パーマカルチャー農法もいいんだけど

あまりの暑さで草むしりを途中で止めました

菜園に草むしりに行きました。

台車に座りながら草をむしったのですが、顔が地面に近い分、照り返しの暑さをもろに受けました。

夏に親と幼い子どもがいっしょに道路を歩いているとき、身長の低い子どものほうが暑さの影響を強く受けるということがよくわかりました。

〈午前〉10時に早々と作業を切り上げました。(右上写真)

帰り道、車の温度計が34℃を表示していました。

 

水風呂に浸ってひと休みした後、『ワタシが日本に住む理由』〈BSテレビ東京〉という番組をネット動画で見ました。
昨晩テレビで放映されていたけど、全部見られなかったのです。〉

フランスの一人の女性が、福島県の原発事故のあった地域で農地を借り、除草もなされていない草ぼうぼうのところでいろいろな作物をつくっているという内容でした。

司会者がその女性に「どうして除草しないのか。」と尋ねると、彼女は、「パーマカルチャー農法です。」と答えていました。

 

パーマカルチャー農法 … 雑草を排除しなく、むしろ雑草と作物を共生させながら育てていくという農法らしいのですが … 。

周りのみなさんがすべてそのように考えているなら、雑草にとっても、作物にとっても、周りの人々にとってもとてもよいことだと思われます。

理想的ですな。

が、今、私の木立でそれをするとなると … … … 。

ワタシノジコヒョウゲントハ

盛夏の木立前  2023 7.29 3:20PM

本日も熱中症警戒アラートが発令。

が、貧乏性ゆえ、菜園に草刈りに行く。

猛暑に阻まれ、11時過ぎに撤収。

混合油〈草刈機の燃料〉が切れたので、帰りにガソリンスタンドに寄ると、

「お客さん、こんな時間帯に草刈りをすると倒れますよ。 … するならせいぜい早朝か夕方ですよ … 。」

と、店員さんから親切なアドバイス。

 

水風呂を浴びてから昼食。

食後、ふとジブリの風景画が見たくなり、ネット動画で『ジブリメドレーピアノ』を視聴。

相変わらずの郷愁を誘うような美しい風景画。

しばらくすると、何故かしら川瀬巴水〈かわせはすい1883~1957 日本の大正・昭和期の浮世絵師,版画家〉の版画が急に見たくなり、画面を切り替える。
〈ネットってホントに便利ですな〉

すばらしい絵と満腹感が相俟ってか、午睡に … 。

 

目が覚めると、〈午後〉3時。
〈暑いので、夜しっかり寝てないんでしょうな。〉

朦朧とした頭の中では、ジブリの風景画と巴水の版画が行ったり来たり … 。

 

「私にも絵心があったらなあ。」と、ないものねだりをしていると、

天から

「オマエハ エハカケナイケド、ベツノシュダンデヒョウゲンシテイルデハナイカ。 … コダチヲテイレシタアトノコウケイ(右上写真)ガ、オマエノヒョウゲン、ツマリオマエノジコヒョウゲンナノダ。」

という声が。

今日の6冊が積読にならないように

今日買った6冊の本

3か月ぶりに歯医者さんに行きました。

※ 歯石を取ってもらうために歯医者さんに定期的に通っています。

「前歯の歯肉がひどく下がっていますので、思わぬときに歯がぐらつくこともあるかもしれませんな。」

と先生がおっしゃい、

前歯の抜けた自分の顔を想像しつつ、情けない思いで歯医者さんを出ました。

 

相変わらず暑い!

時刻は10時過ぎ。

木立に戻って作業をするにしても、準備をしているうちにお昼になりますな。
〈水やりは歯医者さんに行く前に済ませました〉

久しぶりに古本屋さんに行くことに。

買わないつもりで行ったのでしたが、つい買ってしまいました。

・木田元の最終講義〈角川ソフィア文庫〉
・ビギナーズ・クラシックス源氏物語〈角川ソフィア文庫〉
・歎異抄ってなんだろう 高森顕徹監修〈1万年堂出版〉
・誠実と日本人 相良亨著〈ぺりかん社〉
・シリーズ・哲学のエッセンス ハイデガー 北川東子著〈NHK出版〉
・人生を考えるヒント 木原武一著〈新潮社〉

の6冊を。(右上写真)

※ よく似た内容の本を何冊も持っているのに … 安さに釣られて買ってしまいました。
それなりにきれいな本ばかりで、全部で税込み1,100円。
著者、監修者に申し訳なく思うくらいですな。

 

ここ2か月余り、活字から遠ざかった生活をしております。

今日の6冊が積読にならないように。

雨の日に

ようやく雨も上がりました。        2023 5.29 6:10PM 木立前で

久しぶりのまとまった雨。

これくらい降ると、屋内でおとなしくしているしかないですな。

個人的には晴れた日が好きなのですが、雨の日を好む方もいるようです。

 

私が楽しいひとときを過すのは春と秋に訪れる激しい長雨の降る季節であり、この時は午前も午後も一日中家の中に閉じ込められ、絶え間ない疾風と矢のように叩きつける雨の音で、かえって心を静めることができる。
【ウォールデン ー 森の生活】ヘンリー・D・ソロー/佐渡谷重信訳 より

 

私はほんとに雨が好きだ
雨はいつも私を机のそばにつれてゆき
よろこばしい落ち着きを与え
本を手にとらせる
室生犀星の詩 『ある日』という短詩より

 

たまたま今日読んだ本 … 【山川草木〈さんせんそうもく〉紀行】高田宏著:新思索社 の P178~179に上記の文と短詩が引用されていたので、雨の日にちなんでそれらを紹介した次第です。

犀星の言うとおり、
… 雨は … 落ち着きを与え … 本を手にとらせる …
ようです。

また、ソローが書いているように、
… 一日中家の中に閉じ込められ … 雨の音で … かえって心を静めることができる …
ということも言えるようです。

現に今日の私がそうでした。

 

降り続いていた雨も夕方ようやく上がりました。(右上写真)

素直な ” 感情 ” がもっと大事

【人間の建設】新潮文庫〈左〉        【たとえ世界が終わっても】橋本治著:集英社新書〈右〉

先日、【たとえ世界が終わっても】橋本治著:集英社新書を読んでいると、

… 私は最近、小林秀雄が数学者の岡潔と対談している【人間の建設】〈新潮社、1965年〉を読み始めたんですね。 P168 … とありました。

 

奇しくも、橋本治が【たとえ世界が終わっても】の中で言っている本、つまり【人間の建設】(右上写真)を古本屋さんで同時に買ったのでした。

内容を吟味して買ったわけではありません。

いつものごとくまずはタイトルと著者で決め、あとは中身をパラパラと確認しただけで買いました。

※ 私が買った【人間の建設】は、1965年のものを底本とし、平成22年に文庫版として発行されたものです。

 

で、【たとえ世界が終わっても】を読了後、人間の建設】を読みました。

その中で、岡潔は、

… 数学は知性の世界だけに存在しうると考えてきたのですが、 … … 数学の体系に矛盾がないというためには、まず知的に矛盾がないということを証明し、しかしそれだけでは足りない、銘々の数学者がみなその結果に満足できるという感情的な同意を表示しなければ、数学だとはいえないということがはじめてわかったのです。 … … 矛盾がないというのは、矛盾がないと感ずることですね。感情なのです。 … P38~39

と言っていました。

 

一昨日、たまたまユーチューブで伊木ヒロシの番組〈タイトル名…第六感を使いこなせ〉を視聴していると、彼が、

… 思考形成の中枢を占めているのは、感情 … … ぼくたちは、感情をベースにし、それが知性に働きかけることによって物事を考えている。 …

というアントニオ・ダマシオ〈米:脳科学者 1944~ 〉の考えを紹介していました。

60年近く前に岡潔が言っていたこと〈上記〉と同じではないですか。

 

本、ユーチューブと偶然の一致が続きました。

そのことは一体何を意味しているのか?

知性も大事だけど、素直な ” 感情 ” がもっと大事だということでしょうな。