ポスト平成の会社像は〈日経新聞より〉

日経新聞 11月13日〈火〉6面より

日経新聞〈11月13日火 6面〉で、” ポスト平成の会社像は ” のタイトルの下、3人の方が考えを述べていましたので紹介します。(右写真)

… 世間は人手不足と言うけど、むしろ人余りだと思う。ロボット化、人工知能(AI)化が進む中でホワイトカラーが今後、余剰になる。
… 入社試験では暗記力は不要。長い論文を書いてもらうなど本気度を試す。 …
… マーケティングとは顧客が気づかないこと、すなわち答えがないことに答えることだ。答えのあることを勉強する詰め込み型の教育では育めない。 …
【高岡浩三氏:ネスレ日本社長】

… これからは時間をもてあます人が増えてくる。役に立つものはこれ以上いらない。これからはアジェンダシェイプ、すなわち自ら問題を設定できる人じゃないと、ビジネスはつくれない。 …
… 人は「意味」を食べて生きる存在だ。北海道の炭鉱労働は過酷だったが、精神を病む人は出てこなかったという。エネルギー産業の中心に身を置く炭鉱マンは自負と意味に満ちていた。 …
【山口 周氏:コーン・フェリーシニアクライアントパートナー】

… (ワイガヤに代表される)大部屋を作るのも良くない。今の日本の組織でこれをやったら、ますます「金太郎あめ」タイプを増やすだけだ。むしろ一人で考えるスペースを作った方がいい。個人に責任を持たせる代わりに、権限も与える。命令に従う犬型人間から、自発的に動くネコ型人間を育てるようにしないと。そういう人材は異端の部門や(今の社会に適応しづらい)ゆとり世代から生まれるのではないか。 …
【太田 肇氏:同志社大学教授】

短い文章で人に伝えたいことを表現する技術

過去300記事の見直しが終わりました
晩秋の我が居場所

今日〈11月9日〉で過去300記事の見直しが終わりました。

※ まだ150記事ほど残っています。

とくに ” 順序立てて書かれていない箇所 ” に重点を置いて見直しをしました。

【見直しの視点】

① 〇+△=◇ の数式のように簡潔に表現すればよいのに、やたらに修飾語を使い、わかりにくい文章になっている箇所が多々ありました。

・不要な修飾語を省きました。

② 一つの記事に、木の伐採、草刈り、食べ物、天候のことなど、あれもこれも書いているので、話が飛んでしまっているのです。

・この記事には木の伐採のことだけ、あの記事には草刈りのことだけ、というふうに、一つの記事に一つのテーマだけとしました。
〈日記風のものは除きます〉

結局は、ほとんどが文章を削る作業でした。

一記事平均700字程度だったものが、500字程度になってしまいました。

不要な写真も削除しました。

でも、余計なものがなくなったぶん、文章はかえってわかりやすくなったと思っています。

【SNS時代の文章術:野地秩嘉著 講談社+α新書】より

… 文の頭から読んでいって、後戻りしなくても理解できる文章に組み上げる。これが原則だ。 … P47
… 短い文章で人に伝えたいことを表現する技術 … … P98

まだしばらく記事の見直しが続きそうです。

SNS時代の文章術 (講談社+α新書)

【2019長谷川慶太郎の大局を読む】を読む

【2019長谷川慶太郎の大局を読む】 徳間書店

【2019長谷川慶太郎の大局を読む】徳間書店 から

… ここで強調しておきたいのは、保護貿易対自由貿易というように両者は対立関係にあるのではないということだ。また比較の対象ですらない。保護貿易か自由貿易かの選択では、もう自由貿易しかありえないのだ。 …   P113

… そこで筆者は「文化摩擦を恐れて外国人労働者を入れずに経済の衰退を招くのか、外国人労働者を入れて経済を維持・成長させていくのか、どちらを選ぶのか」と問いたい。言い換えれば、文化と経済のうちどちらをとるかだが、この結論ははっきりしていて、取るのは経済しかない。外国人労働者を入れないと日本経済は崩壊してしまう。 … P160

… 裁量労働制の目的は労働時間の短縮ではなく、だらだらと職場に残る慣習を改め、効率よく働いて生産性を高めることなのだ。効率的に働くインセンティブになりこそすれ、長時間労働を助長するようなことはありえない。 … P163

… 現在急速に居住者が減少している地域では、インフラの新規整備だけでなく、既存のインフラの修復も明らかに公共事業投資の無駄遣いとなる。 … P167

… いずれにしろ日本は労働問題をはじめ銀行のATMなどムダなことが多すぎる。これらのムダをすっきりさせ、その浮いた資金でまた新たな設備投資を展開していけば、さらに大きな飛躍のキッカケをつかむことになるだろう。日本は、「人手不足」と「キャッシュレス化」を奇貨とすべきである。 … P189~190

長谷川氏の『対局を読む』シリーズは、毎年のように読んでいます。

今回も、 ” 木を見て森を見ず ” の私に、もっと森を見るようにと促してくれました。

2019 長谷川慶太郎の大局を読む

【土 地球最後のナゾ:藤井一至著】を読む

【土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて】藤井一至著:光文社新書

【土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて】藤井一至著:光文社新書(右写真)を読みました。

… 専門家の集う学会の定義する「土壌」とは、岩の分解したものと死んだ動植物が混ざったものを指す。この意味では、動植物の確認できない月や火星に、土壌はないことになる。 … P19

… 地球の土壌の中には、 … … 多くの微生物がすんでいる。スプーン一杯(5グラム)の土壌には、細菌(バクテリア)が5億個体もいるという。 … P29

… やはり、火星に土壌はない。100億人を養う土があるとすれば、それは今のところ、地球にしか存在しない。 … P31

… 実は、〈世界に〉土の種類は12しかない。 … P48

… ウイスキー、コーヒー、紅茶、そして砂糖の文化がイギリスで発達する背景には、泥炭土から滲み出す飲み水がそのままでは不味かったことが影響している。 … P80

… 私たち日本人は、土はネバネバして当たり前と思いがちだが、それは湿潤で温暖な環境で生まれ育った人間だけに許された特権である。 … P89

… スコップで土を掘る仕事の最終目的は、スコップで掘らずとも土を予測できるようになることだ。私の仕事がなくなってしまう問題はあるが、信頼できる土の地図があれば、地球上の土と食料や人口の関わりを明らかにすることもできる。 … P138

… 近現代史を通して、文明が発達しなかったのは、民族が未開だからと誤解されることもあったが、主な原因は、酸性で栄養分の乏しいオキシソルが農業生産に適さなかったことにある。 … P147

… 日本は農業大国になれるだけの肥沃な土を持っている。私たちは国土を危険にさらす外国の脅威には敏感になれるが、その国「土」が荒廃しつつあることには鈍感であることが多い。土の発達には数千年かかるとか、汚染土壌の修復に数百億円かかるという事実に愕然とする前に、予防も可能だ。 … … 土壌に恵まれた惑星、そして、土壌に恵まれた国に育った人間として、ただそこに当たり前のように黒い土があることの有難みを知っておいてもいいはずだ。 … P211~212

読んでいるうちに段々引き込まれていきました。

土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて (光文社新書)

【SNS時代の文章術:野地秩嘉著】を読む

SNS時代の文章術:野地秩嘉著 講談社+α新書

【SNS時代の文章術:野地秩嘉著 講談社+α新書】(右写真)を読みました。

… ブログはひとりごとに近い。誰かが読んでくれるのかどうかを気にせずに書いている。SNSの投稿は読む人を意識しています。 …

のくだり〈P27〉のとくに ” ブログはひとりごとに近い ” の箇所が気になりました。 

” 私のブログもそうだからです。 ”

今、過去の記事の見直しをしている最中ですが、率直にそう思っています。

他人の ” ひとりごと ” を好んで読む人はそういないでしょう。

で、 ” ひとりごと ” のブログから遠ざかるように書き直しをしている最中です。

他、

… 文章は人が読んでこそ、意味があるものだ。読む人に伝わるものでなくてはならない。コミュニケーションツールだから、いくら完成度が高くても、読みたくないものになっていたら、それはコミュニケーションツールではない。 … P198

… プレーンで飛び跳ねた表現のない文章である。形容詞も控えて事実だけを淡々と書く文章だ。素っ気ない文章を書いていると、実はそのなかに書いた人のキャラクターが出てくる。隠そうとしても言葉遣い、句読点の打ち方にその人独特の特徴が出てくる。 … P199

も印象に残りました。

” ひとりごと ” を脱し、SNS色の濃いブログを目指しています。

SNS時代の文章術 (講談社+α新書)