木立の手入れにいっそう力を入れて

集落の世話係として前任者から引き継いだもの … 文書ファイル,パソコン,録音機,印鑑,集会所の鍵

集落の世話係〈書記〉の引継ぎの準備をすることに。

 

集落の世話係の任を引き継いだのは、5年前の2月中旬。

時の経つのは早いものですな。

後任者が決まったということですので、文書ファイル〈5冊〉の整理をしました。

小さい集落〈約140戸〉といえど、5年分の文書や配布物となると、けっこうな量になるものです。

それら全部を後任者に渡しても戸惑うと思われましたので、必要なものだけを1冊のファイルにまとめました。

※ 万一抜けたものがあっても、パソコンにデータとして残っていますので心配することはありません。
〈書記には集落からパソコンが貸与されています〉

 

最後に、後任者に渡すものを確認し(右上写真)、引き継ぎ事項をA4用紙1枚にまとめました。

… あとは、引き継ぐだけか …
〈引き継ぎ日時は未定〉

 

と、肩の荷が下りた気分に浸っていると、知人が訪ねて来ました。

うれしそうな顔をして。

はじめは、あれこれと近況を話していたのですが、

「息子が … 息子が … 大学に受かったんや … 。」

と。

「おめでとう。そりゃー、よかった。」

 

みなさん春のようですな。

彼の息子さんには、夢と希望をもって自分の道を歩んでいくことを願う次第です。

私も、木立の手入れにいっそう力を入れていかないと。

これ以上のことはないですな

伐採後の木立前 … 木立前といってもプレハブの後ろの方になります。

今日も暖かい。〈最高気温12℃?〉

3月下旬並みの天気とか。

早朝の野外焼却〈野焼き〉を終えると、小一時間休憩し、伐採木の後処理に取りかかりました。

 

玉切りをしていたときでした。

ふと顔を上げると、木立前の道路に立ってこちらの方を見ている人と視線が合いました。

休日によく散歩をしている四十半ばぐらいの男の人で、今まで言葉を交わしたことはありませんでした。
〈今日日は田舎でも休日に散歩している人がけっこういるんですわ。〉

が、いきなり、

「おはようございます。いつもお世話様です。隣の在所〈ざいしょ〉の〇〇という者です。木を伐ってから、見違えるようにさっぱりしましたねえ(右上写真)。この後、何か植える予定はおありなんですか。」

と。

「ああ、梅と柿でも植えようかな、と思っています。」

と答えると、

「それはいいですね。散歩コースがきれいになると、歩くのも楽しみです。 …  あっ、手を止めてしまって申し訳ありませんでした … 。」

と言うと、また、歩いて行きました。

 

いつも話しかけてこない人が話しかけてきたということは、木を伐ったことがその人にとって余程のことだったんだなあと思いました。

… 自分が好きでやっていることが、他人をも喜ばせている。 …

私もうれしいですわ。

これ以上のことはないですな。

日が長くなりました

朝、木立前から東の空を望む

霧がかかった朝 … 案の定暖かい日となりました。(右写真)

 

5:45~7:45
野外焼却〈野焼き〉
先日の伐採木の枝葉を焼却しました。

7:45~9:00
ブログ記事投稿
ブログ記事のチェックは30分ほどで終わり、その後ユーチューブを少し視聴。

9:00~9:30
町会長さんと話す
集落の世話係を辞めたとはいえ、話すことがけっこうありますな。

9:30~12:30
伐採木の枝を切り離す
7割方終了。

12:30~13:15
昼食
メニュー … 焼いも、カップラーメン、みかん、牛乳
焼いもは、昨秋穫れたサツマイモをアルミ箔に包み、野焼きの灰の中に30分ほど入れただけで出来上がり。
味は、もちろん !

13:15~13:55
近くの店で買い物

13:55~17:05
野外焼却〈野焼き〉の準備
午前中切り離した伐採木の枝葉を焼却場近くまで運びました。
明朝も微風とのことで、焼却ができそう。

17:05~
一日を振り返ってブログ記事にまとめる
今、書いているところです。
帰宅時刻は、6時30分頃になりそうです。

 

今日は、最高気温が10度近くまで上がり、風も弱く、穏やかな日でした。

午後の野焼きの準備を終え、時計を見たときには驚きました。

5時を過ぎていたのです。

5時過ぎまで野外作業をしたのは、昨年の秋以来です。

日が長くなりました。

いっしょに木立の手入れをしませんか

物置に無造作に入れた野外焼却〈野焼き〉用の焚付 … 木立で拾い集めた杉の枝葉です。

午前中野外作業ができると思いきや、8時過ぎから雨に。

慌てて野外焼却〈野焼き〉用の焚付を物置に入れました。(右写真)
〈明朝焼却予定〉

※ 夏はそれほどでもないのですが、冬は焚付が濡れていると火付きがとても悪くなります。
昨朝久しぶりに焼却をしたのですが、雪に埋もれていた焚付を使ったので、火力がなかなか高まりませんでした。

 

ユーチューブを聞きながらプレハブ内の整頓をしていると、知人がやってきました。

見覚えのある若い議員さんを連れて。

「あんたこの人知っとるやろ。次の選挙にも出るつもりでおるんや。やる気満々や … 。」

「〇〇です。いつもお世話になっております … 。」

「冷たい雨の中おつかれさまです。若い人は溌溂としていいですな。 … 頑張ってください。」

面と向かって言葉を交わしたのは初めてでした。

他にも回るところがたくさんあるらしく、忙しそうに帰って行きました。

 

彼〈議員さん〉は、傍で見ていても、地域のためにまめに動き回っているのがよくわかります。

陰ながら応援していきたいと思っています。

それと比べ、私と同年齢、あるいはそれ以上の議員さんたちは一体何をやっているんでしょう。

何にも見えてこないではないですか。

いっそのこと、私といっしょに木立の手入れをしませんか?

残念で寂しい

玉切りに精を出していると、伐採業者さんが来ました。

伐採杉の後処理に大忙し。(右写真)

近いうちに新たに24本の杉を伐採してもらうので、とにかく伐採済みの杉を早く処理をしないと … 。

 

で、作業をしていると、木立前に車が止まりました。

伐採業者さんでした。

「おつかれさまです。大分片付きましたね。 … ところで、今度の伐採の件ですが、少し遅れるかもしれません。それをお伝えに来ました。 … 実は、この前、〇〇さん〈私のこと〉とこの杉を伐採されたきこりさんが急に亡くなられたのです。 … それで、今、代わりの人を探している最中です。申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。」

と言って、帰って行きました。

 

亡くなったきこりさんの顔が瞼に浮かんできました。

歳は私より少し上のように見えました。

言葉少なに的確に指示を出すリーダー格のきこりさんでした。

〈お客さんである〉私に ” あんた ” と話しかけてくるような人でしたが、傲慢さはなく、嫌な感じはまったくしませんでした。

むしろ頼もしいプロフェッショナルと思ったほどです。

伐採後に、お礼にとお茶とお菓子を渡したとき、

「あんた、こんな気ぃ遣わんでもいいのに。わしら仕事でやっとるだけや … 。」

と、はにかんだ顔で、照れくさそうに言っていたのを思い出しました。

 

… 残念で寂しい …

… ご冥福をお祈りいたします …