【未来者たちに:高橋睦郎著】を読んで

【未来者たちに】高橋睦郎著:みすず書房

【未来者たちに】高橋睦郎著:みすず書房(右写真)を読んで、印象に残ったくだりを紹介します。

… なぜ風景を捨てたのかといえば、風景はそのままではお金にならず、腹の足しにならないからだろう。お金になり、腹の足しになるもののことを資源という。その意味では風景は資源ではない。しかし、長い目で見れば風景は直接的資源以上の資源なのではないか。自然への感受性を育て、他者への親和力を哺〈はぐく〉むからである。 … P25

… 人に負けまいとして他に抜きん出ても、そこに本当の喜びはない。勉強にしても、仕事にしても、そのことじたいが好きで打ちこめたら、他に勝ろうと劣ろうと、それこそが倖せではないだろうか。
… P49

… 宗教の中の神道の独自性は一木一草、風や水や岩にまで霊的なものの存在を実感することで、これは他のどんな宗教よりも人間の原感覚に沿っている、と思われる。 … P69

… 努力し努力し続けた結果が充実した老いをもたらしたのであって、努力しなかった人が急に充実した老いに至ることはありえない。
では熱中を知らず努力しないまま老いを迎えた人はどうすればいいのか。その時点から熱中することを見つけ、生きる努力を始めることだ。人生は死に至るまで努力するに値するし努力することでさらに価値あるものになることを、先人たちは教えてくれている。 … P105

真夏のうれしい出来事でした

今日収穫した2個のトウガンと20個のミョウガ

暑い中〈台風5号のフェーン現象の影響とか〉、

ミョウガを収穫しました。

20個ほどありました。(右上写真)

その後、トウガン2個を収穫しました。(右上写真)

 

ミョウガの食べ頃については、昨年も収穫していますのでだいたいわかります。
〈忘れていても白い花が咲きますのですぐにわかります〉

が、トウガンの食べ頃ということになると … 。

で、昨晩、父に尋ねてみました。

「はっきりわからんけど、 … まあ、成長が止まって白っぽくなったらいいと思うけど … 。」

とのことでした。

内心、「明日、2個収穫できるな。」と思いました。

※ その2個とは、8.7付ブログ記事『ヒヨドリはつつくだけですが私は食べます』に掲載した写真にあるトウガンです。

念のためにネットで調べてみました。

【ネット:ベストアンサーに選ばれた回答 kondou557さん】より
… 冬瓜の収穫の目安は、実が真っ白になり、表面のトゲがやや弱くなった頃。
スイカのように割れたり腐ったりしないので、収穫が遅れても大丈夫だそうです。
開花後25~30日程度で若取りできます。
完熟果を取るときは、開花後45~50日程度で、果皮の白毛が落ち、白い粉が現れてきたら収穫の適期です。 …

 

2個のトウガンを運ぶときの重かったことといったら … 。

真夏のうれしい出来事でした。

【愛読の方法:前田英樹著】を読む

【愛読の方法】前田英樹著:ちくま新書

今日も終日雨。

久々に本を読みました。

【愛読の方法】前田英樹著:ちくま新書(右写真)から、印象に残ったくだりを紹介します。

… 愛読という行為は、その方向の中でこそ育ち、熟していく。これは特殊な才に恵まれた人間にだけ許された行為では決してない。文字が読めるなら、だれにも開かれた路であり、文字による教育の一番大切な目的は、この路の入口へと、子どもたちをはっきり導くことではないのか。本による教育は、得をするため、誰かに勝つため、空威張りして鼻つまみ者になるためにあるのではない。人間として生きる意味とは何かを、時流に乗ぜられることのない喜びのなかで、喜びそのものとして知るためにある。 …P78~79

… 愛読書に出会うことは、自己を発見することとまったく変わりがない。が、烈しく求める心が、いつも深く動いているのなら、人は必ず愛読書に出会う。本は向こうからやって来てくれると言ってもいい。 …
P96

 

前田氏の著書を読むうちに、 ” 愛読 ” にかかわり、2人の方が以下のように言っていたことを思い出しました。

… 【こころ】〈夏目漱石著〉は繰り返し人生の季節季節にじっくり読んで、自分の人生の位置というものを確認できる本です。地味だから今の読者がどう受け止めるかということが気になりますけれども、最近の小説は動きの大きいものを追っかけたり、荒っぽいというと変だけれども、性格の濃いものをぶつけ合うというようなものが多いので、これはよほど落ち着いた気持ちになって読まないと。 …
〈城山三郎氏の談話から〉
【人生に二度読む本】城山三郎・平岩外四著:講談社 P13より

… 中年以上になったら、新たな本よりも、過去に読んだ本の読み直しをすすめます。
小説にしろ評論にしろ、中年以降に新たな感動や刺激を書籍に求めても、たんなるひまつぶしで終わってしまいかねません。それより、自分を揺るがす知的体験を与えてくれた本をあらためて賞味してみるのです。
わたしの体験からいえば、くり返し読みたくなる本は二冊か三冊あれば十分です。
そういう本をたまに開いてしばらく読んでは思考に遊ぶ。時を置いてまた読んで思考を深める。味読と独自思考を繰り返します。 …
【人生二毛作のすすめ】外山滋比古著 飛鳥新社 P125より

頭も体も完全に弱ってしまう前に処分したい

今日買った6冊の本

朝から雨。

台風4号が温帯低気圧に変わり、その影響とか。

3か月ぶりに歯医者さんに行きました。

出した健康保険証は、期限が切れていました。
〈先日新しいのが役所から届いていたのでした〉
次回に新しいのを持って来るようにとのことでした〉

治療〈歯石取り〉後、お医者さんから、

「右上の奥から2番目の歯が少しぐらついていますね。 … 歯磨きをていねいにしてくださいね。」

と言われました。

… 徐々に弱っていく頭と体 …

歯医者さんを出てからも、期限切れの保険証とぐらつく歯のことが頭から離れませんでした。

作業をして汗をかけば忘れられるのですが、あいにくの雨でそれもできなく … 。

外出することにしました。

久しぶりに本屋さんに行きました。

本の背表紙を眺め、これはと思う本を本棚から抜き出して拾い読みをしていると、いつの間にか歯医者さんでの出来事を忘れていました。

買う予定はなく気分転換のつもりで行ったのでしたが、古本屋で5冊、新刊書店で1冊買ってしまいました。(右上写真)

全部で2,000円ほどの出費でした。

そのことはともかく、

実は、最近、溜った本をどのように処分しようか悩んでいます。

本〈レコード、CDも〉の場合、たとえ夫婦であっても、親子であっても、趣味が異なるともらってもらえません。

頭も体も完全に弱ってしまう前に、処分したいのですが … 。

ユーチューブを超える景色〈庭〉にしたい

プレハブの窓からの景色

…朝からけっこうな雨…

梅雨も最後を思わせるような降り方です。

で、今日は、ずっとプレハブに籠っています。

朝一にブログ記事を投稿し、その後は、主にユーチューブを見ているという有様です。

パソコンは窓際の机にありますので、画面から目を外すたびに窓外の景色が目に入ってきます。

とくに、今日のようにパソコンに向かう時間が長いと、その分、景色も頻繁に見ることになります。

で、その窓外の景色ですが、

同じ見るなら、美しく気持ちが和らぐようなものにしたいと思い、正面にヒマワリ、右手にアサガオの棚を配置しました。(右上写真)

今のところ、まだヒマワリの花は咲いていなく、アサガオの花も10ほどしか見られませんが、旧盆〈8月半ば〉頃には、もっと華やいでいるいると予想されます。

 

梅雨明けも間近、いいよ本格的な夏がやって来ます。

これからは屋外作業も憚られるような猛暑日もあると思われます。

そのような日には、

冷房の効いた部屋から、アイスコーヒーを飲みながら、

黄色いヒマワリの花や色とりどりのアサガオの花を眺めて夏のひと時を過ごしたい、と考えています。

 

今夏はヒマワリとアサガオだけですが、いずれはそれら以外のものも配置する予定です。

そして、ユーチューブを見ているより窓外を眺めていた方が楽しい、

というような

ユーチューブを超える景色〈庭〉にしたいと思っています。