ〈ろ〉はないんや。 … まだまだ生きられると思うとる。 … 。」

 

笑いながら話していた彼女の顔が思い浮かんできました。

膝以外に悪いところがないような、白髪の気丈なおばあちゃんでした。

寂しくなりますな。

南高梅の花が咲き始めました

南高梅の花が咲き始めました

北風が吹いていたけどそれほどでもなく、また、雨も降らなそうだったので、野外焼却〈野焼き〉をしました。

※ 焼却したのは、先日木立で掻き集めた枯葉です。
〈2.20付『仲間ができたようでうれしい』に掲載の写真参照〉
少々風はあったけど、連日の雨で一面濡れていて延焼の心配がなかったので、実施しました。
〈焼却場の近くに人家なし〉

1時間半ほどで無事終了。

 

終了後、レモンの雪囲いに、カッターナイフで数か所に穴を開けました。

※ 先日、集落の果樹に詳しい男から、「レモンの葉っぱ、萎れて元気ないみたいやけど、雪囲いで締め付けられて息ができんのと違うか?」と、指摘を受けました。
で、雪囲いの数か所に、息ができるように穴を開けた次第です。

それが終わると、ニンニクの芽かきをしました。
※ 種によっては1個の種から複数の茎が出ることがあります。
そのままにしておくとすべての茎に実が付きますが、いずれも小さい実ばかりになります。
丈夫そうな茎を1本だけ残して他を取り除くと、〈1個だけですが〉大きな実ができます。
これまた、集落の野菜づくりに詳しい人から教えてもらいました。

ホントにみなさんには感謝、感謝。

 

3日ぶりに木立を回りました。

南高梅の花が咲き始めました。(右上写真)

春を告げる白い清楚な花に、気持ちがパっと明るくなりましたわ。