これでいいじゃないですか

窓外のヒマワリ

8月15日は、地獄の閻魔様も休む日だとか。

草を刈っている人もトラクターを動かしている人もなし。

蝉と小鳥の鳴き声だけが … 。

ユーチューブに飽きて本を読んでいると、知人が訪ねて来ました。

※ 彼〈知人〉は、私より1歳年上です。
定年後1年間ほど雇用延長していましたが、体調がすぐれなくてやめました。
それ以後、勤めをせず、屋敷の手入れや野菜づくりに専念しています。

久しぶりやな。調子はどうや。 … わしもいよいよ年金が満額あたるようになったわ。 … あんたも来年からやな。 … 定年まで勤めてよかったわ。 … … まあ、今思うと、勤めたというより勤めさせてもろうたという感じやな。 … 上司、同僚、お客さんに恵まれ、そして、家族に支えられて、 … ほんとにみんなのおかげや。感謝しとるわ。」

「まったくいっしょですよ。」

「満額ていうてもたいしたことないけど、ぜいたくせんと〈しないで〉、細々と何とか暮らしていくわ。」

「みんないっしょですよ。 … 今みたいに、うだるような夏の暑い日に、昼間から、冷房の効いたとこ〈ところ〉で、お茶を飲んで、花(右上写真)を眺めながら、好き勝手に話ができる … これでいいじゃないですか。」

… 等々、あれこれ2時間ほど話したでしょうか、

65歳になった男と65歳になりつつある男の旧盆のひと時でした。

草刈りも奥が深いですな

刈った草が用水路に落ちてしまいました〈真ん中…用水路  右側…コンクリートの木立の土留め  左側…公道脇の斜面〉

集落では、私有地に面した公道脇の草は、その私有地の所有者が刈ることになっています。

で、今日は、傾斜角約45°、幅1mほど、長さ30m余りの公道脇の斜面の草を刈りました。(右写真)

ここは、私が日頃草刈りをしている中で、二番目に刈りにくい場所です。
〈ちなみに一番刈りにくい場所は、集落から依頼されている田んぼの畔です。〉

 

傾斜のきつい斜面なので足の置き場がないのです。

といって、公道に足を置いて刈ろうにも、斜面の幅が広いので、草刈機の先が十分に届きません。

結局、用水路(右写真)に入って草を刈ることに。
〈流水量の少ない日にしています〉

草刈機を肩に担ぎ、用水路を歩きながら、用水路の縁から公道脇に ” 草をすくい上げるようにして ” 刈っているのですが … 、

それが思うようにいかないのです。

1/3ほどが用水路に落ちてしまうのです。(右上写真)

たくさんの草が落ちると、用水路は詰まってしまいます。

で、今日も草刈りが終わった後、用水路に落ちた草をレーキで拾い上げました。

※ 集落では、うまくすくい上げながら草刈りをする人が何人もいます。

 

退職後の主な活動の一つに草刈りがあります。

が、いまだになかなか上達しません。

草刈りも奥が深いですな。

真夏のうれしい出来事でした

今日収穫した2個のトウガンと20個のミョウガ

暑い中〈台風5号のフェーン現象の影響とか〉、

ミョウガを収穫しました。

20個ほどありました。(右上写真)

その後、トウガン2個を収穫しました。(右上写真)

 

ミョウガの食べ頃については、昨年も収穫していますのでだいたいわかります。
〈忘れていても白い花が咲きますのですぐにわかります〉

が、トウガンの食べ頃ということになると … 。

で、昨晩、父に尋ねてみました。

「はっきりわからんけど、 … まあ、成長が止まって白っぽくなったらいいと思うけど … 。」

とのことでした。

内心、「明日、2個収穫できるな。」と思いました。

※ その2個とは、8.7付ブログ記事『ヒヨドリはつつくだけですが私は食べます』に掲載した写真にあるトウガンです。

念のためにネットで調べてみました。

【ネット:ベストアンサーに選ばれた回答 kondou557さん】より
… 冬瓜の収穫の目安は、実が真っ白になり、表面のトゲがやや弱くなった頃。
スイカのように割れたり腐ったりしないので、収穫が遅れても大丈夫だそうです。
開花後25~30日程度で若取りできます。
完熟果を取るときは、開花後45~50日程度で、果皮の白毛が落ち、白い粉が現れてきたら収穫の適期です。 …

 

2個のトウガンを運ぶときの重かったことといったら … 。

真夏のうれしい出来事でした。

暑い『山の日』に朝からブログ記事を書く

青空に映えるヒマワリ 2020  8.10

いつものごとく〈午前〉7時前に木立前に着きました。

物置小屋のドアと窓を全開にし、花壇をひと回りしました。
〈最近の晴れた日の日課となっています〉

青々と茂るサツマイモの葉、つややかな緑色のピーマン、清楚な薄紫色のアサガオ、鮮やかな赤色のホウセンカ … など。

青空に映えるヒマワリも、夏を際立たせるのに一役買っているようです。(右上写真)

畑と花壇をひと回りした後、プレハブに入りました。

 

昨日下書きしておいたブログ記事をチェックして投稿。

それが終わると、今度は木立回り。

カボチャもトウガンも順調。
〈今年は竹やぶ跡にカボチャとトウガンを植えました〉

5本ほどの花の咲いたミョウガが。
〈夕方までに採らないと〉

30分ほどして木立前に戻って来ると、もう汗だく。
〈予報では今日は猛暑日とか〉

集落を一望すると、人影はなく、 … 国旗を掲げた家が … 。
そう、今日は山の日で祝日〉

それにしても静か、いや、静か過ぎる。

草刈機の音も、チェンソーの音も、トラクターの音もまったくなし。

世間は、祝日なので休んでいるのか?
あるいは、あまりに暑いので休んでいるのか?

 

私?

私は、定年後、毎日が祝日のようなもの。

今日は、暑さにかこつけ、みんなが休んでいることに乗じて、

冷房の効いたプレハブで、朝から本ブログ記事を書いています。

【愛読の方法:前田英樹著】を読む

【愛読の方法】前田英樹著:ちくま新書

今日も終日雨。

久々に本を読みました。

【愛読の方法】前田英樹著:ちくま新書(右写真)から、印象に残ったくだりを紹介します。

… 愛読という行為は、その方向の中でこそ育ち、熟していく。これは特殊な才に恵まれた人間にだけ許された行為では決してない。文字が読めるなら、だれにも開かれた路であり、文字による教育の一番大切な目的は、この路の入口へと、子どもたちをはっきり導くことではないのか。本による教育は、得をするため、誰かに勝つため、空威張りして鼻つまみ者になるためにあるのではない。人間として生きる意味とは何かを、時流に乗ぜられることのない喜びのなかで、喜びそのものとして知るためにある。 …P78~79

… 愛読書に出会うことは、自己を発見することとまったく変わりがない。が、烈しく求める心が、いつも深く動いているのなら、人は必ず愛読書に出会う。本は向こうからやって来てくれると言ってもいい。 …
P96

 

前田氏の著書を読むうちに、 ” 愛読 ” にかかわり、2人の方が以下のように言っていたことを思い出しました。

… 【こころ】〈夏目漱石著〉は繰り返し人生の季節季節にじっくり読んで、自分の人生の位置というものを確認できる本です。地味だから今の読者がどう受け止めるかということが気になりますけれども、最近の小説は動きの大きいものを追っかけたり、荒っぽいというと変だけれども、性格の濃いものをぶつけ合うというようなものが多いので、これはよほど落ち着いた気持ちになって読まないと。 …
〈城山三郎氏の談話から〉
【人生に二度読む本】城山三郎・平岩外四著:講談社 P13より

… 中年以上になったら、新たな本よりも、過去に読んだ本の読み直しをすすめます。
小説にしろ評論にしろ、中年以降に新たな感動や刺激を書籍に求めても、たんなるひまつぶしで終わってしまいかねません。それより、自分を揺るがす知的体験を与えてくれた本をあらためて賞味してみるのです。
わたしの体験からいえば、くり返し読みたくなる本は二冊か三冊あれば十分です。
そういう本をたまに開いてしばらく読んでは思考に遊ぶ。時を置いてまた読んで思考を深める。味読と独自思考を繰り返します。 …
【人生二毛作のすすめ】外山滋比古著 飛鳥新社 P125より