柿を捥げない 捥いでも食べられない

晩秋の青空の中の荻
松ともみじのコラボ
届かないのでそのままになっている柿

親戚〈高齢者夫婦〉に運転手を頼まれ、病院、道の駅、ドラッグストア、スーパー、農協へ行きました。

はじめに病院へ行きました。
夫婦それぞれが受診するので待ち時間が長く、その間、近くの公園に行ってきました。
天気のよいことも手伝い、また、人影もほとんどなく、静けさの中に晩秋の清々しい景色を見ることができました。(右上写真)(右中写真)

その後、言われるままにいくつかの店を回り、〈親戚の〉家に戻ってきました。

昼食を待つ間庭をぶらぶらしていると、柿の木が目にとまりました。(右下写真)
「柿熟れとるのに何で捥がんのや。」と私が聞くと、「届かんもん。捥がれんのや。」という返事。

年老いて身長が縮み、しかも腰が曲がっているので、致し方ないのですが … 。

「低い台ぐらいなら上れるやろ。」と聞くと、今度は「どうせ捥いでも、歯が弱て食べられんのや。」という返事。

田舎では、親戚の家だけではなく、柿がなりっぱなしの家がいたるところで見られます。

… 車の運転はできなくなる … 柿は捥げなくなる … 、たとえ捥いでも食べられない …

私の数十年後の姿?
半日運転手を頼まれ、よいこと、考えさせられること、多々ありました。

 

 

 

神様・仏様からのメッセージ

ドライブ中

久しぶりに遠出しました。

退職後遠出したのは、今回で3回目です。

1回目は、4月上旬に京都で行われた1泊2日の仏教の研修会でした。

2回目は、ブログでもお伝えしました5日間に渡る重機の講習会です。4月の中旬から下旬にかけて受講しました。

今回は、遠方の親戚の者を田舎の主だったところに案内するために、少しばかり遠出をしました。
遠方の親戚1名、近くの親戚2名、そして、私の4人です。〈ドライバーは、私〉
朝8時に出発し、午後4時に帰ってきました。行った先々はもちろん、昼食も楽しく、とてもおいしかったことが印象に残っています。

他に、今回遠出をしてよかったなあと思っていることが二つあります。

一つ目は、親戚にほんのちょっぴりですが、恩返しができたことです。
私は、幼い頃から今までしてもらうことばかりで、まともにお礼をしたこともありません。

そんな自分に、神様か仏様かわかりませんが、「おまえ、今時間あるやろ。少しぐらい、感謝の気持ち表せや!」と、お返しをするチャンスを与えてくださったように思っています。

二つ目は、ここ4カ月ほどメリハリに欠けるような生活をしていた自分に、これまた神様か仏様が刺激を与えてくださったような気がしています。おかげさまでリフレッシュすることができました。

一日を共に過ごすことができた親戚とともに、その背後にある目に見えないものに感謝しております。