自然とうまくつき合って生活をする

草を刈る前に杉の葉を除ける(一輪車8杯分)
木屑を天日干し これで2日間暖がとれます

草刈りが捗りません。
先日の台風によって落ちた大量の杉の葉が、草におおいかぶさっているからです。

杉の葉を除けた後、草刈りをすることにしました。
わずか50㎡ほどの広さのところに一輪車8杯分の杉でした。
近いうちに焼却します。(右上写真)

で、草刈りをはじめると、地面がでこぼこしていて刈りにくいのです。
地面をよく見ると、モグラが潜った跡がいたるところに見られます。
杉の葉を除けると今度はモグラ … 。
こんなのを … モグラたたき … というのでしょうね。

草刈りを頻繁にする私にとって、今後モグラも、” 手ごわい自然 ” の一つになりそうです。

でも、自然にはよい面もたくさんあります。
太陽エネルギーもその一つです。
先日薪割りをしたときに木屑がでました。
少し湿っていましたので、天日干しにしました。(右下写真)
この時期は朝夕に暖をとればこと足りますので、これで2日分の燃料が確保できました。

” 手に負えない自然 ” ” 手ごわい自然 ” ” すばらしい自然 ” などいろいろありますが、かわしたりくっついたりしてうまく自然とつき合っていきたいですね。

 

 

 

 

ヤマカガシもシマヘビもどちらも恐い

ヤマカガシの脱皮後の皮
脱皮後用水路を移動中のヤマカガシ
最後は側溝のトンネルに

ヤマカガシに出会いました。
プレハブ前の用水路で脱皮中でした。

いつもは逃げるようにその場を去る私ですが、今回はブログに書くために、デジカメを取りに小屋の方へ戻りました。
で、用水路に戻ってみると、ヤマカガシがいないではないですか。

あるのは脱皮後の皮だけです。(右上写真)

近くを見ると、用水路の先の方へ移動中でした。
脱皮後のせいか、いつもの鮮やかな朱色と黒のまだらが少しかすんで見えました。(右中写真)

写真を撮ろうとヤマカガシに近づくと、ヤマカガシの動きがだんだん速くなりました。
そして、最後はふたのしてある側溝に入って見えなくなりました。(右下写真)

ヘビに関する話をもう一つ。

9月上旬のことでした。

土手の草刈りをしているとき、60cmほどのシマヘビが現れました。驚いたのかすぐに逃げていきました。
そして、今度は1mくらいのシマヘビが現れました。気のせいかもしれませんが、私を見据えているようで、逃げる気配は感じられませんでした。
私との距離は3mほどありましたので、見て見ぬふりをして作業を続けました。
先に現れたヘビと親子かつがいであったのかもしれません。

シマヘビについては、次のような話があります。
… 一度、シマヘビを見つけて、畑の中を追いかけていたら、シマヘビが急に止まって振り向き、こっちへ突進してきたことがあった。あわてて逃げたが、あのときは怖かった。非常に気の強いヘビなのである。 …
【食でたどるニッポンの記憶:小泉武夫著 東京堂出版】 P67より

草刈りは無事終了いたしました。

食でたどるニッポンの記憶

鳥たちも大好きなブルーベリー

今年採れたブルーベリー
木立横にあるブルーベリーの木

4年前の秋に、ブルーベリーの苗木を植えました。

土の中にピートモス〈酸性の強い土にするため〉と肥料を入れて苗木を植えたのを覚えています。

植えて2年目の猛暑の夏に、水不足のために、15本植えた中の5本が枯れてしまいました。
現在残っているのは、10本です。(右下写真)

実は酸味が少し強いようです。(右上写真)
今年は全部でどんぶり一杯ぶんの実が採れました。
ジャムにしてヨーグルトと混ぜて食べました。

… 10本も木があるのに、どんぶり一杯とは、少ないのでは? …

その通り。少な過ぎます。

どうも鳥たちが食べているようです。
例年実がなるころになると、ブルーベリーの木の周りを、すずめを二まわりほど大きくした黒っぽい鳥〈調べて、名前を覚えないと〉が、飛んだり歩いたりしています。
食べているところを直接見たわけではありませんが、その鳥ではないかと疑っています。

今年は、〈退職したために〉木立の手入れでしょっちゅうブルーベリーの木の近くに私がいたので、鳥たちは恐くてその木に近寄れなかったのだと思います。
それで、実がなり始めて一週間ほどは、熟したものから順に採ることができました。
あまりに順調だったので、「今年は、私がしょっちゅういるので、鳥は来ないんだな。」と勝手に思い込んでしまいました。
… 油断禁物! … その後、私のいない間に例年のごとく全部食べられてしまいました。

 

タヌキの死骸が!

境界標のコンクリート杭

木立を回っていたときです。

な! なんと! タヌキの死骸が!

大きな親ダヌキです。
境界標であるコンクリート杭(右写真)の横に。
それも頭の部分は所有地に、そして、しっぽの部分は公有地にかかるように。

【境界標】
… 隣の土地との間には境界があるわけですが、地面に線が引いてあるわけではありませんので、何か目印がなければ隣の土地と区別できませんね。境界標とは、この「目印」のことです。境界標の種類には、コンクリート杭、プラスチック杭、金属標などがあります。 …
〈ネット:あなたの街の登記測量相談センター〉より

どうしようか、判断に迷いました。
死骸すべてが所有地にあれば、穴を掘って埋めます。
逆に公有地にあれば、公の機関に連絡します。
結局役所の環境課の方に相談しました。
場所の地番を伝えると、しばらくして業者の方が引き取りにいらっしゃいました。

「横が道路だから、車にはねられてここに跳んで入ったのかな … 。
いや、田んぼに撒いてあった毒物でも食べたかな … 。
原因は何とも言えませんね。
ああ、そう、前までは私有地の場合は引き取りませんでしたが、今は違うんですよね。
1年ほど前くらいからかな。私有地、公有地関係なく引き取っていますよ … 。」
と言いつつ、容器に死骸を入れ、戻って行かれました。

素早く対応してくださり、ありがとうございました。

 

野ウサギを思い出す退職後のひととき

昨年我が居場所の草地で

現在の居場所の手入れをするようになってから、4年経ちました。

その間、いろいろな生き物と出会いました。

ハクビシン、タヌキ、野ウサギ、ヘビ、ヒキガエル〈けっこう大きい〉、スズメバチ、ムカデ、山鳩、ウグイスなどです。

… クマ、シカ、サルはいません。イノシシは200mほど先まで迫って来ています。そこから私の居場所までの間に数軒の人家があり、イノシシにとってそれらが障害となっているようです。 …

さて、野ウサギの話ですが、

昨年の5月のことでした。
居場所の手入れをしていると、跳ねるように動く茶色のものが近くをよぎりました。
よく見ると野ウサギ(右上写真)でした。
野ウサギの方もこちらを意識しているらしく、ときたまチラッ、チラッと目を向けながら草を食んでいました。
野ウサギを目の当たりにするのは、小4時の遠足〈行き先は山のふもとの牧場〉以来でした。五十数年ぶりでした。

私の地域では、今のところ、野ウサギがもたらしたという食害の話はないようです。
イノシシ、タヌキ、ハクビシンについてはよく耳にします。

野ウサギが草を食んでいる姿は、かわいいものです。
しかし、イノシシやタヌキ、ハクビシンのように作物を荒らすということになると … 。

五十数年ぶりに見た野ウサギ … 。
うれしいような … 。 心配なような … 。

今年はまだ野ウサギを見ません … 。

昨年の野ウサギを思い出す退職後のひとときでした。