冬至の日は日没時刻が一年で最も早いわけではない

国立天文台暦計算室各地のこよみから

先日〈12月12日〉、大みそかの午後に予定している催し物についての話し合いがありました。

そのときに次のようなことが話題になりました。

① … 午後5時までに終わらんと今日みたいに暗なっとるぞ …

② … いや、今日よりちょっと明るなっとるはずや …

③ … 一番早う暗なるが、冬至の日やろ …

さあ、正解は①~③のどれでしょう?

正解は、⓶です。

ネットで日の出入り時刻について調べてみました。

国立天文台暦計算室の各地こよみを見ました。

県庁所在地別に細かく紹介されていましたので、私の住んでいるところの12月と1月のぶんをプリントアウトしました。(右上写真)

それによりますと、日の入りが早いのは、11月末から12月中旬にかけてで、日の出が遅いのは、1月上旬です。

ちなみに今年の冬至の日は、12月22日です。
〈太陽が出てから沈むまでの時間【昼の時間】が、一年のうちで最も短い日〉
※日の出入りの時刻は、太陽の上辺が地平線に一致する時刻だそうです。

最後に答の解説をします。

大みそか〈12月31日〉の日の入り時刻は、話し合った日〈12月12日〉の日の入り時刻と比べますと、10分ほど遅くなります。

冬至の日〈12月22日〉の日の入り時刻も、話し合った日と比べ、4分ほど遅くなります。

2本のロープを使って山桜と栗を伐採する

山桜 2本のロープで引っ張りました
栗の木も2本のロープで引っ張りました
2本とも所有地内に倒れてくれました

山桜と栗の木を伐採しました。
〈12月12日付ブログ参照〉

はじめに山桜の伐採に取りかかりました。

安全を取って2本のロープで引っ張ることにしました。(右上写真)

伐採するのに2本のロープを使うのは、今回がはじめてです。

チェンソーで受け口をつくるときは、事前に木にしるしを付け、切る長さや角度を気にしながら慎重に切っていきました。

追い口も少しずつゆっくりと切っていき、途中に何回かパワーウインチのところまで走って行き、ロープの張り具合も確認しました。

最後は、張ってあった2本のロープの片方を強めに引っぱって木を倒しました。

栗の木の伐採も同様のやり方で倒しました。(右中写真)

2本とも所有地内に倒れてくれました。(右下写真)

伐採後、隣家の方がわざわざ倒れた木のところまでいらっしゃってお礼を言われました。

そして、「わしも枝落としぐらいせんと。」と言いながら、鉈で伐採した木の枝落としをはじめられたのです。

ご高齢の身で、寒い中、しかもすぐ横が崖ということで何かあったらたいへんです。

丁重にお断りし、お帰りいただきました。

職業人のときのような成就感を味わいました。

今シーズン最後の伐採となりました。

いくら優しく言われても迷惑はかけられない

隣家の畑に傾いている山桜と栗

冬のうちに伐採したい木が、まだ2本残っています。

それは、隣家の畑に枝葉が被さっている山桜の木と栗の木です。

これらの木は一番はじめに伐採したかったのですが、わけがあってできませんでした。

そのわけというのは、覆い被さっている枝葉の下の畑に、冬の葉物がたくさん植えられているからです。

下手に伐採すると、大事な畑に倒れ、作物をダメにしてしまいます。

2本〈山桜と栗〉とも、幹がかなり畑の方に傾いています。(右上写真)

そして、どちらも幹の胸高の直径が20cmほどで、高さが7mほどあるそれなりの大きさの木です。

それで、万一畑に倒れても、被害が最小限になるように作物が無くなる時期まで待っているのです。

で、隣家の方に畑の作物が無くなる時期について尋ねてみました。
「無くなることはないなあ … 。 待たんでもいいし、いつでも伐ってくれや … 。」
という返事でした。

近いうちに伐ることに決めました。

言い方は柔らかくて優しかったのですが、甘えるわけにはいきません。

幹のどこにロープをかけてどの方向に倒すのか等、綿密に計画を立てる必要があります。

残るは、あと2本。

ぜひ成功させたいと思っています。

みなさんからの声かけを大事にしていきたい

伐採を褒められました
電線の方に傾いている3本の杉(右側の3本)

野外焼却をしていると、地域の年配の方がいらっしゃいました。

「精でるな。風も無いし、いい日や。 … ところで、あの木伐ったがあんたか?」
返事をすると、
「大したもんや。方向も揃とるし、切り口もなかなかのもんや。」
と、お褒めの言葉をいただきました。(右上写真)
「あの電線とこへ傾いとる3本の木、いつ伐るがや? ちょっと難しいなあ。 … ロープ2本つこうた〈使った〉方がいいかもしれんなあ。 … 業者に頼むと、倒すだけで4,5万や … 。 まあ、けがせんようにして、ボチボチやれや … 。」(右中写真)
など、10分ほど話をされて帰られました。

木立で作業をしていると、地域の方からよく声をかけられます。

時たま、今日のように近くまで来て話をされる方もいらっしゃいます。

今回はたまたま褒められましたが、みなさんから貴重なご意見やアドバイスをいただくことも多々あります。

私の場合、退職後は、以前の仕事と全く違うことをしていますので、みなさんがおっしゃることが作業を進める上でとても参考になっています。

また、一人でいることの多い自分にとって、声かけをされることは大きな励みにもなっています。

感謝しています。

 

1本の杉を幹・枝・葉に切り分ける

今日切り分けた杉
45cm長に玉切りしました
杉の葉は明日焼却する予定

杉の伐採から2週間ほど経ちました。

本やネットによるとそのまま春まで放置しておいた方がよいようです。

… 木の中の水分が多く、芯材の水分が抜けにくいスギは「葉枯らし」という方法をとるとよい。間伐などで伐採したとき、あえて枝払いをせず、生き枝(緑の葉のついた枝)を残しておく。葉はゆっくり枯れながら、芯の水分を抜いてくれる。翌年の春~初夏頃までそのまま山に放置して、枝払い玉切りをして集材する。
伐採木に皮を付けたまま放置しても、秋~翌春の間は害虫の活動がないので、材は虫食いから守られる。水分が抜けているので重量も軽くなっており集材もラクである。 …
【山で暮らす愉しみと基本の技術:大内正伸著 農文協】 P31より

山の中ならともかく、集落の中にある山林ですので、景観の観点からも春まで放置しておくわけにはいきません。

とりあえず10本伐採した中の1本(右上写真)だけですが、幹、枝、葉に切り分け、幹は45cm長に玉切り(右中写真)しました。

※ 私が使用している薪ストーブは、2台ともホンマ製の時計型ストーブです。
50cm程度の長さの薪でも入りますが、それより少し短い45cm長の薪を使っています。

切り分けた葉については、明日野外焼却する予定です。(右下写真)