高くつくイチゴ

アリが穴を開けていたのはわずか1個でした

午前中は、親戚の亡き主の奥さんを病院に送迎しました。

病院が混んでいるときは、朝8時半頃に受付をしても、診察を終えて帰るのが夕方近くになることもあります。
〈総合病院です〉

今日はラッキーでした。

〈午前〉9時頃に受付をし、診察を終えて病院を出たのは10時半頃でした。
〈こんなに早いのは初めて〉

亡き主の家に着くや否や、仏間に入って遺影に手を合わせました。

… 胡蝶蘭はもうありませんでした。早いもので、主が亡くなってからひと月が経ったんですな …

※ 胡蝶蘭については、4.23付ブログ記事『亡き主からの贈り物』に掲載の写真をご覧ください。

 

午後は木立に戻り、井戸水を汲み上げたり、杉葉を掻き集めて野焼きの準備をしたり〈明朝焼却予定〉しました。

作業が終わったのは、〈午後〉5時少し前。

イチゴ畑に目をやると、赤く色づいた実がちらほら見えました。

先日撒いた砂糖と重曹の効果の程も確かめたかったので、捥ぐことにしました。

※ 砂糖と重曹については、前々回のブログ記事をご覧ください。

 

20個近く捥ぎました。(右上写真)

結果は … わずかに1個、アリに少しだけ食べられて〈穴を開けられて〉いました。

砂糖と重曹を撒いてまだ1回目の収穫ですので、効果の程は断言できません。

しばらく様子を見ていきます。

しかし、高くつくイチゴですな。

散り落ちた山桜の花びらを見て

ジャガイモ畑に散り落ちた山桜の花びら

午前9時頃でした。

道路脇の畑の草むしりをしていると、車が止まりました。

車の中から隣家の主が、

「おはようさん。久しぶりや。 … ここ4~5日、アンタの顔見んかったけど、何かあったんか?」

と。

「ああ、急に外出することになり、ほとんど家にいなかったんです。 … ケガとか病気とかではありません … 。」

「そうか。そりゃよかった。 … いつも〈木立前の〉プレハブの前に止めてある〈アンタの〉車がずっとなかったんで、ワシら心配しとったんや … 。」

「そうでしたか。… 見ての通りぴんぴんしています。」

「ほんで〈これで〉安心したわ。」

と言って去って行きました。

※ 隣家の主をはじめ今回心配してくださった方々には、日頃より木立の手入れや野菜づくりに多大なご助言やご指導をいただいています。
ちょっと姿を見せなくなっただけで気にかけていただき、ホントに有り難いことです。

10時半頃に雨が降り出しましたので、草むしりを止めました。

 

夕方、親戚の亡き主の長男が昨日の〈代わりに役所に入ったことの〉お礼を言いに来ました。

プレハブ前で彼を見送ると、ジャガイモ畑一面が散り落ちた山桜の花びらで白くなっていました。(右上写真)

それを見ていると、

「親戚の主とは、もう、二度といっしょに桜を見ることができないんだな。」

と、つくづく思いました。

ようやく日常の生活に

10日ぶりに除草

親戚の主が亡くなってから1週間が過ぎました。

が、〈主の〉長男は、主〈彼の父〉が亡くなったことに係る諸々の手続きに追われているもよう。

手続きに必要な書類を役所へもらいに行きたくても時間の都合がつかず、代わりに私に行くよう頼んできました。

で、亡き主の奥さん〈彼の母〉といっしょに役所に書類をもらいに行くことになりました。
〈もらうといってもすべて有料〉

 

午前9時過ぎに亡き主の家に行くと、長男が記したメモが置いてありました。
〈メモに記してある内容の詳細については、事前に長男から説明を受けていました。〉

それを持って役所の窓口に行きました。

亡き主の原戸籍、除籍謄本、家族すべての戸籍謄本、そして、奥さんの印鑑証明書。

印鑑証明書以外は、はじめてのものばかりです。

が、窓口の係の方は慣れたもので、短時間でそれらを出してくれました。

 

役所を出て、野菜の苗を買って戻ると正午近く。

亡き主の家で昼食をごちそうになり、木立に戻ると、午後1時を回っていました。

 

少し休んで、木立に散らばっている杉葉を掻き集めました。

後日焼却する分を集め終わると、草むしりに取りかかりました。

草が伸びた、伸びた、と言いながら、ここしばらくはまったく除草をしていませんでした。
〈できなかったんですな〉

10日ぶりの除草でした。(右上写真)

ようやく日常の生活に戻れそうです。

あっという間に過ぎた一週間

草だらけの竹やぶ跡

午前中は亡き主の家へ行っていました。

午後久しぶりに木立を回ると、木立の前も後ろも横も、至るところ草だらけ。(右写真)

※ 木立前の草の様子については、前々回のブログ記事に掲載の写真をご覧ください。

どこから刈り始めてよいかわからないほどに、わずかの間にホントによく伸びました。

草刈機は昨秋に物置に仕舞ったまま … 。

物置から引っ張り出してきて点検もしなければなりませんので、ある程度の時間が必要です。

あわてて作業をするとケガをする率が高くなりますので、今日は作業をしないことにしました。

 

で、プレハブに入って掃除をしました。

本を整頓しているときにふと時計を見ると、針は〈午後〉4時少し前を指していました。

… … …

ちょうど1週間前の同じぐらいの時刻にあったことを思い出しました。

高齢者施設でベッドに寝ていた主の傍で、お医者さんが、
「〇時〇〇分、死亡を確認しました。」
とおっしゃったことを。

 

その後は、
数回にわたるセレモニーセンターとの綿密な打ち合わせ、納棺、通夜、香典の受付け及び集計、本葬、遠方の親戚の送迎 … 等、こじんまりした家族葬といえどもてんてこ舞いでした。
〈長男はもっとたいへんだったと思います〉

昨日の午後になって、ようやく落ち着いたかなという感じでした。

あっという間に過ぎた1週間でした。

草刈りはボチボチ … 。

亡き主からの贈り物

遺影を包み込む胡蝶蘭

葬儀が終わって3日目。

買い物や歯の治療等で、亡き主の家に着いたのは〈午後〉2時頃。

 

車から降りると、春の日差しの下、奥さんが洗濯物を干していました。

ありふれた日常の光景に、3日前にほんとうに葬式があったのかと思うほどでした。

静まり返った仏間に入り、
「今日も手伝いに来たわ。」
と胡蝶蘭(右上写真)に包まれた遺影に手を合わせました。

※ 葬儀が終わっても、けっこう弔問客が訪れたり葬儀関係者が出入りしたりするものです。
で、高齢〈90歳〉の奥さん一人では対応が難しく、私が手伝っているという次第です。
〈身内で一番暇なのは私でしょうな。 … こんなときにこそ役立たないと!〉
〈長男は昨日より勤めに出ています。 … そのわけについては、前回のブログ記事をご覧ください。〉

 

さっそく、昨日私が帰った後に集まった香典袋を開け、名前と金額をパソコンに打ち込み、直近の香典一覧の作成に取りかかりました。

今回の葬儀での私の主な役割は、香典の集計と遠方からの来客の送迎。

遠方からの来客はすべて葬儀後に帰ってしまったので、今や香典の集計が唯一の手伝いと言ってもいいくらい。

それも葬儀後3日目ともなると、香典の数もわずかで作業もすぐに終わりました。

 

あとは来客が少しあるだけで、ほとんどが遺影を見ながら在りし日の主のことを思い出したり、お茶を飲みながら奥さんと話をしたりと、ゆったりと寛ぐ時間となりました。

午後6時過ぎに長男が勤めから戻って来ると、直近の香典一覧を渡し、亡き主の家を後にしました。

 

” ゆったりと寛ぐ時間 ” は、亡き主からの贈り物だったような … 。