ヒマワリに水をやっていると、集落の人が訪ねて来ました。
用件を済ませると、
「 … ところで、あんたがいま水やっとるのヒマワリやと思うけど(右写真)、いったいどれだけ伸びるんや。」
「3mぐらいですかね。」
「えらい高なるんやな。 … で、そんなん植えてどうするんや。」
「 … … どうするって … 見て楽しむんです … 。」
「 … ふーん … そうか … 。」
まるで不思議な話を聞いたかのような表情で帰って行きました。
今までにもよく似たことが何回かありました。
推測するに、みなさん、
… 儲かりもしないのに、大きな棚までつくって支柱を立て、暑いさ中にせっせと世話をしてただ花を見るだけか … わからんのおー …
と思っていらっしゃるようですな。
どちらかと言うと、私も『花より団子』タイプです。
が、定年退職後、木立の手入れのために四六時中屋外で作業をするようになり、夏のあまりの暑さに辟易しています。
で、「暑い夏に心に涼をもたらしてくれるものは何かないやろか」とあれこれ考えてみました。
何故かしら、幼い頃に夏休みによく目にした大きなヒマワリが思い出されました。
5年ほど前から、毎年ヒマワリを植えるようになりました。
夏の青空をバックにした鮮やかな黄色い花を見上げると、妙に懐かしく涼しくなったような気分になるのです。