華やかな正月になりそう

今日いただいたハボタン

終日雨。

昼食後、薪ストーブの傍らで本を読んでいたのが、いつの間にか居眠りに … 。

 

ケータイで目が覚めました。

「大荒れの天気やけど、犬の散歩するんか?」

「はい、4時頃からします。」

「わしんとこのハウスの前に10本ほどのハボタン置いとくし、〈犬の散歩のために〉家に帰るときに、ハウスに寄って持ってってくれんかのお … 。」

「いつももろうてばっかりで、ありがとうございます。 … 寄って持って行きます。」

 

前の町会長さんからでした。

彼〈前の町会長さん〉は、7棟のハウスと広い畑を所有していて、ブドウ、野菜、花など手広く栽培しています。
〈現在新たに2棟のハウスを建設中〉

ブドウ、カブ、キャベツ … など、いつもいただいてばかり … 。

ほとんどが商品ですので、味は言うまでもありません。

この前いただいたサトイモなんかは、今までに食べたことがないような絶品でした。

今日いただいたハボタン(右上写真)も、正月用に出荷を予定している商品で、色、艶、形、大きさなど、完璧です。

 

雪国に住んでいると、冬に花を飾ることが如何せん少なくなります。

で、木立にあるマンリョウとナンテンの赤い実の付いた枝を折り、それを持ち帰って飾ろうかなと思っていた矢先でした。

いただいたハボタンを妻と両親に見せると、とても喜んでいました。

華やかな正月になりそうですな。

「人生の意味を考えよ」ということか

プレハブ内で読書

積雪20㎝。

降りしきる雪でプレハブ内は薄暗く、午前中はデスクライトを点けながらの読書。(右写真)

午後は、過去にテレビ録画した『ヒトラーの贋札〈にせさつ〉』を視聴。

 

『ヒトラーの贋札』〈2011 5.11録画〉については、ただ録画してあっただけで、内容はまったく知りませんでした。

で、たまたまそれが目についたので本棚から抜き出して再生したのですが、
… 第2次大戦下のナチスの収容所で、ユダヤ人がポンドやドルの贋札〈にせさつ〉を作らされ、それはナチスを利する行為になるんではないかと葛藤する …
というような内容の映画でした。

 

午前中に読んだのは【ある禅者の夜話】紀野一義著〈筑摩書房〉という本で、禅についての本にもかかわらず、フランクル〈収容所より生還したオーストリアの精神科医〉が出ていました。

そして午後の映画は、前述したようにフランクルがかつて収容されていたところが舞台に。
〈フランクルが収容されていた収容所かはわかりません〉

もう一つ。
いま就寝前に再読している【50歳からのむなしさの心理学】榎本博明著〈朝日新書〉にもフランクルが … 。
※ 一読目の感想については、2019 10.5付のブログ記事を。

 

立て続けにフランクルに関連するものが3つも。

偶然の一致か。

はたまたフランクルを読み、「人生の意味を考えよ」ということか。

再び ” 人生に悔いがないように ”

カブ畑

震えながら木立を回っていると、何とこの寒いのに、木立近くのカブ畑(右写真)で、合羽姿の知人が作業をしているではありませんか。

 

「おはよう。寒い中お疲れさん。 … 別のもっと暖かい日にできんのかいな … 。」

「あんがと。 … まあ、誰から強制されたわけでもないし、好きでやっとるんです。 … 趣味といった方が当たっているかも … 。」

「それにしてもようやるわ。」

「こんなもん序の口です。 … 〈近くの山に目をやりながら〉昨日あそこの山の畑で仲間と仕事をしたんです。あそこにはヤギも飼うとります。 … 〇〇さん〈私のこと〉も知っとる思うけど、日本の食料自給率は4割を切っとるんです。 … 何をさておいても、生存に直結する食料は自前でやらんと … 。」

※ 彼〈知人:私より2歳年下〉は、かつて組織の一員として農業関係の仕事をしていました。
定年退職してからは、集落の農業法人の一員となり、その傍ら農業活性化、地域起こし等、手弁当同然で幅広く活動しています。

 

「〇〇さん〈私のこと〉も、好きで木立の手入れをしているように見えるけど。 失礼ですが、俺同様、全くお金にならないようにも見えます。 … まあ、好きなことをとことんやっていれば、彼岸からお呼びがかかったとしても、後悔は少ないでしょうね。」

 

昨日に続き、 ” 人生に悔いがないように ” でした。

人生に悔いが残るような気がして

午後、友人と久しぶりに話しました。 … プレハブ内で

午後、友人が久しぶりに訪ねて来ました。

申し合わせたように、この前訪ねてきた知人と同じようなことを言いました。

※ この前知人が言ったことについては、12.11付ブログ記事『2学期は通知簿の5段階評価でいうと5か』をご覧ください。

 

短くいうと、温州ミカンの雪囲いとキウイの棚を素人ながら上手につくったということになりますな。

もう一つ、40m余りに渡る丸太の土留めにも感心していました。

「あのでかい丸太〈長さ1,8m,径20㎝〉を何十本も、一人で運んで埋めたんか。 … いくら暇やいうても、ふつうはそんなことできんわ。立派、立派 … 。」

と。

彼とは小学校からの同級生の間柄で、お世辞を言うタイプでもないので、そのように言われて褒められた気分になりました。

3時間ほどプレハブで話したでしょうか、ホントに楽しい時間でした。(右上写真)

 

彼の現在の住居は都会にあります。

が、土をいじることが大好きなので、定期的に帰省して熱心に屋敷の手入れをしています。

彼曰く

「仕事に一区切りついたら、おまえ〈私のこと〉みたいに一日中自然に浸かっていたいわ。 … 歳をとってきたら〈彼も67歳〉、元々好きやった土いじりが無性にしたくなってきたんや。 … そうしないと、何か人生に悔いが残るような気がして … 。」 

 

同感ですな。

ありがたいことです

師走の穏やかな日差しの中で         2023 12.13 2:00PM

お世話になった方の葬儀の手伝い〈受付係〉をするために、朝の8時半に自宅を出て葬儀場に向かいました。

10時開始の葬儀とはいえ、9時前に香典を持って来る方もいらっしゃいました。

※ 昨晩の通夜時も同様でしたな。
コロナが収まっても、早めに香典を持って来てサッと焼香を済まされ、式に参加することなくお帰りになる方がけっこういるんですわ。

 

出棺も終わり、木立に戻ったのは正午少し前。

葬儀でいただいた精進弁当を食べた後、木立をひと回りしました。

頭の中は、お世話になった方が早く亡くなられた無念さでいっぱいだったけれど、師走の穏やかな日差しがそれらを幾分和らげてくれました。(右上写真)

 

【木立回りをしながら思ったこと】

お世話になった方にお返しをするといっても、そう簡単にできるものではありません。

心の中でどれだけお礼を言っても、やはり目に見える形で何かをしたいですな。

といって、お金を渡したり贈り物をしたりすると、かえって失礼になる場合もあるし … 。

その点、昨晩の通夜、本日の葬儀と、受付係としてお別れの式のお手伝いをできたのはよかったですな。

… 慌ただしく動き回るご親族のみなさんの一助となることを通して、お世話になった方へごく自然な形でお返しができた。 …

ありがたいことです。