タラノキ

高さ1m前後のタラノキ
2mを超える高さのタラノキ

タラノキを切らないようにして草刈りをしています。

… 若芽はタラノメと呼ばれ、天ぷらなどにして食べると美味しい。脂質とタンパク質を多く含み、山のバターとも呼ばれる。 …
【ネット:樹木図鑑(タラノキ)より】

タラノメについては、小さい頃から知っていました。
しかし、タラノキについては、どんな幹でどんな葉の木なのか知りませんでした。

3年前、「今後草を刈るときにタラノキは切らないでほしい。」と家族から言われました。
「タラノキ? どれがタラノキや。」というのが、私の返答でした。
家族が木立にあった20本ほどのタラノキに赤いリボンを巻いてくれました。
… 葉がギザギザで枝にとげがある木がタラノキだ、ということがわかりました。…

あれから3年が経ちました。
今では、高さが30cmほどの低いもの(右上写真)から、2mをゆうに超える高いもの(右下写真)まで、200本ほどのタラノキが生えています。

… 丹沢に釣りに行き、人の入らない沢筋に、4m以上になったタラノキを多数発見した。… … 芽は自分のこぶし大はあり、… … 天ぷらにしても火は中まで通らず、そんなに美味しくなかった。何事もほどほどがよい。
【ネット:樹木図鑑(タラノキ)】より

木立にある一番高いタラノキで3m弱ぐらいです。芽はこぶし大までいかないかもしれませんが、来春食べてみたいと思っています。

… そんなに美味しくなかった。…
ということを、自分の体験を通して確かめてみるのもおもしろそうです。

田渕義雄氏の本 3度目を読む

森暮らしの家 田渕義雄著 (小学館)

田渕義雄氏の本を立て続けに3冊読みました。
・森からの手紙:小学館ライブラリー
・21世紀の自然生活人へ:小学館
・森暮らしの家:小学館(右写真)
です。
いずれも読むのは、今回で3度目です。

氏の本を初めて目にしたのは、15年ほど前です。
40代半ばごろです。
日々仕事や雑事に追われる中、清涼飲料水を飲んだかのような気分になりました。
何かの折に、氏の生き方や考え方がふと頭をよぎることも多々ありました。
退職後、無所属の時間に身を置くようになったのも、氏の生き方や考え方が影響していると思っています。

3度目の読書で、記憶に残った箇所

… タイル張りには1対1を使うらしい。セメントの割合が多ければ、粘着度を増すからである。 … 【森暮らしの家 P116】

… 最初、庭に積んだ石積みは、翌年の春に崩れた。それを積み直しながら、石積みのコツを学んでいった。 … 【森暮らしの家 P105】

この2点は、ちょうどこれから自分がしようと思っていたことです。グッドタイミングでした。

氏の本は、氏自身の体験をもとに書かれていますので、とても具体的でわかりやすいです。
とくに素人が自然と関わって作業をしようとするとき、非常に参考になります。

一方、氏の哲学や考えにも引かれるところがあります。

… それは自分の筋肉と汗に訴えて得た情報や知識の確かさとスゴさだった。ひるがえって言えば、それは自分の筋肉と汗に訴えたことのない情報や知識の危うさということであろう。そこが、情報から作られた情報の陥穽だ。それがどんなに時代遅れで遠回りなものにおもえても、自分の筋肉に訴えて得た情報や知識は絶対に確かなものだと信じている。 … 【森暮らしの家 P158】

これからも、氏の本にお世話になっていきたいと思っています。

森暮らしの家―全スタイル (BE-PAL BOOKS)

チェンソーの刃の目立てが少しだけできた

目立ての後、この丸太(直径約10cm)を試しに切ってみました。
そして、実際に木を切りました。まあまあの切れ味でした。

先日〈9/7〉ブログでお伝えした
… 自分で目立てをしたら、ほんの少しだけ切れるようになった … チェンソーの刃の話の続きをします。

その刃は、ネットの動画を参考にしながら目立てをしました。

【ネットで …チェンソー目立て… と打てば、目立てについてのとてもわかりやすい動画がたくさんでてきます】

直径40mmの丸ヤスリで、30°の角度をつけながら5回ずつ、ていねいに削っていきました。それを3回繰り返しました。

そして、その後チェンソーを動かし、丸太に刃を押し当てました。(右上写真)

どうでしょう。それまで全く切れなかった刃が木の中に入って行くではありませんか。〈喰い込むとまではいきませんが … 〉

焼却するために並べてあった30本ほどの丸太も切ってみました。

薪にもならないような腐食寸前のボカボカの丸太で、切りやすかったせいもありますが、全部切り終えることができました。(右下写真)

とにかく一歩一歩前進です。

物置には、刃のこぼれた ” かんな ” と ” のみ ” もあります。
今度は、” 刃を研ぐ ” ことについても学んでいきたいと思っています。

 

ものを探す時間をなくするために

今年自作した小屋の整理棚
使用頻度の高い草刈機は出し入れしやすいように

草刈りの刃を取り替えるときに、スパナを探し回ったことがあります。

波板を切るときに、金切りばさみを探したく道具箱を全部調べたこともありました。

… ムダな時間ですね …

【トヨタ式5S】の言葉を以前耳にしたことがあります。

ネットで調べると、5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾をいうそうです。

その中でもとくに整理、整頓については、トヨタ式の基礎を築かれた大野耐一氏が次のようにおっしゃっています。

… いらないものを処分することが整理であり、欲しいものがいつでも取り出せることを整頓という。ただきちんと並べるのは整列であって、現場の管理は整理・整頓でなければならない。

これに倣って、私も、いらないものは処分し、処分に迷ったものは一つの箱にまとめ、中に何が入っているかを明記し、棚の上の方に見えるようにして置きました。(奥の方に入れたら、また探すことになるからです)

もちろんいつも使うものについては、頻度の高い順に、一番取り出しやすいところに置きました。

また、どの道具がどこにあるのか【見える化】にも配慮しました。とくにネジ類については、長さ〇mm、太さ△mmのものがどの箱に入っているのかがすぐにわかるように並べました。(右上2枚の写真)

後は、今の整理・整頓の状態をずっと持続することができるかどうかということです。5Sの最後に ” 躾 ” がありました。
自分をしっかり ” 躾 ” たいと思っています。

『宝の持ち腐れ』を『宝の山』に

伐採後積んだままになっている孟宗竹 木立に3カ所ある
おが屑に灯油をしみ込ませ、焚き付けに使う

… MOTTAINAI …
今日(9月13日)の日経新聞の文化欄で目にしました。

「廃材アート自然と繋がる」というタイトルの下、岐阜県立文化アカデミー教授の松井勅尚氏は、次のように言っています。

… 日本は先進国でも指折りの森林率を誇る森林大国だ。しかし、人口は都市部に集まり、自然が ” 宝の持ち腐れ ” となっている。木や廃材で作品を作る体験は、人々が日々の暮らし方に改めて向き合い、森と人とモノのつながりを考える場になる。 森が ” 宝の山 ” であるという思いを実感できる人を育てることが使命だと思っている。 …

そして、そのような趣旨で、【MOTTAINAI工房】というところで活動しているということでした。

私の場合、木立の手入れの後にでたものは、野外焼却するか、ただ積んで置いておくだけです。(右上写真)

氏のいう ”  宝の持ち腐れ ” でしょうね。

” 宝の山 ” にはほど遠いのですが、おが屑に灯油をしみ込ませ、それを焚き付けのときに使っています。(右下写真)

また、細い竹は畑の支柱として、伐採した木は薪として使っています …… 。

” 宝の持ち腐れ ” から ” 宝の山 ” へ

私の課題でもあります。