昨日の夕方、自宅へ戻るのに車に乗ったとき、ケータイが鳴った。
親戚からだった。
「まだ木立におるんか?」
「なんもや。今、家に帰るとこ〈ろ〉や。」
「ちょうどよかったわ。 … 今すぐにスイカを取りに来てくれいや。1個買うたけど食い切れんで半分余ったんや … 。」
親戚は、かつては8人の大家族だった。
主や主の父親が健在だった頃は、彼ら自らがスイカをつくり、夏になると収穫したスイカが常時玄関脇に3~4個転がっていたものだった。
が、今や2人だけの家族になってしまい、スイカをつくる者もいない。
スイカを食べたいときは買うことになるのだが、1/2や1/4に切り分けられたスイカを買おうとせず、丸ごと1個を買ってしまう。
スイカとはまん丸い1個のものを包丁で自分で切り分けて食べるものだ、という意識がいまだに強くあるようだ。
実は私の家もそう … 子どもたちがみな家を出、年寄りばかりの4人家族になってしまったのに、今でもスイカを丸ごと1個買っています。
そして、「腐らないうちに早く食べてしまわないと」と、余計な心配をしているのです。
今日、インゲン豆の初収穫をしました。(右上写真)
これから本格的な収穫時期に入り、ぐっと収穫量が上がっていきますが、これまた食べ切れないでしょうな。
食べ盛りの子どもたちはもういない。
生活意識を変えていかないと … 。