燃料代節約だけでは語れない薪への思い

薪棚に積み上げた薪

割った薪を薪棚に積み上げました。(右写真)

これで、来シーズン分の薪が2/3確保できました。

 

前回のブログ記事では、灯油が高いので燃料代節約のために薪を使っている旨お伝えしました。

が、それだけでは私の思いが十分に伝わりませんので補足します。

1 たまたま9年前に所有することになったジャングル状態の木立に、手入れされていない、つまり建材には程遠い木がたくさんあった〈大半が杉〉。

2 定年退職〈5年前〉を機に、木立の手入れに専念することに。

3 不要になった木を有効活用。 … 薪ストーブと親戚の薪風呂の燃料に。

4 木立はすっきりし、今やジャングル状態とは言えないほどに。
集落には、「木立前の道路の見通しがよくなった。」とか「ボランティアしとるんか。」というような声もあるようですが、そのいずれでもなく、 … 好きだから … … したいから … やっているのです。
… 性に合っている … と言った方がぴったりくるかな。

 

で、それらの結果が薪なのです。

確かに薪のおかげで、燃料代は浮いています。

また、体が芯から温まる、炎を見ていると心が安らぐなどの薪ならではの魅力もあります。

 

が、自前の薪には、上記1~4のようにこの9年間の歩みや思い入れもたくさん詰まっています。

見た目は単なる杉の木切れでも、1本1本大切に使っていきたく思っています。

リッター100円超えの声が

昨日運んだ丸太をすべて〈薪割機で〉割り終わりました。 薪の手前にあるタイヤの付いた黄色い機械が薪割機です。

〈午前〉8時前から薪割りを始めました。

が、8時半頃に雨とあられが … 。

幸いにも1時間ほどで止み、薪割りを再開することができました。

 

午後3時頃でした。

町会長さんが、今晩の打合せの資料を持ってきました。

「寒いのに精がでるのお。 … おお、これが薪割機か。楽できるな。 … 硬い木も割れるんか?」

「ほとんど〈軟らかい〉杉しか割っていないので何とも言えませんが、一応7tの力がありますので、割れると思うんですが。」

「そうか。 … まあ、灯油が1ℓ100円以上もするときやし、燃料費が節約できてええわ。」

「おっしゃる通りです。杉は火持ちが悪いので薪には適さないようですが、こんなご時世、そうも言ってられません … 。」

「そうやなあ。 … まあ、がんばれや。 … ほんなら、今晩また … 。」

 

昨日運んだ丸太をすべて割り終わり(右上写真)、薪割機を片付け終わったのは〈午後〉5時少し前でした。

途中雨のために中断したとはいえ、7時間近く作業をしました。

昨日の分も合わせると、10時間近く薪割りをしたことになります。

その間、頭の中を何回もよぎったのは、

「灯油買うたら、リッター100円超えや。」

という声でした。

町会長さんもよく似たことを言っていましたな。

それだけで満足

丸太を薪棚前まで運び終わりました

午前8時過ぎになると日が射し始め、気温も上がってきました。

風邪もほぼ治り、外に出て作業をすることに。

 

まずは丸太運びを。

木立に積み上げてあった丸太を、薪にするために薪棚前まで運びました。

※ 丸太を木立に積み上げてあったときの様子については、前々回のブログ記事をご覧ください。

一輪車に少しずつ積んで、50回ほど運んだでしょうか。

ちょうど正午に運び終わりました。(右上写真)

 

昼食を食べ終わると、薪割機を持ち出し、薪割りに取りかかりました。

夕方までずっとしたかったのですが、〈午後〉4時頃に作業を止めました。

何でかって?

煙突掃除をするためにです。

実は昨日から薪ストーブの調子がよくないのです。

数日前に煙突掃除をしたところなのに、煙突のつなぎ目から煙が出るのです。

 

で、再度煙突掃除をしました。

数日前に掃除をしているだけあって、煙突にはそれほど煤は溜っていませんでした。

… が、トップ〈煙突の先っちょのジョイント〉が煤でほとんど詰まっていました。

数日前にはトップも掃除をしているはずなのに何で?
〈原因はわかりません〉

とにかくブラシで煤を取り除きました。

 

薪ストーブは直りました。

私も〈風邪から〉治りました。

そして、今日は、丸太運び、薪割り、煙突掃除と、冬の日射しの下で終日体を動かすことができました。

それだけで満足です。

私が使っている薪ストーブ

焚口から薪が入らない場合は、ふたをまくって直接入れています。

私が使っている薪ストーブは、ホンマ製のAF-60です。

使いはじめて8年目になります。

※ 前のストーブは4年で穴が開いてしまいました。
で、今のストーブは2台目ということになります。
持って3~4年というところかな。

 

他のストーブを使ったことがなく、比べようがないのですが、コスパはいいように思います。

※ 現在は1台5,000~6,000円ちょっと〈税抜き〉な。

また、使い勝手もいいですね。

ストーブの上部が広いので、直径35㎝の鍋と20㎝の鍋を同時に載せることができます。

鍋を載せないときは、おもちを焼いたりお湯を沸かしたりすることもできます。
〈これまた同時にできます〉

 

もう一ついいのは、大きめの薪を使えることです。

焚口〈15㎝×15㎝〉を通る太さの薪なら、長さ50㎝までのものが入ります。

焚口を通らない薪の場合は、ストーブの上部のふたをまくって入れることもできます。(右上写真)
※ 節がある木で細く割れない場合、このやり方で節の塊を直接入れています。
危険ですので自己責任でするということになりますが … 。

 

使っている薪は、ほとんどが火持ちの悪い〈すぐに燃え尽きる〉杉です。

で、大きめの薪が入るストーブだと、頻繁に薪をくべる必要もないので便利なのです。

AF-60を重宝しています。

今日の天気の様に予報が外れてほしい

思っていたよりずっといい天気 2021 12.24 10:30AM 木立前

昨日の天気予報では、今日は降ったり止んだりの天気だったはず。

で、〈昨夕〉
「明日は下手をすると合羽を着ての作業になるかな。」と半ば覚悟をしていました。

が、どうでしょう。

〈午前〉10時を過ぎた頃から日が射し始め、気温も10℃近くまで上がり、天気が安定してきました。(右上写真)

 

切株〈前回のブログ記事掲載の写真参照〉にこびり付いている泥を落とすことにしました。

※ 切株をそのまま燃やすと、大き過ぎてなかなか燃えません。
で、切り分けて小さくするのですが、泥が付いたままだと鋸の刃が傷んでしまいます。
〈チェンソーの場合、いっぺんに切れなくなってしまいます〉
それで、切り分ける前に泥を落とす必要があります。

バールの先を使って一株ずつ泥を落としていきました。

抜根時に一通り落としているにもかかわらず、改めて落とすと、全部〈20株〉で一輪車2杯分の泥が。

 

午後、煙突掃除をしました。

はしごを上ったときの暖かい南風の気持ちいいことといったら … 。

他、雨どいを修理したり、道路際の竹を切ったり、薪棚の薪を〈3日分ほど〉プレハブに隣接した物置小屋に移したりと、雪への備えができました。

 

明日から雪が降り、大雪になるかもしれないとのこと。

今日の天気のように予報が外れることを願う次第です。