体を毀すと元も子もありませんからな

畔草刈りを途中で止める

3日ぶりに熱中症警戒アラートの放送が流れました。

一体いつになったら涼しくなるんやろか。

といって、何にもしないでいるわけにもいかず、集落から頼まれた田んぼの畔草刈りに取りかかりました。

刈り始めて1時間半ほど経った頃でしょうか、あまりに暑くて耐えられなくなってきました。

と同時に、朦朧とした頭の中を、この夏に聞いた3人〈Aさん,Bさん,Cさん〉の話がよぎりました。

いずれも熱中症に関する話ばかり。

 

・Aさん〈寿司屋の主〉
「つい先日まで、熱中症が原因で入院していたんですわ。ものが食べられんでずっと点滴でした。 … が、書入れ時のお盆に休むわけにもいかず、出てきてこうやって仕事しとるんですわ。まだ全快まで行ってませんな。」

・Bさん〈集落の人〉
「あんた、暑い中あんまり無理すると熱中症になるわ。 … 実は、わしゃ、この間まで熱中症やったんや。医者からもろうた薬飲んでようやく治ったとこや。 … 隣の集落に〈熱中症に〉罹ったもん〈者〉がいっぱいおるそうや。」

・Cさん〈造園業〉
「仕事柄、熱中症にはホントに気ぃつけとる。たとえ飲みとうなーても、ちょくちょく水分補給せんとな。 … 一回熱中症に罹ってしもたら、その夏はずっと体調不良が続くかもな … 。」

 

すぐに草刈りを止めました。(右上写真)

体を毀すと元も子もありませんからな。

とてもいい刺激になった若い二人

依然として夏空ですな … 2023 8.28 4:00PM 木立前から東の空を眺める

姪夫婦と2年ぶりに話しました。

※ お盆に来たかったんだけど、夫婦いっしょに夏季休暇が取れず、この時期になってしまったとのこと。

 

「お墓参りを終えてから、この近くにある伝統工芸を見に行く予定です。」

「その伝統工芸って何のことや?」

「麻織物です。」

「そんなもん織っとるとこ〈ろ〉、この辺にあるかいな。」

「あるんですよ。」

と、笑いながら印刷したグーグル地図を見せてくれました。

 

車でわずか5分ほどのところ〈距離でいうと2㎞といったところか〉に、昔の技を引き継いで麻を織っている家があるなんて … 。

それも地元のもん〈者〉がわからんのに、都会のもん〈者〉のほうがよう知っとるなんて。
〈ひょっとして知らないのは私だけか〉

 

「〇〇〈姪の名前〉は前から麻織物に興味があったんか?」

「いいえ、最近です。 … 着付け教室に通うようになってから、織物に興味を持つようになりました。 … それに主人も伝統工芸に関心がありますんで … 。」

 

ネットの情報は玉石混交と言われるけど、上手に使えばまさに文明の利器ですな。

二人の ” 学ぼうという意欲 ” にも感心。

「そのうち涼しなったらがんばるわ」と、何でも暑さのせいにしているじいさんには、若い二人はとてもいい刺激となりました。(右上写真)

アイコよありがとう

崩れたミニトマトの棚

朝、木立に着くと、

ミニトマトの棚が崩れているではありませんか。(右写真)

ちょうど木立近くに住んでいる人と出会ったので、昨晩の雨風の様子について尋ねてみました。

「 … 雨はたいしたことはなかったんやけど、突風があったな。 … あんたんとこ、とくに〈トマトの木の〉上のほうによう実が生っとたし、その重みに〈棚が〉耐えられんで倒れたんと違うか。 … もったいないことをしたのお … 。」

※ 自宅は木立から500mほど離れており、隣近所に囲まれているので、突風には気づきませんでした。

 

一昨日まで、暑いので収穫が億劫だとか、実が裂けているだとか〈前々回ブログ記事参照〉、ぜいたくを言っていたので、バチが当たったのかも。

暑くても、実が裂けていても、何でもいい、とにかく10月まで収穫を続けたかった … 。

沈んだ気持ちで後片付けに取りかかりました。

根っこを抜くとき、涙が出そうになりました。

 

日誌には、

・5月 8日 … ミニトマト〈アイコ〉赤9株,黄4株,植える
・6月29日 … 初収穫

とあります。

初収穫の日から一昨日〈8月25日〉までの約2か月間、3日置きぐらいに収穫しました。

上径30㎝、深さ15㎝のボールに山盛りのときもありました。

トマト本来の味のする赤色のアイコ、甘みの強い黄色のアイコ、どちらも好評でした。

 

アイコよありがとう。

まろやかな甘いブルーベリー

ブルーベリー  2023 8.26 7:35AM

朝、木立を歩いていると、

熟れたブルーベリーが生っているではありませんか。(右写真)

※ 毎朝、ブログ記事を投稿した後、木立を歩き回るのが日課です。
木立の広さは約0,5㏊あり、花や果樹などの様子を見ながらひと回りすると、だいたい30~40分かかります。

 

例年〈私のところの〉ブルーベリーの収穫は、6月半ばから始まって7月半ばに終わります。

が、この時期〈8月下旬〉に熟れたブルーベリーを採って食べることができたのです。
〈こんなことは初めて〉

10粒ほど食べたのですが、まろやかな甘い味でした。

 

【わけ】

今日食べたブルーベリーの樹は、他のブルーベリーの樹より3年ほど遅れて植えたものです。

先に植えてあった樹が枯れてしまったので、その代わりに植えたのです。

植えてから4~5年経っても一向に実がつかないので、品種についてよく考えずに、店先にあったのをただ買ってきて植えたのでダメなのかなと諦めていました。

それが7年目の今年、ようやく実をつけてくれました。

すでに防鳥ネットを取り外してあったのですが、幸いにもヒヨドリさんやスズメさんに食べ尽くされることはなかったようです。

 

来年はしっかりと防鳥ネットを張ります。

8月下旬に、酸味の少ないまろやかな甘いブルーベリーが食べられるなんて … 。

楽しみが一つ増えました。

トマトを早く捥がないと

頭上にある裂果したトマト

一体いつになったら涼しくなるんや。

今日も2時間ほど草刈りをしただけでダウン。

周りの田畑を見るに、珍しく人影が … 。

※ この時期になっても、熱中症警戒アラートの放送が連日流れているという有様です。
あまりの暑さのせいで、最近は午前8時を過ぎると、周りの田畑に人影を見ることはほとんどありません。

 

私より2歳年下の男が、カボチャ畑の整理をしていました。

「あんまり無理すると熱中症になるわ … 。」

と声かけすると、

「もう熱中症になっとるかもしれんわ。 … こうも暑いと、自分が熱中症になっとるのかなっとらんのかもわからんのになるんや。 … まあ、こうやって動き回れるいうことは、まだ大丈夫ということや … 。」

と、豪気な返事。

 

彼の足許にも及ばない体力の私は、水風呂を浴びるために自宅に走りました。

で、木立に出直すと、ミニトマト〈アイコ〉が目に入ってきました。

昨日、親戚が捥いでいったのに、まだけっこう残っているのです。

今や熟れた実のほとんどは、頭上〈地上高2mぐらい〉にあるという感じです。
花房でいうと、第7~8あたりか。〉

水やりのせいか酷暑のせいかわからないけど、大半の実が裂けていますわ。(右上写真)

早く捥がないと腐ってしまいそう。

 

トマト畑が日かげになるのは、午後5時以降。

その時間帯になったら、がんばって捥がないと。