ねむの木1本を伐採する

ロープを引っ張って伐採するところです

雨も上がり腰痛も治まりました。

伐採杉の処理が終わった木立をひと回りしました。

周りがすっきりしたせいか、山桜に蔽いかぶさっているねむの木がとても目立つようになりました。

山桜と杉のわずか2mほどの間にしぜんに生えてきた木です。

山桜の日当たりをよくしたいので、伐採することにしました。

※ 山桜から2mほど離れた杉については、4年後に伐採する予定。

 

ねむの木のきさは、胸高径約15㎝、高さ12~13m、ざっと見るとひょろひょろの木。

上の先の方の枝が杉の枝に絡まっているので、ただ根元を伐っても引っかかって倒れないかも。

で、

①柄の長いのこぎり〈柄の長さ6,3m〉で先の方の枝を切り落とす
②地上高4mほどのところにロープを結わえる
〈山桜の上に倒れないようにするためです〉
③根元にチェンソーで受け口と追い口を入れる
④ロープを引っ張って木を倒す(右上写真)

の手順で伐採しました。

無事終了。

 

ねむの木は、ヒラタケ〈きのこ〉の原木に利用できます。

かつてヒラタケの菌を植えて収穫したこともありましたが、家族にはあまり好評ではありませんでした。
〈個人的には好きなんだけど、自分一人で食べてもおいしくないですわな。〉

 

今回は、薪にすることに。

太めの枝は45㎝長に切り、幹は45㎝長の丸太にし、先日積み上げた杉の上に並べました。

地の利がいいから薪づくりができる

薪棚前で

昨夕、理髪店の主に髪を切ってもらっているときだった。

 


「〇〇さん〈私のこと〉、冬は薪で暖を取っていたんでしたね。」


「ああ、木立前のプレハブでは。」


「実は今、私が所有する山の杉で薪づくりをする話が持ち上がっているんですよ。で、その話がまとまれば、小遣い程度のお金が入るんです。」


「そりゃー、ええ。きょうびはみんな高いお金を払って伐ってもらっているのに … 何でや。」


「私んとこの山は山道に面しているので車が横付けでき、しかも近くに建物も電線もまったく無いので、伐採も伐採木を運ぶのも簡単にできるというんですわ。」


「ええとこに山を持ちましたなあ。」

 

今や田舎では、山を所有していても何の足しにもならず。

むしろ固定資産税を払うだけ負担になります。〈負動産ですな〉

彼〈理髪店の主〉が所有するような山はホントに稀です。

 

よくよく考えると、私が木立の杉で薪をつくるのも、彼が言っていたことと似通った点があります。

目の前に杉木立があり、地面が平坦で足場がよいので容易に伐採ができ、伐採木は〈運搬用〉一輪車で運べます。

軽トラは不要。

彼のところとの違いは、電線が近くを走っていることか。

※ 電線に近いところの杉は、きこりさんに頼んで伐ってもらうようにしています。〈もちろん有料〉

 

地の利がいいから薪づくりができるんでしょうな。(右上写真)

倦まず弛まずコンスタントに作業を継続

転がして太い丸太を台の上に載せました

連日晴れて木立のぬかるみもなくなったので、丸太を積み上げることに。

※ 丸太…先日伐採した杉を45㎝長に切ったものです。
一か月余り木立に放置してありました。
そのままにしておくと、腐食が早まり、薪に適さなくなります。
また、来春以降の除草時の妨げにもなります。

 

20㎝ほどの高さに拵えた台の上に丸太をに積み上げていくのですが、直径30㎝を超えるほどになると、そう簡単に持ち上げられないんですわ。

最も太い丸太は直径51㎝ … びくともしませんな。
〈まだ生木状態なので、水分をたくさん含んでいてホントに重いんですわ。〉

台があるところまで転がしていき、板でつくった斜面を押し上げて台の上に載せ、最後はてこの原理を利用して向きを変えました。(右上写真)

直径35㎝を超えるほどのもの〈30個ほどありましたな〉は、すべてそのようにして載せました。

 

今日は大小合わせて100個ほど積み上げたでしょうか。

6時間作業した割には少ないけど、それでいいと思っています。

下手に根を詰めてやると腰や肩などを傷め、今後の作業に支障を来たしますからな。

 

木立の手入れに専念するようになって9年目。

たとえ日々の作業の進捗状況が少々芳しくなくとも、倦まず弛まずコンスタントに作業を継続することが、それなりの結果につながることがわかってきたのです。

伐採及び伐採後処理の道具を片付ける

チェンソー、ロープなどを仕舞う

草刈り、畝づくりも一区切りつきました。

で、木立ちの休憩所に置きっぱなしになっている伐採及び伐採後処理に使った道具を片付けました。(右写真)

 

使った道具は、

・エンジンチェンソー〈400㎜〉
・電動チェンソー〈300㎜,400㎜〉
※ エンジン式は伐採及び玉切りのときに、電動式は幹から枝を切り離すときに使います。
・手動のこぎり〈270㎜〉
・ロープ〈径18㎜…20m〉
・パワーウインチ4t〈ロープを引っ張る道具〉
・ジャッキ
※ 車を廃車に出すときに残しておいたものです。
伐採木を持ち上げるときに使います。
・コードリール〈30m 2個〉
※ 伐採した場所がプレハブから50mほど離れていたので、2個つないで電動チェンソーを動かしました。
電線を長くすると電圧が落ち、工具部品のモーターやコンデンサーにはよくないと言われています。
が、新たにバッテリー式のチェンソーを買う余裕もないので、ごまかしごまかし使いました。
今のところ大丈夫のよう。

… … など。.

幸いにも壊れて買い替えなければならないようなものはありませんでした。

 

今回は25本もの木を伐採したので、2年分の薪を蓄えられます。

で、次回の伐採は再来年ということに … そのときは71歳になってますわ。

はしごに上ったり重いチェンソーを扱ったりできるやろな。

急遽カキの木1本を伐採

伐採したカキの木 … たわわに実を付けています。

木立を歩いているときでした。

ボキッ! ドサッ!

目の前でいきなりカキの木の枝が折れて落ちました。

折れた箇所の枝の直径は7~8㎝といったところか。

たわわに実が付いた3mほどの枝です。

頭に当たっていたらたぶんケガをしたでしょうな。

※ そのカキの木は、以前の木立の所有者が植えたものです。
が、植えた場所は木立ではなく、境界線近くの隣家の所有地。
〈当時の〉木立は日当たりがあまりにも悪かったので、隣家の主に頼んで隣家の所有地に植えさせてもらったと聞いています。
今では、胸高径20㎝、高さが10mを超えるほどの木に成長しました。
枝は、ほとんど木立〈私の所有地〉に蔽いかぶさっていて、今回折れた枝も木立に落ちました。

 

いくら以前の木立の所有者が植えたとはいえ、植わっている場所は隣家の所有地です。

勝手に処分できません。

すぐに隣家の主に知らせました。

 

主曰く、
「5m以上も高いところに実を付けるんで穫ることもできんし、おまけに渋ガキや。〈たわわにカキが付いた枝を見上げながら〉まだ折れそうな枝が何本もあるわ。 … ケガしてから何言うても遅いし、いっそのこと伐ってしもうたらどうや … 。」

急遽伐採しました。(右上写真)
〈見事に私の所有地に倒れましたわ〉

隣家の主は高齢ゆえ、後処理も私がすることに … 。