コロナの影響がこんな田舎にまで

遅れて咲いた一輪のヒマワリ

昨日の午後6時頃でした。

作業を終えて行きつけの理髪店に行きました。

入り口のドアに

『まことに恐れ入りますが、県外のお客様はお断りいたします。』

との貼り紙がしてありました。

そのようなことは初めてでした。

 

〈もちろん私はそれに該当しませんので〉店に入りました。

すると、主が、髪を切っていた手を休め、

「〇〇さん〈私のこと〉ゴメン。 … 今日はもう店仕舞いです。 … いま時短営業しているんです。」

きょとんとしていると

「コロナ感染防止のために先日からいつもより1時間早く店を閉めているんです。 … 申し訳ありません … 。」

「ああ、そうでしたか。 … いやあ、木立に籠ってばかりいると世間のことに疎くなりますわ。 … また出直します … 。」

と言って、店を後にしました。

こんな田舎にまでコロナの影響が及んでいるんですな。

ホントに驚きました。

 

話は変わりますが、2~3日前に一輪のヒマワリが咲き始めました。(右上写真)

そのヒマワリは、他のヒマワリに比べて成長が著しく遅いので気にかかっていました。

が、どうでしょう。

見事に花を咲かせました。

他のヒマワリはすべてうなだれてしまい、そのヒマワリだけが堂々と正面を向き、ひときわ輝いています。

赤、紫、ピンク、白のアサガオの隣に鮮やかな黄色のヒマワリ … 。

晩夏の木立前をいっそう彩っています。

果たしてウチの温州みかんの味は

温州みかんの実

昨日カボチャの周りの草刈りをしているとき、温州みかんの実がついているのに気づきました。(右写真)

5個ついていました。

 

温州みかんの苗木は5年前の秋に買いました。

当時は木立の手入れもほとんど進んでいなく、とりあえず杉と杉の間に植えました。

当然といえば当然ですが、日当たりが悪いために一向に大きくなりませんでした。

で、孟宗竹を伐採した年〈2年前〉の秋に、日当たりのよい伐採跡地に植え替えをしました。

※ 植え替えをしたときの様子については、2019、11.16付ブログ記事『竹やぶ跡に温州みかんを植えました』をご覧ください。

 

温州みかんの場合、初夏に白い花が咲きます。
〈隣家の畑に温州みかんが植わっていますので〉

が、私のところは今年も花が見られず、まだ早いのかなと諦めていました。

ところがどうでしょう。

知らず知らずのうちに実がなっていたのです。
〈たぶん花を見落としたんでしょうな〉

直径4㎝ほどの硬そうな緑色の実をいきなり目の当たりにし、驚くと同時にうれしくなりました。

 

昨秋、近所の人からもらった温州みかんを食べたことを思い出しました。

「雪が積もる寒いところでも、こんなにおいしいみかんができるのか」

とびっくりしました。

実の色がだいだい色になると食べ頃だそうです。

果たしてウチのみかんはどんな味でしょうか?

今からワクワクしている次第です。

町会費の扱いの難しさがよけいにわかる

プレハブの裏 … 連日の雨で草だらけ

今日も雨。

プレハブの裏は一面草だらけ。(右写真)

明日から晴れるそうですので、しばらくは草刈りの日々ですな。

 

で、室内で町会費の納入案内をつくることにしました。

※ 当集落では、町会費の納め方として、3月に1年分全額を納める方法と3,5,8,11月に分割して納めるという二つの方法をとっています。
で、今年3回目の案内を分割納入者に出そうとしているところです。
ちなみに分割納入は、全戸数の1/4といったところでしょうか。

 

つくっているときに先日訪ねて来た友人との話を思い出しました。

※ 友人は他集落に住んでおり、ふだんは都会で生活をしています。

「オレ、ほとんど田舎におらんで家は空き家同然やけど、町会費はしっかり払うとる。 … そやけど、その遣い道がぜんぜんわからんのや … 。」

「そんなことないやろ。 … たいてい年初めの総会で会計報告がなされとるはずや。 … そして、欠席者には会計報告が載った資料が届けられとるはずや … 。」

「ふつうはそうやろな。 … そやけど、オレ、そんなの見たことないけど … 。」

「一度町会長さんに聞いてみりゃどーや。 … 大事なお金を納めとるんやし、すぐに教えてくれると思うわ … 。」

「聞いてみるわ。」

 

町会費の扱い … 難しいですな。

世話係をしているので、よけいにわかるのです。

みなさんもアサガオを楽しんでね

今回の雨で棚が一挙にアサガオでいっぱいに

春以降、短時間〈半日〉でこんなにも雨が降ったのは初めてです。

幸いにも今のところ、集落での雨による被害は聞いておりません。

※ 集落の世話係ゆえ、何かあった場合には応援に行かなければなりません。

 

例年この時期になると、草の成長に衰えが見えはじめるのですが、今年は季節外れの大雨の影響か、ますます勢いを増している様子が覗われます。

先日除草したばかりの薪棚前も、あちこちに青いものが目立ちはじめています。

ほかのところは推して知るべし。

まさに草、草、草 … … という感じです。

雨は明日まで続くとのこと … 明後日からは一週間ほど草刈りの日が続きそうです。

 

が、その一方で、よいこともあります。

今回の雨でアサガオのつるも一挙に伸び、棚が埋まりました。(右上写真)

※ 一週間前の8.11付ブログ記事『先人の言う通り体が一番』に掲載の写真と見比べてみてください。

あとは赤、紫、ピンク、白の鮮やかな花がいっぱい咲くのを待つだけ … 。

晩夏の清々しい朝、澄んだ空気の中で、〈横6m,高さ2,5mのサガオの大パノラマを見られるかと楽しみです。

 

棚をつくったとき、

アサガオにこんなデカい棚 … ちょっとやり過ぎかな?」

と思いました。

が、今やそんな思いは一切なし。

アサガオ棚は木立前道路から丸見え … みなさんもぜひ楽しんでね。

親戚の主

木立に戻ると 2021 8.16 6:40PM

【6年前の冬】

私がまだ勤めていた頃、1月の雪の積もった日曜の午後のことでした。

親戚の主が風呂の薪にするために丸太を取りに来ました。

私の手伝いも断り、彼一人で、長さ約1m、直径20㎝前後の丸太を20本ほど軽トラに載せ、さっさと帰って行きました。

 

【3年前の冬】

私が定年退職し、はじめての冬を迎えた頃のことでした。

当時、彼〈親戚の主〉は運転免許証を返上しており、病院や買い物への送迎は私がしていました。

彼 … 車の運転ができなくとも、凍った道路を上手に歩いて宝くじを買いに行くほどに足腰はそれなりにしっかりしていました。

※ その後彼の子どもが同居するようになり、私の役目は終了。

 

【昨日】

午後、彼の家族から連絡がありました。

3時間ほど家を空けるので、その間彼を見ていてほしいとのこと。

※ 今や彼は、車に乗るほどの体力も気力も失せてしまったようです。

彼の家に行くと、横になって眠っていました。

しばらくするとやおら起き上がり、虚ろな目で私を見ました。

私が誰だかわかったようでした。

冷たいお茶を差し出すと、ほんの少しゆっくりと口に入れ、

「ありがと … 」と、微かな声で言うと、また眠ってしまいました。

 

木立に戻った頃には、辺りはすでに薄暗くなっていました。(右上写真)

※ 親戚の主は、今年の秋に満94歳を迎えます。