ケガもせずお金もかけずにあれもこれも

三脚のヘッド〈タコマン製〉

朝、集落の年配の方が訪ねて来ました。

「おはようさん。 … 休んどるとこ悪いのお。 … 実は三脚のヘッドを貸してほしいんや。」

「三脚のヘッドって … 。」

「あんた切株を引き抜くときに使うとった三脚の頭んとこのジョイントや。 … たぶん1t用やと思うんやが … 。」(右上写真)

「ええ、そうです。 … それなら物置に単管に付けたままになっていますんで、外して持って行ってください。 … で、切株でも抜かれるんですか?」

「なんもや。石を持ち上げるんや。 … 昨日知り合いから庭石をもろうてな。軽トラの積載量ギリギリぐらいのでかい石や。 … 300kgちょっとかのお。それでいつまでも積んどくと軽トラによう〈よく〉ないし、早う車から下ろしたいんや。 … わしんとこ三脚とチェーンブロックはあるし、まあとにかくヘッドだけ借りていくわ … 。」

 

1時間ほど経った頃、うれしそうに三脚ヘッドを戻しに来ました。

「うまくいったようですね。」

「おかげさんで大助かりや。ホントにアンガトウ。 … あんたんとこもいっしょやけど、わしんとこも子どもが出て行って、残っとるのは年寄りだけや。 …  最小限の力でケガをせんようにして、できればお金もかけんようにしてあれもこれもしていかんならん。 … そやけどいつまで続くんかのお … 。」

同感ですな。

ダラダラと飲み食いしない健全な日

プレハブに戻るともう夕暮れ時でした

朝、ブログ記事を投稿しようとチェックしていると親戚から電話が。

奥さんが転んで腰を打ったらしく、病院まで連れていってほしいとのこと。
〈息子は欠勤できないもよう〉

 

8時過ぎに親戚に着くと、すでに出かける準備をして待っていました。

腰を曲げるときが痛いらしく、一度立ってしまうと、よろよろとしながらも何とか自分で歩けるようでした。
〈この4月で満90歳になるそうです〉

 

〈総合〉病院に着いたのは9時少し前 … まあ、人の多いことといったら。

3連休明けなのでとくに多いとのことでした。

ふつうなら腰のレントゲン撮影だけで済むところ、高齢者ゆえ骨密度を調べるレントゲン撮影もしました。

で、それらの撮影結果をもとに担当のお医者さんが治療をなされるのですが、何しろ人が多く、結局治療を受けられたのは〈午後〉3時頃 … 。

レントゲン写真だけでは目立つような損傷が見られなく、3日後にMRIを撮ることに。
〈再度私の出番ですな〉

病院近くの薬局で薬をもらい、親戚まで送り届けてプレハブに戻ると、もう夕暮れ時でした。(右上写真)

 

〈午前〉8時以降、何にも口にしていないのでお腹が空いていました。

※ 帰り道に食堂に寄ろうとしましたが、夕食に近い時間帯でしたので止めました。

神様がダラダラと飲み食いしない健全な日を与えてくださったのかも … 。

腰痛にならない程度に

木立前の雪もようやく消えました

木立前の雪がようやく消えました。(右写真)

外で作業をしたいところですが、北風が強いわ、雨が降るわで、まだちょっと無理ですな。

それに地面も乾いていないし、下手に作業をすると、地面がぐちゃぐちゃになってしまいます。

3月まで待たないとダメかな … 。

 

今日はお客さんもなく〈午後5時時点で〉、プレハブ内でユーチューブを視聴したり、本を読んだりして過ごしました。

以前そのような生活を続けていたがために腰痛になりましたので、腰痛が治ってから、午前に1回、午後に1回木立を歩くようにしています。
〈天気のいい日は3回歩くときもあります〉
〈1回の所要時間は30分ほど … 気分転換にもいいですな〉

 

午後は雨の中、傘をさして歩きました。

北風が冷たく、傘を持っていた手がかじかむほどでした。

… が、震えているのは私だけのようで、

木立のみなさんはというと、

山桜は枝々に芽を付け、フキノトウは顔を出し、各々の草は小さいながらも地面のいたるところに生え、

寒い中にも静かに着々と春を迎える準備をしているように見えました。

 

予報では10日ほど先まで雪が降るとのこと。

それが終わるといよいよ春 … 野焼き、畑耕し、ジャガイモ植えなどでまた忙しくなりますな。

今のうちに心行くまでユーチューブや読書に浸っておこうか。

もちろん腰痛にならない程度に … 。

温かい場所・お茶・聴くこと…それだけ

昨日は〈午後〉8時近くまで知人と話していました

朝プレハブに入ると、お菓子と紙コップが置きっぱなしに … 。

そうでした。

昨日〈午後〉8時近くまで知人と話していて遅くなったので、後片付けもせずに帰宅したのでした。(右写真)

※ 普段は〈午後〉6時半過ぎに帰宅

 

昨日の〈午後〉5時近くのことでした。

一日を振り返り、ブログ記事にまとめようとしていた矢先に知人が訪ねて来ました。

「入ってええか?」

「どうぞ。」

「いきなり来て悪いのお。 … 山歩きしとったら、雨が降ってきたんや。天気予報は晴れる〈て〉言うとったのに。ホントに参ったわ。 … 夕方バレー〈ボール〉もする予定やったのにオミクロンで中止になってしもうたし … 思う通りにいかんもんや … 。」

※ 彼〈知人:66歳〉は、昨春雇用延長も終え、自由の身となりました。
非常にアクティブで、積雪の山道を歩いたり、地域の子どもたちにバレーボールの指導をしたりしています。

 

で、あれこれ話しているうちに夜の8時近くになったという次第です。

彼の話は、私のような出不精者にとって、地域の実情を知るよい機会となっています。

彼のように訪ねて来てくれる人がいるおかげで、何とか世捨て人にならないで済んでいるという感じです。

感謝しています。

 

では、逆に私が彼らにしていることとは。

温かい場所、お茶、聴くこと … それだけですな。

この7年でガラッと変わってしまった

炎を見ていると主が元気だった頃のことを …

親戚に行ってきました。

昼食を食べながら、〈親戚の〉長男から〈親戚の〉主の様子を聞きました。

※ 現在親戚の主は高齢者施設に入っています。
様子を見に行きたいのですが、オミクロンが流行っているので、面会ができません。
で、〈親戚の〉長男は、電話で施設の職員と彼の父のことについてやり取りをしています。

徐々に弱ってきているとのことでした。
〈94歳ですからな〉

 

親戚から戻り、ストーブの炎を見ていると主がまだ元気だった頃のことを思い出しました。(右上写真)

初めて薪ストーブを設置した冬 … そう、7年前の雪が積もっている休日にストーブの炎を見ながら温まっているときのことでした。
〈当時私は勤め人で、親戚の長男は都会で働いていました。〉

 

親戚の主がプレハブのドアを開けるや否や

風呂の薪が足りんなったし、前に置いたる丸太をもろうていくわ。ええか?」

と。

「そりゃーええけど、乾いとらんもんを持って行ってもすぐに薪にならんやろ。」

「そんなもんかまわんわ。釜に入れりゃそのうちに燃えるんや。」

で、外に出て手伝おうとすると、

「おまえ、今日はせっかくの休みやろ。じっくり休めや。」

と言って、1人で20本ほどの丸太を軽トラに積んで帰って行きました。

 

まるで昨日のことのようです。

… この7年でガラッと変わってしまいました …