廃材を台付き丸ノコと鉈で薪にする

自宅の仏間と座敷の修理に伴い出てきた廃材 杉板(左) 角材(右)
ほとんどの角材にはたくさんの釘が付いています
台付き丸ノコで45cm長に切っていきました

廃材を薪にしました。
〈廃材…自宅の仏間と座敷の修理に伴い出てきた杉板と角材〉(右上写真)

まず、角材の方からはじめました。

角材は、畳の下に敷いてあった杉板を支えるために使われていたものです。

杉板がずれないようにとたくさんの釘が打たれたようです。(右中写真)

釘を抜くためにバールを使いましたが、抜くことができた釘は1割ぐらいでした。

残りの9割は腐食がひどく〈60年近く湿気の多い縁の下にあったので〉、バールをあてがって抜こうとすると、釘の頭が崩れてしまい、抜くことができませんでした。

出っ張った釘が手に引っかかったりするとけがをしますので、金づちで叩いて打ち込みました。

あとは、台付き丸ノコで45cm長に切っていきました。〈釘のある箇所は丸ノコの刃が当たらないようにして〉

次に、杉板に取りかかりました。

杉板には釘はほとんど付いていませんでした。

60枚ほどありましたが、次から次へと丸ノコで45cm長に切っていきました。(右下写真)

ただ幅が20cmぐらいあり、それではストーブの焚口に入りませんので、鉈で順に真っ二つに割っていきました。

廃材は薪に使えるけれど、畳はどうかな?

畳の下に敷いてあった杉板
畳の下の杉板を支えていた木
シロアリに喰われた畳

二人の大工さんがいらっしゃいました。

修理箇所の仏間と座敷の畳が次々とめくられ、あっという間に畳の間が板の間に変わってしまいました。

畳の下に敷いてあった杉板、そして、それらを支えていた木も、大工さんたちの素早く正確な鋸やバールさばきで見る見るうちに剥がされたり外されたりしていきました。

※ 私も毎日のように鋸を使っているのですが、扱い方は段違いです。
やはりプロは違います。
とても参考になりました。

私は、剥がされたり外されたりした杉板や木をいつもの居場所〈自宅から約500m〉に運びました。(右上・右中写真)

中には、汚れたものや釘だらけのものもありますが、ストーブに入るような大きさに切れば、どれも薪に使えそうです。

畳については、シロアリに喰われてもう使えませんので、薪にする予定でいます。
大きさは、長さ約180㎝、幅約90㎝、厚さ約5㎝です。
全部で10枚ちょっとあります。(右下写真)
鋸で、長さ45㎝、幅12㎝の大きさに切って、ストーブに入れていこうかなと考えています。〈実験ですね〉

結果については、後にブログでお知らせします。

自宅の修理に伴う廃材や畳の処分について

薪割りをしようと思っていた矢先に電話が

午後、薪割りをしようとした矢先にケータイが鳴りました。(右写真)

父からでした。
大工さんが自宅の修理箇所を見に来る旨の電話でした。

” 数か月前から自宅の仏間と座敷の床が落ちているのです。
それで、敷居もひどく下がって戸が倒れ、畳が波打っているという状態です。
建ててから60年近く経っているので致し方ないのですが … ”

大工さんと打ち合わせをしました。
助手の方も一人いらっしゃるということで、とくにお手伝いをすることもないということでした。

ただ廃材の処分については、こちら〈自分〉の方に任せてもよいということになりました。
※これで処分費用のぶんだけ安くなります。

廃材の量はどれくらいになるか未定ですが、薪ストーブに入る大きさに切って燃料にします。
〈合板は処分場に出します〉

あとはシロアリに喰われて使い物にならなくなった畳をどう処分するかです。

ネットでは、処分するのに一畳あたり1,000~2,000円とでていました。〈高い!〉

地元の処理場に問い合わせると、それより少し安いかな、という感じでした。〈それでも高い!〉

今のところ、畳も薪ストーブに入る大きさに切って燃料にしようかなと考えています。
〈ダメならまた考えます〉

薪が尽きたら立ち枯れの木を薪にするかも

昨年9月3日現在薪棚の様子 今年1月7日時点で全部使い切ってしまいました
今年1月7日現在薪棚の様子 これらの薪はすべて昨年の10月以降に割ったものです

昨年の9月3日に準備した薪が今日〈1月7日〉なくなってしまいました。

準備した薪の量は、高さ約2m、横約3m、奥行き約0.8m〈0.4m長の薪が2列〉で、体積は4.8㎥になります。

※ 4.8㎥は薪自体の体積ではなく、薪が占める空間の体積です。
薪棚の容積と言い換えることもできます。

で、4.8㎥の容積の薪棚にぎっしりおさまっていた薪(右上写真)を、10月上旬から約3か月の間に全部使い切ってしまいました。

薪がひと冬持たないことは、10月の時点で薄々気づいていました。

それで、10月から12月の間に4回にわたって新たに薪割りをしました。

それらを合わせると、9月に薪棚をいっぱいにした薪の量を超えるくらいです。(右下写真)

でも安心はできません。

これから一年で最も寒い時期を迎えます。
そして、雪も積もります。〈例年、1月中旬から2月中旬にかけて雪がよく積もります〉
雪が積もると屋外作業はほとんどできません。
寒いうえに屋内にいる時間が長くなれば、薪の消費量も多くなります。

薪が尽きた場合、木立にある立ち枯れの松、ねむの木を切って薪にすることも考えています。

太い杉とモチノキの丸太を切るのに苦戦

順に短く切り最後は45cmに 地面を擦らないように慎重に
材が堅く緻密なモチノキ 切るのがたいへん

太い丸太の玉切りをしました。

樹種は杉とモチノキです。

どちらも3m近くの長さで、地面にべったりと横たわっています。

まず、杉の玉切りに取りかかりました。
直径が40cm近くあります。
3m近い長さですので押しても引いてもビクともしません。
単管をてこに、丸太を転がしたり持ち上げたりして、チェンソーの刃が地面を擦らないようにして慎重に切っていきました。
〈チェンソーの刃が地面を擦ってしまうといっぺんに切れなくなってしまいます〉
苦戦しながらも何とか90cm長に切ることができました。
直径が40cm近くある丸太でも、90cmの長さなら人力で片方だけ持ち上げることはできます。
あとは丸太の下に木切れをかまして、薪の長さである45cm長に玉切りするだけです。(右上写真)

次に、モチノキの玉切りに取りかかりました。
杉のようにすんなりとは切れませんでした。
直径は30cmほどで、杉より細いのですが、材が堅くて緻密ですので、切るのがたいへんでした。(右下写真)
杉よりも苦戦しました。

3m近い杉とモチノキの丸太2本をそれぞれ45cm長に玉切りするのに3時間かかりました。