二重窓つくる価値ありかな

自宅車庫2階の12畳の空き部屋

寒い雨の日となりました。

プレハブに籠り、ユーチューブでDIY関連の番組を探っていると、『簡単に二重窓にできる方法』というタイトルが目に飛び込んできました。

で、その内容を視聴すると、素人でも容易に、しかも安価に二重窓にできることがわかりました。

 

先日来自宅車庫の2階の部屋〈かつて娘が使っていました〉を整頓しています。

だいぶ片付き、今後は私が寝起きする部屋となります。

ふつうの部屋と比べて天井がやや低いのですが、12畳の広さがあります。(右上写真)

南面は壁ですが、東面と北面のすべてと西面の半分〈北側〉が窓といった、窓だらけの部屋です。

明るいのはいいとしても、冷暖房がしっかり効かないのではと心配です。

北向きの部屋ですので夏の冷房はともかくとして、冬に暖房効率が悪くなることが予想されます。

そんな折に、『二重窓』を自分でこしらえ、冷暖房の効率を高めている人たちがいることを知りました。

 

簡単に言うと、窓枠にプラスチックの溝を貼り付け、そこに ” 窓 ” をスライドさせる、ということになります。

そして、その ” 窓 ” の代用品として、安価で軽くて加工しやすい『プラダン』を使うのです。

※ 『プラダン』
プラスチックを原材料として作られた段ボール風中空ボード
… ネットより

 

灯油代、電気代を思うと、つくる価値ありですな。

【WHOLE BRAIN】を読む

【WHOLE BRAIN】ジル・ボルト・テイラー著/竹内薫訳:NHK出版

【WHOLE  BRAIN〈脳全体〉】ジル・ボルト・テイラー著/竹内薫訳:NHK出版(右写真)を読み、印象に残った箇所を紹介します。

 

… 「幸せ」と「喜び」は同じではありません。幸せも喜びもポジティブな感情ですが、心理学的にも神経解剖学的にも大きく異なります。 … … 喜びは内面で育まれるもの、自分がだれで、なぜそういう人物で、どのような存在なのかに納得したときに得られるものです。一方幸せは、外部のものごと、人、場所、考え、できごとに左右されます。 … … P105

… 私たちの脳は、私たちが存在するための動力源となる、生きた生体ネットワークです。しかし、私たちの社会は左脳の価値観に偏っており、ありのままの自分よりも自分の外にあるものに価値を置くため、多くの人が、自分の人生に真の目的や意味を見出すことができません。脳卒中のおかげで、私はその目的を見つけることができました。 … … 私は左脳の自我〈エゴ〉を捨て、モンスターと戦い、右脳の領域に入り、宇宙の意識の力を借りて回復しました。 … … P343

 

【WHOLE  BRAIN】は、3.4付ブログ記事『【奇跡の脳】を読む』で紹介したジル・ボルト・テイラー〈アメリカの女性脳科学者〉の著書です。

奥付には、2022年6月25日第1刷発行とあります。

ちなみに【奇跡の脳】は、平成24年〈2012年〉4月1日に第1刷が発行されています。

両著書には重なる部分がかなりあります。

大きな違いは、前著書から当著書に至るまでの10年間、彼女が「脳」の動かし方について考察したことが新たに加わっていることです。

前著書を「脳」についての『基礎編』とすれば、当著書は『応用編・実践編』になるでしょうか。

【WHOLE  BRAIN】は、著者も言っているように〈上記参照〉、人生の真の目的や意味を見出すのに大きな拠り所となる一冊です。

 

私自身、… 神、仏、天、宇宙の意識 … … を知りたく、今までに心理学や宗教に関する本を読んできました。

が、理解力不足も手伝ってか、今一つピンときませんでした。

今回彼女の実体験も含めた脳科学からの考察に触れることにより、行く手にかかっていた靄がぐっと薄らぎ、自分の進むべき道がより鮮明に見えるようになりました。

私は 今 ここに いる

私は 今 ここに いる

正午過ぎにようやく雨が上がりました。

外に出て草むしりをするには寒く、といってプレハブに籠って読書をしたりネットを見たりする気にもなれず … 。

気分転換にかつてよく釣りをした漁港近くの海を見に行くことに。

※ 退職後毎日のように釣りに行くと思いきや、退職した1年目の秋に一度行ったきり。
それも〈釣れなかったので〉すぐに帰って来ました。
それ以降6年が過ぎてもまったく行こうという気持ちになれず、とうとう昨年の秋にすべての釣り道具を片付けてしまいました。
〈欲しい人がいたら、あげるつもりでいます。〉

 

漁港までは車で30分ほど。

そこに至るまでの道路脇は落葉樹が多く、白っぽい幹と枝だけの木がずっと続く冬枯れの景色が、目を楽しませてくれました。

ただ、道路のところどころにある地震の影響による亀裂や段差が心配でした。

また、1割程度の家のとくにむね瓦があった部分が、ブルーシートに覆われているのが目に付きました。

 

どちらも被害程度は我が集落と同程度かな、と思っているうちに漁港に着きました。

平日で時期が時期だけに、釣り人の姿はなく、風の音だけが轟き渡っていました。

 

近くの高台に移動して海を見下ろしました。

海はいい。(右上写真)

と同時に、ジル・ボルト・テイラー〈前回ブログ記事参照〉のいう

… 私は 今 ここに いる …

ことを実感しました。

【奇跡の脳】を読む

【奇跡の脳】ジル・ボルト・テイラー著/竹内薫訳:新潮文庫

【奇跡の脳】ジル・ボルト・テイラー著/竹内薫訳:新潮文庫(右写真)を読み、印象に残った箇所を紹介します。

 

… わたしがあえて回復しないようにしたのは、自分や他人に対して意地悪になったり、絶え間なく不安になったり、あるいは、口汚くののしってしまうような左脳の一部でした。 … … 痛ましい過去の記憶をその場で再生しようとする古い感情的な回路なんかみんな捨ててしまいたかった。過去の苦痛に心を奪われるには、人生はあまりにも短いことを知ったから。 … P235

… エネルギーのレベルでは、もしわたしがあなたを思いやり、好ましい雰囲気を伝え、あなたを精神的な光で包み、あるいはあなたのために祈れば、わたしは意識的に癒す目的でエネルギーを送っていることになります。あなたのために、あるいはあなたの苦痛を取り去るように祈るとき、わたしという存在のエネルギーを一時的に誘導して、あなたの治療に役立てようとしているのです。ほんの一例ですが、レイキ〈霊気〉、風水、鍼灸の技術や瞑想がうまくいく理由は、医学的には謎のまま。これはいかに右脳が機能しているかという事実に、左脳や科学が未だに追いついていないからでしょう。でも、右脳マインドが直観的にエネルギーの動きを感じ、取り入れていることは、ほぼ確かだと思います。 … P276~277

 

ネットで角田忠信博士〈2.26及び2.29ブログ記事参照〉の著書について調べているとき、【奇跡の脳】という本を知りました。

あらすじを見るにおもしろそうだったので、すぐに取り寄せて読みました。

著者はジル・ボルト・テイラーというアメリカの脳科学者です。

彼女は37歳のときに脳卒中で倒れ、左脳を損傷してしまいました。

回復するまでに8年かかり、その間左脳が機能しない分、右脳の機能について深く知るところとなりました。

その一端を上記後段に紹介しました。

オカルトでもスピリチュアルでもなく、アメリカの脳科学の最前線で活躍されている方の言葉です。

当著書の巻末には、本邦の脳科学の第一人者ともいえる養老孟司氏と茂木健一郎氏の解説も載っており、そこには彼女の言と似た内容のことが述べられています。

脳科学、ユング心理学、宗教 … それぞれ歩む道は違っても、行き着く先は同じかもしれませんな。

【日本語人の脳】を読む

【日本語人の脳】角田忠信著:言叢社

【日本語人の脳】角田忠信著:言叢社(右写真)が届き、さっそく読みましたので、印象に残った箇所を紹介します。

※ 【日本語人の脳】が届いた経緯については、2.26付ブログ記事『【日本人の脳】を読む』をご覧ください。

 


… … 人間の中心脳には、太陽系の運行と同期するセンサーがあり、宇宙の縮図が私たちの脳幹に記憶されていることは、ほぼ間違いありません。ですから己自身を知ることが未知の世界を探る上で不可欠のことになります。正確な「1秒」が脳の中に組み込まれていたように、私たちが知りえるものは実はもともと私たちが無意識のレベルで持っていたものに過ぎないのかもしれません。 … P275


… 日本人の脳が違うというのは、結局、大脳皮質以上に無意識のレベルでの話なんですね。今、日本人を考えるとき、アジア人であると同時に一方で西欧化した日本人という像がある。実はもう一つあって、縄文時代以来日本語を守って山の中で古い神様を守ってきたような、それこそ説明不可能な日本人の原像がある。私はこれこそが日本人の本質ではないかと考えているんです。無意識に持っている古神道の世界観、それを日本人の脳はメカニズムとして持っていると言い換えてもよい。 … P298~299

 

前回のブログ記事の最後のほうに … ユング〈心理学者〉のいう ” 集合的無意識 ” 云々 … と書きました。

で、本日読んだ本に、なぜかしら ” 無意識 ” の言葉がかなり出てきました。〈上記①②参照〉

これって ” 共時性 ” ?

と同時に、心理学者も医学者も似たことを言うもんだなと思った次第です。

お二方の著作を熟読するのはもちろん、” 無意識 ” に関する他の書物も読み進めていきたいと思っています。

私のライフワークになりそうな気がしております。

 

正直言って、私は熱心な神道や仏教の信者ではありません。

が、地元の神社の前を通りかかったときや木立の中で一人で作業をしているとき、

西行法師が歌った

… 何事のおわしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる …

のような心境になることが多々あります。

角田博士が言っていること〈上記②参照〉に合点がいきました。