1本の杉を幹・枝・葉に切り分ける

今日切り分けた杉
45cm長に玉切りしました
杉の葉は明日焼却する予定

杉の伐採から2週間ほど経ちました。

本やネットによるとそのまま春まで放置しておいた方がよいようです。

… 木の中の水分が多く、芯材の水分が抜けにくいスギは「葉枯らし」という方法をとるとよい。間伐などで伐採したとき、あえて枝払いをせず、生き枝(緑の葉のついた枝)を残しておく。葉はゆっくり枯れながら、芯の水分を抜いてくれる。翌年の春~初夏頃までそのまま山に放置して、枝払い玉切りをして集材する。
伐採木に皮を付けたまま放置しても、秋~翌春の間は害虫の活動がないので、材は虫食いから守られる。水分が抜けているので重量も軽くなっており集材もラクである。 …
【山で暮らす愉しみと基本の技術:大内正伸著 農文協】 P31より

山の中ならともかく、集落の中にある山林ですので、景観の観点からも春まで放置しておくわけにはいきません。

とりあえず10本伐採した中の1本(右上写真)だけですが、幹、枝、葉に切り分け、幹は45cm長に玉切り(右中写真)しました。

※ 私が使用している薪ストーブは、2台ともホンマ製の時計型ストーブです。
50cm程度の長さの薪でも入りますが、それより少し短い45cm長の薪を使っています。

切り分けた葉については、明日野外焼却する予定です。(右下写真)

枝が隣家の畑に落ちないように工夫する

投げるために1個20gの釣り用おもり3個をビニルテープでくくって細いロープにつなぎました
何とか枝の先の方にうまく引っかかっておもりがスルスルと落ちてきました
細いロープをはずし本ロープでがっちり枝をつかみました

トガの木の枝を切り落としました。

隣家の畑に覆いかぶさるように2~3mほどはみ出ているトガの木の枝です。

その隣家の畑と居場所の境目は崖になっており、高低差が4mほどあります。〈居場所の方が高い〉

下手に切ると、隣家の畑に枝が落ちてしまって迷惑をかけることになってしまいます。

そこで、枝にロープをかけ、畑に枝が落ちないようにして切ることにしました。

※ 隣家の方には、迷惑をかけることになるかもしれない旨事前に連絡

本ロープに細いロープを繋ぎ、その先に【おもり】を付けて、枝先の引っ掛けたい箇所まで投げました。

【おもり】
個20gの釣り用のおもりを3個ビニルテープでくくって〈計60g〉投げるためのおもりとしました。(右上写真)

何回か投げているうちに何とか自分の思っている箇所に引っ掛けることができました。

60gのおもりですので、枝にかかるとスルスルと下に落ちてきます。(右中写真)

それをたぐり寄せておもりが付いていた細いロープを外し、本ロープでがっちり枝をつかみます。(右下写真)

あとは、枝の付け根を鋸で切り、ロープを引っ張って、枝を〈畑に落ちないようにして〉自分のところに落とします。

うまくいきました。

 

どうして秋に木の伐採をするとよいのか

気になる栗、山桜の木 梢が隣家の畑に被っている
下準備で孟宗竹を伐る
伐った孟宗竹を積む

木立に気になる木が4本あります。栗の木1本と山桜の木3本、合わせて4本の木です。(右上写真)
これら4本の木の梢が隣家の畑に被っているのです。

今のところ苦情はないのですが、日当たりが悪くなったり、落ち葉が畑に落ちたりすることを考えると気になります。

木の高さがまだ6,7mほどですので、今なら素人でも何とか伐採できそうです。
「木の伐採は秋がよい」そうで、近いうちにそうしようかなと思っています。

木の伐採は秋がよいわけ

… 夏のお盆を過ぎると木の生長は急速に弱まる。私たちの感覚よりも木の季節感は一歩早い。秋には水を吸い上げるのを止め、落葉樹は葉を落とし始める。この頃が、木の一番いい伐りどきである。緯度や高度によって若干の差があるので、伐り旬は土地の人に聞いてみるとよい。また、秋の新月に伐採したものは虫がつくことがなく材質も非常によくなるという。試してみる価値はあるだろう。
竹も、春や夏に切ると虫が入るし、長持ちしない。やはり伐り旬は秋である。霜が降りる直前までの1~2週間がいいともいわれている。 …
【山で暮らす愉しみと基本の技術:大内正伸著 農文協】

伐採のときの作業スペースを広くするために、下準備として4本の木に迫っている15本ほどの孟宗竹を伐りました。(右中写真)
そして、それらを伐採作業の妨げにならないところに積み上げました。(右下写真)

山で暮らす愉しみと基本の技術

 

 

セイタカアワダチソウが駆除されるわけ

地域で見られるセイタカアワダチソウ 1
地域で見られるセイタカアワダチソウ 2

地区より、所有地のセイタカアワダチソウ等の除草をするよう案内がありました。

… セイタカアワダチソウとは? …

北アメリカ原産の多年草。繁殖力が強く戦後各地に広まった。鉄道沿い、休耕田、河原などに多い。名前の通り茎は高く、約2,5mになる。10~11月、20~50cmの大きな円錐形の花序に黄色の頭花をつける。
【持ち歩き図鑑 身近な野草・雑草:主婦の友社】

… 駆除されなければならない理由は? …

本来の日本の生態系等への被害を防止する目的で、環境省が「生態系被害防止外来種リスト」にセイタカアワダチソウを記載しているから。
【ネットより】

ついでに、セイタカアワダチソウは、秋の花粉症の原因ではないかと言われていますが、とくに科学的な根拠はないそうです。【ネットより】

地域をひと回りしてみましたが、私有地に関してはほとんど刈られていました。
ただ公有地ではかなり群生している様子がうかがわれました。(右上・右下写真)

道路わきに、その名の通り、  背高 ” アワダチソウ が 密集していると見通しがきかなくなり、交通事故につながるおそれもあります。
その観点からも駆除した方がよさそうです。

 

 

 

 

公道に散乱した落ち葉等をすぐに集める

野外焼却用のドラム缶が転がっていました 所有地内でよかったです
かろうじて持ちこたえた煙突
公道にスギの葉が散乱

眠られないほどのすさまじい台風21号でした。

風も落ち着いた午前8時ごろ、台風の被害がないか、居場所をひと回りしました。

野外焼却用のドラム缶が転がっていました。
所有地内だったのでホッとしました。(右上写真)

先日設置したプレハブの薪ストーブの煙突がはずれる寸前の状態になっていました。(右中写真)

メーカーの違う煙突を繋いだのがよくなかったのかもしれません。
メーカーが違うと、直径が同じ106mmの煙突でも、最後まできちっとはまらなかったり、逆にあまくはまり過ぎたりするのです。

スギの葉が公道に散乱していました。
これだけたくさんのスギの葉が落ちるのはめったにないことです。
学校は休校のようで、通学の妨げにはならなかったようです。
すぐに片付けました。一輪車4はいぶんの量でした。

他、立ち枯れのスギの木が1本折れ、マダケ1本が根っこから倒れていました。
杉の葉は、いたるところに公道と比べものにならないほど落ちていました。
これらはどれも所有地内のことですので、ボチボチ片付けていこうかなと思っています。