マツ枯れの原因について調べる

木立にある立ち枯れのマツ
近隣の家の枯れつつあるマツ

木立には、自然に生えた松の木が7、8本あります。
その中で緑の葉をつけているのは、1本だけです。
で、今木立にある松の木は、1本を除いて他は、全部立ち枯れのものばかりです。(右上写真)

木立から70mほど離れて人家があります。
その家には大きな立派な松の木が3,4本あります。
2年ほど前までは緑の葉でしたが、時間が経つにつれだんだん茶色になってきました。(右下写真)

マツ枯れの原因については、マツノマダラカミキリムシに寄生するマツノザイセンチュウがマツの中で大繁殖することによってマツ枯れを引き起こす、と言われています。

また、環境変化もそのことに関係しているのではないかとも言われています。

… 中世以降、日本では森林の劣化が進んでいた。当時は炭焼きや燃料用に伐採が進み、田畑の肥料とするために落ち葉かきも行われた。落ち葉がなくなると腐葉土も生成しないため、土壌は痩せていたのである。しかし貧栄養土壌でも育つマツは、全国の荒れた山に分布を広げた。ところが戦後、化石燃料や化学肥料の利用が広がり、伐採も落ち葉かきも行われなくなって、土壌が徐々に肥えてくると、肥えた土に適応した樹種が森に増えてくる。一方富栄養化した土は、マツには合わないから、マツの樹種は衰える……。そこに外来のマツノザイセンチュウが襲いかかったことがマツ枯れにつながったのかもしれない。 …
【日本人が知っておきたい森林の新常識:田中淳夫著 洋泉社】 P121より

私のところと近隣の家の松の木の根元周辺を見回すと、納得できそうです。

日本人が知っておきたい森林の新常識

初投稿から2か月

実りの秋に包まれた我が居場所
敷地には、セイヨウタンポポが咲く

ブログ初投稿から2か月が過ぎました。
昨日まで60本余りを投稿しました。
1日約1本の割合です。

今、このブログを打つ手を休め、耳を澄ましていますと、わずかにツクツクボウシの鳴き声や小鳥たちの囀りが聞こえてきます。
あのにぎやかだった蝉の声いっぱいの暑い夏が嘘のようです。
また、窓の外に目を向けますと、敷地に咲いたセイヨウタンポポ(右下写真)の上をチョウが舞っています。

穏やかな秋の日です。
このような落ち着いた雰囲気の中で、自由に思うままにブログを書けることに感謝しております。〈何回も言いますが、家族及びみなさんのおかげです。〉

… どうして秋にタンポポが咲くの? …

セイヨウタンポポは、その名の通り帰化植物です。いまは日本全国で見られるこのタンポポは、日本のタンポポの生活圏を奪い、勢力圏を広げています。日本にはトウカイタンポポやカンサイタンポポといった固有種がありますが、見た目そっくりですよね。簡単に見分けるには、がくを見てください。下向きに反り返っているのがセイヨウタンポポ、反り返っていないのが日本のタンポポです。どちらも同じような環境を好み、姿もそっくりですが、どうして日本のタンポポが競争に負けて減ってきているのでしょうか。それは、セイヨウタンポポが四季咲き『気温や日照、水分などの条件がある範囲内にあればいつでも花を付けること』だからです。
※四季咲き ⇔ 一季咲き『ある特定の季節にしか花を付けないこと』
【ネット:見ーつけた!】より

3ヵ月目もよろしくお願いいたします

 

 

『死人花』?『地獄花』?『幽霊花』? の彼岸花

昨年の一本だけ咲いていた彼岸花 9月24日に

咲いている花を見て、季節の移ろいに気づくことがあります。
私の場合、彼岸花もその一つです。

木立で彼岸花を目にしたのは、昨年がはじめてです。
たった一本だけでした。
殺風景な中に、一つの鮮やかな赤い花は、とても目立っていました。
その花を目にしたことにより、季節の移ろいにはたと気づきました。

「誰が教えたわけでもないのに、お彼岸になるとうまく咲くもんだなあ」と感心しました。
写真にも撮りました。(右上写真)
写真の日付は、9月24日になっています。秋の彼岸〈秋分の日を中日として、その前後7日間〉にぴったり合っています。

今年 同じ場所に咲いた彼岸花 9月22日に

今年も秋分の日がやって来ました。
昨年と同じ場所に、今度は十数本に増えて咲いています。(右下写真)

彼岸花については、よいイメージを抱かない方もいらっしゃいますが、私は、 ” これから夜が長くなっていくんだよ。 ” と告げてくれるその花を歓迎しています。

彼岸花についてのよくないイメージとは?

… 開花期間が1週間ほどなのに秋の彼岸と時を同じくするかのように開花する彼岸花は、あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花でもあります。
お彼岸に咲き、土葬をモグラやネズミから守る意味もあって墓地などによく植えられているため、『死人花(しびとばな)』『地獄花(じごくばな)』『幽霊花(ゆうれいばな)』のようなちょっと怖い呼び名もついています。 …
【暮らしの歳時記ガイド:三浦康子氏】より

果樹等の「表年」と「裏年」

今朝拾ったクリ 鍋の大きさ(直径33㎝、深さ14㎝)
木立にあるクリの木

クリ拾いをしました。量は、どんぶり2杯ぐらいです。(右上写真)

木立には、大小合わせて7、8本のクリの木(クリの種類はわかりません)があります。

昨年は、「表年」だったのか、〈右上写真の〉鍋から溢れ出るほどのクリが採れました。

今年は「裏年」のせいか、少ないようです。

「表年」・「裏年」について

… 元来果樹には「表年」と「裏年」を繰り返す性質をもっているものがあります。カキやミカンが有名ですが。その果樹の生育に適した気候の年ならば、実はたくさんつき、「表年」になります。ただ果樹自体が実をつけ過ぎたことで体力を消耗してしまい、その翌年は実がほとんどつかなくなります。これが「裏年」です。特定の果樹に毎年毎年平均して実を成らすことは不可能です。よってその性質を理解した人間が、花芽や実の量を調整して毎年結果するようにしているのです。ただ人為的にプロの農家の方が調整していても、最適な気候の場合には、自然と花芽や実が出来すぎてしまうこともあります。これが全国的に「表年」と「裏年」に偏ってしまう理由の一つです。 …
【ネット:nashien_hさんのベストアンサー】より

ウメやカキは、今年は「表年」のようです。タケノコ(孟宗竹)は、「裏年で」した。

 

コシアブラ

高さ1mほどのコシアブラ
幼いコシアブラの群生

木立の草刈りをするとき、コシアブラも切らないようにしています。

… 若い芽は、山菜としててんぷら、おひたしなどにする。タラノキのような棘も無く、芽がたくさんあるので、多く採ることができる。ただし、木が大きくなってしまうと採りにくい。
【ネット:樹木図鑑(コシアブラ)より】

コシアブラについても、タラノキ同様、3年前に家族から切らないように頼まれました。
そして、それとわかるように、リボンを巻いてもらいました。

意識しながら見ると、「5枚の葉が一組になって付いているのがコシアブラだ」ということがわかりました。(右上写真)

あれから3年経ちました。
今では、高さが1mを超えるようなものから幼木まで、30本ほど生えています。(右上・右下写真)

コシアブラの名前の由来
・幹から樹脂を取り、漉して塗料として使用したため「漉し油」という説
・中国から伝わった金漆(読み方:ゴンゼツ 意味:コシアブラからとった塗料で、一種の漆)が「越の国の油」と呼ばれ、その油の採れる木のことを「越の油」と言い、それが転じてコシアブラあるいはゴンゼツと呼ぶようになったという説
【ネット:樹木図鑑(コシアブラ)及び広辞苑より】

いろいろな説があるようです。