うまくかみ合わないもんですな

〈左〉明治時代館 〈右〉江戸時代館

雨漏りを確かめるために菜園の物置に行きました。

ほんの少し漏れていました。

※ 今のところ大勢に影響はなく、暖かくなったら修理することに。

 

帰り際に2冊の本を持ってきました。(右上写真)

明治時代館、江戸時代館〈ともに小学館〉というタイトルの本です。

20年ほど前に買ったように記憶しています。

どちらも … ビジュアル・ワイド … と銘打っているように『歴史の図鑑』という感じがする本です。

絵や写真がふんだんに使われ、人名や難しい言葉には読み仮名がふられ、とても読みやすい内容となっています。

「閑を見つけて少しずつ読もう」というつもりで買いました。

… が、勤めていた頃は忙しく、読もう読もうと思いながらも、菜園の物置に置いたままになっていました。

 

今や暇を見つける必要のない身分となりました。

箱から本を取り出すと、どちらもつやのある鮮やかな絵の表紙で、紙魚〈しみ〉もまったくありませんでした。

ストーブのそばの椅子に背をもたせかけ、膝の上に本を置いて1ページ1ページていねいに見ていきました。

30分ほど見ていたでしょうか … だんだん瞼が … 。

内容がよ過ぎて気持ちがよくなったのか、あるいは暖房のせいか … 。

いや、歳のせいかも。

 

… 読みたいときには余裕がなく、余裕ができると今度は居眠り …

うまくかみ合わないもんですな。

自作の『読書案内』ならではの効用かな

自作の『読書案内』 … 全部で47冊あるうちの1冊

腰が治りつつあると喜んでいたら、今度は風邪。
〈たるんどるぞ!〉

で、朝から風邪薬を飲んで朦朧状態。

仰向けになってプレハブ内を見回していると、本棚に並んでいる『読書案内』が目に付きました。

※ 『読書案内』について
主に日経新聞の書評に関するものを切り抜きして〈A4判大学ノートに〉貼ってあります。
1998年6月から2020年3月の期間に掲載されたものです。
全部で47冊あります。(右上写真はその中の1冊)
『読書案内』の詳細については、2018 4.12付ブログ記事【自家製『読書案内』をつくるにいたったきっかけ』をご覧ください。

 

たまたま抜き出した1冊が2010年の6~12月のものでした。(右上写真)

横になりながら読みたい箇所だけ読んでいきました。

一度読んで赤線まで引いてあるのに、全然覚えていないのです。

… が、まったく初めて読むのとはまた違う感覚なのです。

 

2010年といえば、私が54歳のとき。

〈実際は65歳の自分が読んでいるのだけど〉なぜかしら54歳に若返った自分が読んでいるような気分になりました。

〈読んでいたときのことまで思い出せませんが〉当時のできごとが思い出されて妙に懐かしく楽しくなりました。

いつしか風邪のことも忘れてしまっていました。

 

自作の『読書案内』ならではの効用かな。

『付かず離れず』って容易ではない

知人が置いていったモチ

知人が置いていったモチ(右写真)を見ながら、昨日のことを思い出しています。

 

知人は、昨日の午後訪ねて来ました。

彼〈知人:66歳〉は、昨春に延長していた仕事も終え、それ以来日々自分の時間を楽しんでいます。

2か月に1回ぐらいの割合で訪ねて来ます。

で、話す内容はほとんどが彼の家族のことで、端的にいうと、

「妻や子どもといえど、こうも価値観が違うものか」

ということになります。

 

彼は、長らく〈私より10年も長く〉身を粉にして家族のために働いてきました。

そして、昨春に晴れて自由の身になりました。

… が、彼の場合、田畑や手入れする木立もなく、終日家にいることもけっこう多く、家族と向かい合う時間がいっぺんに増えました。

それで、前述のごとく「妻や子どもといえど … … 」の思いを強く抱くようになってしまったのです。

彼より人生経験が1年少ない私は、せいぜいが
「誰しも大なり小なりそのようなことを思いながら生活しているんではないでしょうか。」
と言う程度で、ただ聞いているばかりです。

 

『付かず離れず』という言葉が頭に浮かびました。

デジタル大辞泉によると
… 近づき過ぎず、そうかといって離れもしないで、一定の距離を保ちながら関係を続けるさま …
とのこと。

容易なことではないですな。

今度来たときにモチを食べながら続きを聞かせてもらおうか。

みんなが豊かになるって難しいですな

プレハブ内の道具棚を整頓

昨日はユーチューブを流しながら包丁研ぎ、そして、今日はこれまたユーチューブを流しながらプレハブ内の道具棚の整頓。(右写真)

で、今日ユーチューブで話されていたこととは、

最近物価が上昇しているのは、買いだめをしているからです。 … 低い金利でお金を借りて買いだめをし、値段が高くなった頃に売っているんです。 … 以前は株式や債券に流れていたお金が、今や買いだめに流れているんですよ … 。

 

わずかな貯蓄と年金で生活している者にとっては、物価高は死活問題です。

幸いにも私の場合は、家もあり、食べ物もある程度自給できるのでまだしも、都会の何にもない人たちはたいへんだと思います。

 

1.8付ブログ記事『資本主義の終焉と歴史の危機を読む』で、

「金利は低くとも、現在その金利を上回るほどの事業が見当たらない … 。」というようなことを言ったところなのに、

まさか金利を上回るようなことをなりふり構わず行っているなんて。

今進行している物価高が、買い占め、売り惜しみに原因があるんなら、為政者には早急に対処してほしいですな。

否、買い占め、売り惜しみに原因がなくても、物価が上がらないようにしてほしいものですな。

 

お金が欲しいのは誰しも同じ〈だと思う〉 … 。

が、他人を困らせてまで儲けるのはいかがなものか。

みんなが豊かになるって難しいですな。

ジャガイモを食べながら思う

包丁を再度研ぐ

先日包丁を研いだけど、切れ味は今一つ。

サツマイモがかろうじて切れる程度。

切れない包丁を使うと逆にケガをする、とよく言われますので、再度研ぐことにしました。

※ 先日包丁を研いだときの様子については、2021 12.9付『ついでに包丁の手入れもすることに』をご覧ください。

 

今回は … 研いではジャガイモを切り、また研いではジャガイモを切る … というふうに、ジャガイモで切れ味を試しながら研ぎ具合を確認していきました。

1時間余りかかりましたが、以前よりだいぶ切れるようになりました。(右上写真)

試し切り〈7~8㎜ほどの厚さに輪切り〉したジャガイモは、次から次へと薪ストーブに載せていきました。

そして、焼き上がるたびに研ぐのを中断し、アジシオをふりかけて熱々のを食べました。

結局、直径6センチ前後のジャガイモを5個食べ〈他、みかんと牛乳も〉、それが本日の昼食となりました。
〈おいしかったですな〉

 

ユーチューブを流しながら研いだり食べたりしていると、今日もまた  ” 足るを知る ” という言葉が聞かれました。

私が視聴している番組には、 ” 足るを知る ” とか ” 知足 ” という言葉がよく出てきます。

また、「日本には、諸外国に比べ ” 足るを知る ” ということを理解している人が多い。」とも聞きます。

その中の一人でありたいですな。