快調な出だしだったのに

半年ぶりの草刈機

道路脇の草が30㎝ほどまでに伸びてきたので、草刈機で刈ることに。

草刈機を使うのは半年ぶり … はたしてエンジンがかかるやろか。

おっと、その前に去年の混合油を抜かないと。

※ 草刈機に使っている燃料は、ガソリンとオイルが混じった混合油です。
混合油は時間が経つとガソリンとオイルが分離し、その状態でエンジンをかけるとエンジンが焼けてしまう場合があります。
半年前の混合油は新しいものと入れ替えた方が無難です。

 

去年の混合油を抜いて、新しく買ってきたものを入れました。

燃料タンクのふたをし、スターターのひもを引っ張るっと、3回目にエンジンがかかりました。

むらのないエンジン音で、快調な出だしでした。

草刈機(右上写真)を担ぎ、道路脇まで行きました。

道路脇は高低差80㎝ほどの斜面になっていて、その斜面の底部は用水路の縁に接しています。

で、斜面の上部の草は道路上から、そして底部の草は水路に入って刈ることになります。

 

斜面上部の草刈りは難なく終わりました。

底部の草刈りの段になり、用水路の中に入りました。

水深は5㎝ほどですので、濡れる心配はまったくありません。

… が、しばらくすると右足の踵が冷たいような … 。

とにかく刈り終えてから道路に上がりました。

長靴を調べると、何と踵の部分が破れているではありませんか。

快調な出だしだったのに … 。

自分に合うたことが見つけられんのか

プレハブ内の北側の窓辺で

午前中、ラジオを流しながら草むしりをしていると、正午近くに臨時ニュースが入りました。

… 衆院補欠選挙で和歌山県の〇〇漁港を訪れていた岸田首相の近くに爆発物のようなものが投げ込まれた。 … 犯人は、その場で取り押さえられた。 …

とのこと。

幸いにも、首相や周りにいた人たちにけがはなかったということですが、ゾッとしました。

 

午後になると雨が降り出しました。

で、プレハブ内の北側の窓辺(右上写真)で、椅子の背にもたれかかりながらネットニュースを視聴していると、〈午前中の事件の〉犯人は、職業不詳の24歳の青年だと言っていました。

職業不詳と聞いたとき、

「自分に合うた仕事が見つけられんかったんかいのお。 … 仕事に就いてそれなりに忙しくしていれば、今回の事件を起こさんでも済んだのに。」

と思いました。

 

… 自分に合うたことが見つけられん …

このことは、若者だけでなく、40年前後勤め上げた定年退職者にも当てはまることです。

私の見聞きする男たちの中にも、そのような問題を抱えているのがいるんですわ。

年金生活に入れば、真昼間から酒を飲む、一日中テレビを見て過ごす … 等、 … そりゃー、たしかに自由ですが、 … あまりにももったいない!

 

今回の事件の犯人には、まず罪の償いをしっかりし、その後には、自分に合った仕事をぜひ見つけてほしい。

古本が取り持つ縁

今日古本屋さんで買った【本居宣長】小林秀雄著:新潮社

来シーズンの薪の準備もでき、一段落。

伐採跡への植樹や木立前の除草等、すべきことは目白押しですが、ドライブがてら、久しぶりに車で30分ほど離れた古本屋さんに行きました。

※ 3年ぶりでした。
3年前に行ったときの様子については、2020 2.1付ブログ記事『買うのはいいけどいつまで読めるかな?』をご覧ください。

 

そこは、こじんまりした個人〈私より年上のよう〉のお店で、店主の趣味でやっているような雰囲気が漂っています。

店主に商売っ気がないのか、あるいは、私の行く時間帯〈平日の午前〉が他の客とずれているのか、3年前も今日も客は私一人でした。

20分ほど背表紙を眺めた後、4冊の本を帳場に持って行きました。

その中で、【本居宣長】小林秀雄著:新潮社(右上写真)が1,880円と値段が高く、ケース入りのために中身が確認できなかったので帳場で確認してもらうことにしました。

 

「この【本居宣長】、 … ケースがきつくて中身を確認できなかったのですが、 中身を見せていただけませんか?」

「〈店主がケースから本を引き出して適当に数ページ開いた後〉 ご覧の通り、酷い汚れはありません。 … … 実は、この本は、生前に父が買い、彼の書棚にずっと置いてあったものです。 … 父はほんとうによく本を読む人でした。 … でも、この本に関しては、ほとんど読んでいなかったように思います … 。」

 

プレハブに戻り、【本居宣長】をケースから出して改めて中身を見ました。

奥付には、 … 昭和52年12月15日四刷 … とありました。

45年ほど前に、読書人である店主のお父さんは、どんな思いで【本居宣長】を買われたのだろうか。
〈45年前に発行されたからといって、45年前に買われたとは限りませんが。〉

古本が取り持つ縁というか、

そのようなことを想像するだけで、楽しく、そして、うれしくなってきました。

来シーズンの薪の準備完了

来シーズンの薪の準備が完了しました

数日前に割った薪を薪棚に入れました。

来シーズンの薪の準備完了です。(右写真)

※ 薪棚の大きさは、高さ2,3m、幅6,1m,、奥行1,5mです。
2020年の秋に単管と波板で作りました。
めいっぱい薪を入れる必要はなく、薪棚の3/4を埋めれば、ほぼ1シーズン持ちます。
〈薪の樹種は杉です。〉
今回も
3/4を埋めるように入れました。
〈空いた1/4のスペースには、畑に使う支柱や農具を入れています。〉

 

例年暖房のスタートは、だいたい10月半ば。

今日は4月13日 … これから暖かい季節になっていくのでそれまでには十分に乾き、立派な薪になること間違いなしですな。

※ 杉は火持ちが悪く、煤もよく出るので、薪に適さないと言われています。
が、残念ながら〈私の所有する〉木立には杉しかないのです。
で、火持ちをよくするように太めに割って、よく乾かして使うようにしています。
ストーブ内に溜まった灰出しや煙突掃除をまめにすれば、それほど問題はないようにも思っています。

 

今回は自分の薪を割るついでに親戚の分もたくさん割りました。
〈前々回のブログ記事参照〉

先ほど、薪を取りに来るよう連絡も済ませました。

これで、来シーズンの寒いさ中に、乾いた薪を催促に来ることもないでしょう。

 

灯油代や電気代が高騰している折 … ひと安心ですな。

ひたすら本を読む大切さ

2001 8.19付 日経新聞『半歩遅れの読書術』より

午前中はずっと雨。

正午に合わせるかのように止みました。

午後、昨日、一昨日に割った薪を薪棚に入れようと外に出ましたが、気温が低くて霧雨状態だったので、プレハブに戻りました。

薪ストーブのそばでコーヒーを飲みながらいい気持でいると、そのうちに眠ってしまいました。

 

目が覚めたのは〈午後〉2時過ぎ。

プレハブ内の掃除をはじめました。

ふと本棚にある【読書案内】が目に留まりました。

※ 【読書案内】について
新聞等にある書評の類を切り抜きし、それを大学ノート〈A4版〉に貼り、私が勝手に【読書案内】と銘打ったものです。
1998年6月から2020年3月までのものが貼ってあり、49冊のノートとなっています。
〈2020年4月より新聞購読を止めましたので、それ以降のものはありません。〉

 

たまたま5冊目〈2001 2.25~9.2〉を取り出して開くと、河合隼雄氏〈臨床心理学者〉が日経新聞の『半歩遅れの読書術』の欄で書かれた文章が目に入りました。(右上写真)

Q:「自然に本来備わっている神性」をわかるにはどうすればよいのか?
A:〈ジョーゼフ・キャンベル・ビル・モイヤーズによると〉
「部屋に座って本を読む ーー ひたすら読む」とのこと。

〈河合氏の考え〉
… インターネットなどによって必要知識を検索する、これも必要だ。しかし知識ではなく自分の身についた「知恵」を獲得するためには、キャンベルの言うように、「ひたすら読む」ことである。それも、ゆっくりとはしからはしまで読むことだと思う。もちろん、これは「然るべき人たちが書いたまともな本」であることが条件であるが。 …

 

赤線を引いてあるのに、まったく覚えていませんでした。

40代の頃に、河合氏の著書を20冊ほどゆっくりとはしからはしまで読んだことが、懐かしく思い出されました。

で、そのことから当然「知恵」も蓄積されているはずなんですが … 。