知人が訪ねて来た。
集落のある家に行ったけど不在で、ついでに私のところに立ち寄ったとのこと。
※ ” ついで ” でも何でもいい。
” 来る人拒まず ” ですな。
とくに私みたいに出不精の人間には、訪ねて来てくれる人の話は貴重な情報ですわ。
彼〈知人〉は40代半ばの男で林業関係の仕事をしている。
まだ独り身で、車で10分ほどのところの住宅に両親といっしょに住んでいるらしい。
「〇〇さん〈私のこと〉の木立は、いつ来ても除草されてきれいになってますね。」
「ああ、今はこれしかすることがないんや。」
〈木立前を見回して〉
「草刈りだけでなく、いろいろな野菜もつくられているようだし … 。」
「あんたんとこは田畑はないんか?」
「ええ、ないんです。」
「あんたの住んどるとこ〈ろ〉なら、使われとらん畑はいっぱいあるやろ。ちょっと頼めばすぐにただで畑を貸してくれるわ。 … きょうび畑を借りてくれる人は大事なお客さんや。」
「ちょうどそのようなことを考えていたんです。 … 最近、米不足の話をよく聞きますし、うちのように何にも食べ物をつくっていないと不安になってくるんです。」
彼が帰った後、野菜の収穫をした。
栗拾いもした。(右上写真)
微々たる量だが、年寄りばかりの4人家族にはちょうどいい。
彼が言ったように、
自分で食べ物をつくっていると何となく安心しますな。