木立前の畑で、サツマイモやピーマンなどの育ち具合を見ていると、集落のある高齢者から声をかけられました。
「あんた、いつもまめに草刈りしてきれいにしとるのおー。 … 手が空いたら、わしんとこでひと休みすればどーや … 。」
以前にも同様に誘われたのですが、そのときは忙しくて行けませんでした。
で、一区切りつくと、その方〈高齢者〉の庭に向かいました。
「おお、忙しいのによう来てくれた。 … これがわしの庭や。今やここの手入れをするのが生きがいになっとる。 … おかげさんでこんな歳になっても、元気やし、腰も曲がっとらんのや … 。」
・彼は昭和6年生まれとのこと
〈今年88歳になり、私よりちょうど20歳年上ということになりますな〉
・若い頃から仕事〈自営業〉の合間に庭づくりに取り組んできた
・50年前に植えた2本のソメイヨシノが立派に育ち、毎年友人と花見を楽しんでいる
・庭にある20畳ほどの小屋には冷蔵庫もあり、その前には屋外用のテーブルと椅子 … 同好の士が定期的に集まり、詩吟の練習をしている … 等、
ホントにうれしそうに話していました。
帰りに自作の竹製の花器をいただきました。(右上写真)
〈彼は竹細工も得意で、テレビ局から取材を受けたことがあります。〉
木立の手入れに一段と意欲が湧いてきましたわ。