幸せで贅沢なこととは

あられの降る日に中古のプレハブにて

〈午前〉10時頃珍しく穏やかな天気に。

近くのホームセンターに苗木を買いに行きました。

キュウイの雌木2本、雄木1本、キンカン2本、せとか〈みかんの品種名〉1本、不知火〈しらぬい:みかんの品種名〉1本を買ってきました。

 

昼食後植えようと思いきや、つい居眠りを … 。

やおら起きて、準備をしようと外に出ると、急にあられが。

慌ててプレハブに戻りました。

窓の外は真っ暗、そして、あられがプレハブの鉄板の屋根を叩く音、

プレハブに隣接した作業小屋の波板の屋根に降りかかる音の凄まじさと言ったら … 。

もう波板が破れるかと思うほどです。

昨日はそれにプラスして雷鳴の轟きがあったのですが、今日は無いだけまだまし。

 

… けど、それらを除くと、プレハブ内は天国そのもの。

あられに打たれることもなく、温かい薪ストーブのそばでゆったりと熱いコーヒーが飲めます。

プレハブ〈広さ約15畳〉は7年前に木立の手入れをする道具を置くために中古で入手したもので、現在は私の日中の居場所となっています。(右上写真)

 

わずかな苗木を買うにもお金のことが気になる年金生活者ですが、

快適な居場所があり、
〈妻や子どもたちは虫が多いので不潔だと思っているようです〉

そこで自分のやりたいことを心行くまでできるのは、幸せなことであり、贅沢なことでもあると思っています。

身近にお手本になる人がいて励みに

集落の果物づくり名人からいただいた柿とみかん … 最も大きな柿の直径は10㎝

連日の暴風雨。

風に飛ばされた杉葉が道路に散乱し、晴れ間を縫って拾い集めるも切りがなし。

荒天が収まってからまとめて拾い集めることにしよう。

 

外での作業はできず、屋内で作業や読書をする気にもなれず、近くのホームセンターへ苗木を見に行くことに。

時期が遅いのでほとんどの苗木は売り切れていました。

幸いにも今年中に植えたいと思っていたキュウイの苗木が残っていました。

※ キュウイの場合、雌木と雄木があり、それらをいっしょに植えないと実ができません。
ただ、キュウイにはいくつもの品種がありますので、雌木と雄木の相性を考慮する必要もあります。
私が植えようとしているのはへイワードのいう品種の雌木で、それに合うのは、トムリという品種の雄木です。

今日は買わずに見るだけにして帰ってきました。

 

しばらくすると、集落の果物づくり名人が訪ねてきました。

一方の手には柿が入った袋を、

そして、もう一方の手にはみかんの入った袋を持って。

見事な柿とみかんです。(右上写真)

彼〈名人〉が帰った後、最も大きな柿の直径をものさしで測ってみました。

なんと10㎝!

 

「いずれは自分も」 と意欲を掻き立てられました。
〈柿とみかんだけではなくキュウイもがんばらないと〉

身近にお手本になる人がいて励みになります。

板坂元の著書を改めて読んで

【人生後半のための知的生きがい入門】〈左〉 【人生後半のための知的生活入門】〈右〉    共に板坂元著:PHP文庫

先日菜園横にある物置を整理していたときでした。

板坂 元〈江戸文学研究者・大学教授〉の著書【人生後半のための生きがい入門】【人生後半のための知的生活入門】:共にPHP文庫(右写真)が目に付き、拾い読みをしているうちにはまってしまいました。

自宅に持ち帰って読み直しました。

印象に残ったくだりを紹介します。

 

【人生後半のための生きがい入門】より

… 秋が去って冬が来れば、古いものは散って消えていく。 … … 衰えが見えたら、さっさと身を引くいさぎよさ、ひょっとしたら、これが最高のお洒落かもしれない。 … P44

… 生きがいは「生活をいとなんで行く上の実利実益と関係がない】「させられるのではなく、やりたいからやる」「個性的なものである」「ひとがそのなかでのびのびと生きていけるような、そのひと独自の心の世界をつくる」 … P92
著者が神谷美恵子の著書『生きがいについて』から引用

… … 私は孤独に耐える力を持っているつもりだ。私は、『濹東綺譚』の永井荷風の言葉のように、「徒党を組んで事を為す」ことがきらいだ。ゴルフやカラオケを避けるのも、仲間と連れだって遊興することがにがてだからだ。与えられた持ち時間は、大事に自分自身のために使いたい。 … P210

人生後半のための知的生活入門】より

… … 生活は簡素で静かであることに越したことはない。 … … 社会生活や食・住の生活をシンプルにして、現実を見直すことは難しくないと思う。おそらく、私にとっては大変に贅沢な生活になるだろうが、せめて人生の一時期はそういう生活を送ってみたいのだ。 …
P48

… 足の向くままに、小さな発見を楽しんでいく生活が、晴耕雨読の生活の中に組み込まれるなら、文句なしに新しい人生が建設できる。 … P96

 

人生の後半にさしかかった頃に〈20年ほど前…40半ばの頃かな〉 一度読んでいるはずなのに、内容をほとんど覚えていませんでした。

… … が、体が覚えていたようで、

今回紹介した〈上記の〉5つのくだり … 細々とながらも現在実践させていただいております。

” いい顔 ” でありたい

ユーチューブ 『若者たち~遠い世界に~或る日突然/トワ・エ・モア(白鳥英美子、芥川澄夫) 青木まり子』より

〈午前〉8時頃より雨が降り出し、昼過ぎから雨足が強くなる。

止む気配なし。

集落の行事の案内文書を作成すると、あとは何もする気が起こらず。

室内作業や読書などをしようとの意欲も湧かず … 。

 

ユーチューブでジャズを聴くことに。

… が、10分ほど流しているとなぜかしらフォークが聴きたくなる。

歌を聴いているうちに、それらが流行っていた中高生時代を懐かしく思い出し、級友たちの顔が浮かぶ。

「みんな元気でやっているかな?」と。

 

とくにトワ・エ・モアと青木まり子の歌に聴き入る(右上写真)

いや、見入ってしまったと言った方が正確かもしれない。

繰返し20回近く視聴する。

『若者たち』『遠い世界に』『或る日突然』の歌もさることながら、3人〈白鳥英美子,芥川澄夫,青木まり子〉の顔がいい。

青木は今日初めて知ったのだが、白鳥、芥川にいたっては、私が中高生の頃見たときよりずっといいように思われた。
〈いつ録画したものかわからないが〉

… 顔は履歴書 … という言葉を思い出した。

 

ふと自分の顔に思い至った。

いつも木立の中を泥や木屑にまみれて這いずり回っている65歳のジイサンの顔のことを。

〈顔立ちがよくてハンサムとか美人とかではなく〉
” いい顔 ” でありたいものだ。

いよいよ寒い季節の到来ですな

同時に2本の煙突を掃除しました。 〈左〉…プレハブの煙突 ,〈右〉…作業兼物置小屋の煙突

ここしばらく小春日和の日が続いていました。

おかげさまで、めいっぱい外で作業ができ、晩秋を満喫できました。

… が、明日から1週間ほど雨とのこと。

とくに明後日からは、一挙に冷えるらしい。

 

薪ストーブの煙突の掃除をすることにしました。

薪ストーブはプレハブと作業兼物置小屋2か所に設置してあり、それぞれの煙突を同時に掃除しました。(右上写真)

トップとジョイントを取り外し、煙突の中に溜っていた煤を取り払いました。

それが終わると、ストーブ本体につながっていた煙突を取り外し、ブラシで煤をこすり出しました。

煙突などを元通りに取り付けた後、ストーブ内の灰を掻き出し、焚口の耐熱ガラスの煤を拭き取りました。

締めて作業時間は1時間20分 … ストーブは万全状態に。

 

燃料の薪はふんだんにあり、問題なし。

ただ、焚付けが … 。

雨の降る前にと、木立に散らばっていた乾いた杉葉を拾い集めました。
〈野焼きといい、ストーブといい、濃い茶色をした枯れた杉葉は焚付に最高です〉

そして、先日建築業を営んでいる方からいただいた端材を斧で細かく割りました。

枯れた杉葉 → 端材 → 薪

と、これで薪ストーブの点火の問題もなくなりました。

 

暖房については準備が整いました。

いよいよ寒い季節の到来ですな。