事故が起こってからでは遅い!

松の伐採〈菜園にて〉

集落から依頼されていた田んぼの畔草刈りも午前中で終わり、一区切りつきました。

※ 今年も集落より田んぼの畔草刈りを依頼されました。
5,7,9月と年間3回刈ることになっています。
その1回目が終わりました。
作業の中身自体はそれほどでもないのですが、暑いさ中に作業をすることがたいへんなのです。
1回につき刈り終わるのにだいたい9時間かかります。
毎回2~3日に分けて行っています。
〈無理をして長時間行うと事故が起こる場合がありますからな〉
今回は3日間にわたって行いました。
涼しい日ばかりで幸運でした。
7月、9月はどうなることやら … 。

 

午後は菜園へ。

夏野菜を植えるために行ったわけではありません。

※ 妻がこの3月で勤め〈雇用延長〉を辞めましたので、菜園での野菜づくりは主に妻がすることになりました。
〈私がするのは、草刈りと畑を耕すことかな〉

 

松の伐採に行ったのです。

その松は菜園の入り口付近にあって枝が至るところに広がり、見通しをとても悪くしています。

根元径20㎝、高さ4mほどの枝振りの立派な〈父自慢の〉松です。

が、今や枝をその都度切っていたのでは追っつかないのが実情 … 。

 

… 事故が起こってからでは遅い! …

ということで、伐採した次第です。(右上写真)
〈父にとっては、さぞかし苦渋の決断だったと思われます。〉

雪が消え暖かくなったらまたひとがんばり

孟宗竹の竹やぶ跡で … 5年前の今頃は一面孟宗竹が密集していました。

若干の雪が降ったとはいえ、風もなく日が差し始めたので、木立をひと回りしました。

うっすらと雪化粧をしたところで足が止まりました。

かつて孟宗竹が密集していた竹やぶ跡です。(右写真)

※ 5年前の3月にすべて伐採しました。
当時伐採したきこりさんの話では、1,000本近く植わっていたとか … 。
竹やぶがあった頃の痕跡を留めるのは、今や切株のみ。
が、その切株も年々腐食してきて、あと3~4年もすると跡形もなくなくなってしまいそう。

 

先日集落のある男が言っていた言葉を思い出しました。

※ その男は、竹を無料で伐採する事業があることを知っていて、実際に私の所有地でそれを実践してくれました。

 

… あんた〈私のこと〉んとこの木立やけど、わしが孟宗竹を伐採した他に、あんた自身がけっこうな数の木を伐採したんで、日が当たるええ木立になってきた。
5,000㎡ほどの広さがあるみたいやけど、ここまでようがんばったわ。
世間では、放置林が荒れて騒いどるようやけど、その気になれば、たとえ一人でも何とかなるいうことや。
ここは、放置林再生の一つのモデルに十分なるわ。 …

 

たまたま好きでやってきたことが、結果的にはそのように評価され、うれしい限りです。

雪が消え、暖かくなったら、またひとがんばりですな。

75歳まで体力が維持できるか

先日来の強風で道路に散乱した杉の葉を搔き集めました

ようやく晴れ、道路も乾きました。

先日来の強風で吹き飛ばされ、道路に散乱していた杉の葉を掻き集めました。

※ 例年冬に強風が吹くと、かなりの量の杉の葉が落ちます。
〈ひと冬に3~4回はありますな〉
所有地に落ちるのならまだしも、公道に落ちるとなると、交通の妨げにならないかととても気になります。
春先に60本余りの杉を伐採しましたので、今回の落ち葉は幸いにも例年の1/5ほどに減り、一輪車1台分の量で済みました。(右上写真)

 

木立には、まだ杉の木が100本余り植わっています。

一度にそれらすべてを伐採してしまえば、落ち葉の心配はなくなります。

が、伐採した杉の後処理のことを考えると、そこまで踏み切れないのが現状です。

具体的には、

・ほとんどが建材として間に合わないのでもらい手がない
・薪にしたとしても、火持ちが悪く煤が多く出る
・といって、倒したままにしておくと、つまずいたり作業〈とくに草刈り〉をするときの妨げになったりする
・虫が湧く原因にもなり、また景観も損なわれる
・後処理を業者さんに依頼すると莫大な費用がかかる

ということになります。

 

毎年10~15本伐採し、自分で後処理をしていくのが最も無難なようです。

75歳頃に伐採し終わる予定でいるのですが … 、

はたしてそれまで体力が維持できるかな。

真竹を残しておいてよかった

夕日に映える真竹

午後、竹やぶ周辺の草刈りをしました。

終わったのは夕方近く。

夕日に照らされた竹やぶを見ていると、「真竹を残しておいてよかった」とつくづく思いました。(右写真)

 

4年前の春に木立に生えていた孟宗竹をすべて伐採しました。

そのときに真竹もいっしょに伐採するつもりでしたが、

父が、「真竹は畑の支柱などによう使うし、残せや。」と言ったので、そのようにしました。

残した時点では100㎡ほどの範囲にまばらに生えていた真竹も、今や300㎡ほどにまで広がりました。

※ これ以上広げるつもりはありませんので、今後はしっかり手入れをしていきたいと思っています。

 

【真竹の使い道】
・野菜や花などの支柱に
・イチゴ、ブルーベリー、トマトなどにネットを張るときの支柱に
・杭として
・物干し竿にと近所の人がもらいに来たことがあります。
・門松にともらいに来た人もいます。
・今夏、集落のお祭りに使うとかで世話係の人が取りに来ました。
※ 使い道ではないけど、竹やぶは防風林の役目も果たしてくれます。

 

実は、集落には真竹の竹やぶがいくつもあるのです。

が、いずれも放置状態なので、足場が悪くマムシやハチがいるとかで、いざ真竹が必要となっても容易に切り出せないのです。

また、切り出せても、すぐ近くにトラックを止められる場所がないと。

 

再度「真竹を残しておいてよかった。」

いざ竹を切り出して運ぶとなると

木立の一角にある真竹の竹やぶ

〈午前〉10時頃でした。

草刈りの途中にひと休みしていると、集落の人がやって来ました。

「暑いのに精がでるのおー。こんな時間に仕事をしとるのはあんたぐらいや。〇〇〈近くにある農業法人のこと〉でさえ、暑い時間帯には外に出んようにしとるのに … 。」

「私も、あと少しだけして止めようと思っていたところです。 … で、どうなされましたか。」

「実はお盆に千日講〈集落の行事の一つ〉をするんやけど、真竹が2本いるんや。 … もらえんかのおー。」

「ああ、都合のいいときにいつでもどうぞ。私がいなくても持って行ってください。」

「ありがとう。そうさせてもろうわ。 … きょうび竹やぶはいっぱいあるけど、ほとんど孟宗竹や。 … たまに真竹があるけど、切り出すとなると、足の踏み場も無いほど荒れとって、おまけにマムシがおったりしてな … 。」

 

改めて木立の一角にある〈真竹の〉竹やぶを見てみました。(右上写真)

確かに足場がよく、マムシもいません。

木立前にトラックを止めれば、切った竹を〈緩やかな下り坂を〉40mほど引きずっただけで荷台に積めます。

 

以前にも真竹が欲しいと言って来た人が何人かいました。

そのわけが今日はっきりわかりました。

真竹はあるにはあるけど、いざ切り出して運ぶとなると、それが容易にできるような竹やぶが少ないということですな。