春はそこまで来ているようです

みぞれ降る木立前 2021 2.4 4:00PM

午後、ストーブの傍で本を読んでいると、親戚がやって来ました。

買い物をしたついでに寄ってみたとのこと。

いつものごとく果物やお菓子の差し入れ。

車まで行って見送ると、

「今日もひどい荒れ模様やのう。台風並みの風や。 … いつになったら春が来るんかのお。 … まあ、風邪引かんように気ぃつけいやー … 。」

と言いながら帰って行きました。

※ 親戚には風呂用の薪をあげていますので、そのお礼にと、近くに来るたびに何がしかの食べ物を置いていくのです。
自分の薪を割るついでに親戚のぶんも割っていて、労力はそれほど変わらないのですが … とにかく有り難いことです。

 

今日は吹雪になるわ雷が鳴るわの悪天気でしたので、

午前中の晴れ間に木立をひと回りしたきりで、それ以外はほとんど室内にいました。

幸い親戚を見送ったときは、わずかにみぞれが降っているだけで、風は小康状態でした。(右上写真)

 

今冬は、昨年、一昨年に降らなかった雪がまとまって降っているという感じです。

また、風についても、昨秋は一度の台風もなく穏やかな日が続き、その付けが一挙に冬に来たようです。

 

が、なんやかんや言って、暦の上ではもう春です。
〈昨日は立春でした〉

一週間後に、旧暦でいう新春も迎えます。
〈今年は2月12日だそうです〉

春はそこまで来ているようです。

なぜか愛着がわく手作りカレンダー

ネットからプリントアウトしたカレンダー

今年に入り、一か月が過ぎました。

その間、日付や曜日の確認は、プレハブ内に貼ってある一枚の年間カレンダーでしていました。

書き込みができないので不便でした。

妻に自宅で余っているカレンダーの有無を尋ねると、
「きょう日はカレンダーを配っているところなんてほとんどない」
とのつれない返事。

思い当たるふしが … 。

昨年末、近くの金融機関でお金を下したついでに窓口へ行くと、いつもはカレンダーの入った段ボール箱が置いてあるのに … 見当たりませんでした。

行員にカレンダーが欲しい旨伝えると、奥の方から一枚だけ〈前述の年間カレンダー〉持って来ました。

月替わりのカレンダーは、例年車販売店の社長さんが年末に持って来るんですが、今回はそれもありませんでした。

 

今さら百均へ買いに行ってもないでしょうし … 、

ネットで無料でダウンロードできるものがありましたので、それを利用することにしました。
〈いろいろなものがあるんですな〉

2月から12月までのものをそれぞれプリントアウトし、2月のものを一番上に順にホッチキスで束ね、昨年のカレンダーを台紙としました。(右上写真)

月が替わるごとに一枚ずつ剥がしていけば、従来のカレンダーと何ら変わるところがありません。

 

手作りしたカレンダーを見ていると … なぜか愛着がわいてきますな。

行く1月・逃げる2月・去る3月かな

青空に映える木々 2021 2.1 10:00AM

はや2月。

時折青空に映える木々を見上げながら、木立を回りました。(右写真)

プレハブに入り、外套を脱いでストーブの傍に座ると、知人がつぶやいていた

・行〈〉く1月〈ちがつ〉
・逃〈〉げる2月〈がつ〉
・去〈〉る3月〈んがつ〉

の言葉がふと頭に浮かびました。

 

昨日、知人が訪ねて来ました。

彼〈知人〉は、5年ほど前に一度定年退職をし、その後も延長してずっと働いています。

が、近々それも終わり、再度の退職となります。
〈以後仕事はしないとのこと〉

「ワシ、この間、仕事でミスをしてしもうたんや。 … 大事に至らんでホッとしたわ。 … 今までそんなこと一回もなかったのにのお。 … 勤めも残りわずかやし、最後の最後まで気を引き締めてやっとるつもりやったのにそんなザマや。 … 気持ちのどっかに弛みがあるんかのお … 。」

「そのような気持ちで仕事をなされていれば大丈夫ですよ。 … オーバーワークじゃないですか? … … 気を張り詰めてばかりいると、燃え尽き症候状態になりますよ。 … 退職しても先が長いから、とにかく健康に気を付けないと。 … 」

 

2時間ほどあれこれ話をすると、冒頭の『行く1月 … … 』をつぶやきながら帰って行きました。

懐かしく思いました。

いずれは彼にもそうなる日が来るんでしょうね。

ストーブの傍から温温として物を言っても

ストーブの傍から温温として物を言っても …

息子から電話がありました。

息子

「… 今の借家、近いうちに取り壊しになって出んならんのや。で、その後、別の借家に移るか、マンション買うか迷うとるんや。」

「マンション? 都会やし〈購入費が〉高いやろ。」

息子

「そうや。〇千万円するんや。 … で、買うとなると、35年ローンになるんや。借家にしたって、35年借り続けるとよう似た金額になるんや。 … で、マンションは自分のもん〈もの〉になるけど、借家は家主に返すだけや … 。」

「… … … 急に言われても、答えが見つからんわ。 … けど、お父さん〈私〉が▢▢〈息子〉の立場やったらどうするか言うわ。 … 結論は、借家住まいや。 … まず、勤め先が35年先まであるて保証あるか。 … たとえあっても、▢▢〈息子〉が定年までおいてもろうことできるんか。 … もう一つは、お金に縛られたがために何かしたいことがあってもできんことや。 … それでええんか。 … お父さん〈私〉なら35年間も耐えられんわ。 … 借家の方が、妻子を路頭に迷わせる率も低いと思うとる … 。」

 

企業の最前線で懸命に働いている息子に、

ストーブの傍にドカッと座って温温として物言いをしたオヤジ … 。(右上写真)

安全圏にいる評論家の意見だったかも?

コロナが収まらんと都会へも行けんしのおー。

よく考えて時間をかけてつくった文書でも

町会長さんと文書のチェックをしました

議事録を書き終えました。

※ 議事録作成の経緯については、前回のブログ記事をご覧ください。

チェックをしていると、折しも町会長さんがいらっしゃいました。

議事録に目を通してもらうべくお願いすると、

「ちょうどよかったわ。 … 実は、ワシも見てもらいたい文書があって持って来たんや。 … ほら、この前の集会で世話係全員が再任されたやろ。 …  で、集会に参加されんかった人もだいぶおったし、お知らせせなあかんと思うて、あいさつ文をつくったんや。 … みんなに見てもろうときは独り善がりの文書〈を〉出せんしのお。 … これや。 … ワシ、議事録見とる間、あんたにあいさつ文〈を〉見てほしいんや。 … 頼むわ。」

しばらくそれぞれがつくった文書を見、誤字脱字、意味が曖昧な箇所等をチェックしました。

 

訂正後の文書を見ながら、

「よう考えて時間もかけてつくった文書やったけど、改めて見ると、直すとこ〈ところ〉ってけっこうあるもんやのお。 … そやけどすっきりしたわ。 … こんで〈これで〉みんなに出せるわ。 … ありがとう。」

と、町会長さんの言葉。

 

「町会長さん、私もまったく同じ思いです。 … これで、〈先日の集会の〉議長さんと議事録署名人さんにハンコをもらいに行けます。」

と、町会長さんにお礼を言いました。

私もすっきりしました。