【文章読本】 を読む

【文章読本】丸谷才一著:中央公論社

【文章読本】丸谷才一著:中央公論社(右写真)を読み、印象に残った箇所を紹介します。

 

… 作文の極意はただ名文に接し名文に親しむこと、それに盡きる。事実、古来の名文家はみなそうすることによって文章に秀でたので、この場合、例外はまったくなかつたとわたしは信じてゐる。 … P20

… 文章が人間の文化的活動の一つである以上、文化が基本的に持ってゐる遊戯性とすつぱり縁を切ることは不可能なのだ、 … … ただ肝心なのは、 … … 意味の伝達と、論理性が決定的にものをいふといふ不思議な、そして自明この上ない事情である。 … P110

… 誠実という言葉をもし使ふとすれば、それが知性や論理と結びついた姿こそ肝要だろう。当面の狭い論点のなかではどんなに大まじめで立派で純情でも、視野をちょっと広げたり、視角をほんのすこし改めたりすると、たちまち話がをかしくなるやうでは、まして理屈の進め方に無理があつては、読者がそのことに気づいたとたん、筆者は信用を失ってしまふ。 … P225

… 日本語では字面が大事、視覚的な要素が大事である。 … … 最も極端な場合には谷崎〈潤一郎〉のかういふ小説のやうに、凝りに凝ったかたちで目に訴えるのが日本語の文章だといふことを、まづ認識してかかる必要がある。 … P258

… 記すに値することがあってはじめて筆をとれ。書くべきこと、語るべきことがあるとき、言葉は力強く流れるだろう。これこそは人間の精神と文章との極めて自然な関係にほかならない。 … P308

 

奥付に私の字で、 S.52 11/24 と鉛筆書きしてありました。

その日に学生協で買ったのでしょう。

著者〈丸谷氏〉の挙げる例文に文語文が多く、辟易しながら読んだことを覚えています。

今回懐かしく再読しました。

ここ5年ほど毎日のように600字近くのブログ記事を書いているせいでしょうか、45年前と比べ、著者の言わんとしていることが明確に伝わってきました。
〈当時は、ただ … 文章が上手くなりたいな … と、漠然とした気持ちで読んでいたんでしょうな。〉

当ブログ記事で丸谷氏の著書を紹介したのは3度目。
〈1度目は2021  9.3付『【日本語のために】丸谷才一著を読む』 で〉
〈2度目は2022  10.11付 『【ゴシップ的日本語論】を読む』 で〉

よりよい作文が書けることを願う次第です。

そのうちに露地栽培ができなくなるかも

イチゴ苗を植えていると …

イチゴ苗を植えていると(右写真)、知人が訪ねて来ました。

「ごくろうさん。イチゴ植えとるんか。 … 実は、夏にアンタからもろうたイチゴの苗を枯らしてしもうたんや。 … で、もう一度もらえんかのおー … 。」

「〈植えかけの苗を見ながら〉ご覧の通り、自分の分はすでに確保してますんで。 … 道路脇の〈イチゴ〉畑から、必要な分だけ掘って持って行ってください。 … ところで〇〇さん〈知人のこと〉、アリ対策はどうなさっていますか。」

「ワシんとこはアリ対策以前に問題があるんや。赤くなる前にタヌキか何かに持って行かれるんや。ネットを張ってあっても。 … まあ、とにかく今年も植えてみるわ … 。」

 

それを聞いたとき、先日、親戚から聞いた話を思い出しました。

親戚の知人で、山手に住んでいる人の話でした。

「▢▢〈山手に住んでいる人のこと〉んとこは、サツマイモづくり止めたらしいわ。 … 何でかいうと、イノシシがやって来て、地面ほじくって全部食べてしもうらしいわ … 。」

 

今日来た知人の話、親戚の話していたことを思うと、

いつも私が愚痴っている

… イチゴが熟れた頃にアリが食べるんでホントに困るわ。 …
… サツマイモ、葉っぱばかりでかて実が少ないんや。 …

は、贅沢な悩みになりますな。

そのうちに露地栽培ができなくなる時代が来るかも … 。

ニンニク畑をつくる

耕運機で耕し、溝を掘って施肥をしました。

秋も本番、ニンニクを植える時期となりました。

連作障害を避けるために、インゲン豆畑だったところをニンニク畑にすることにしました。

菜園のビニルハウスまで耕運機を取りに行き、車に積んで持って来ました。
〈幸いにもエンジンがすぐにかかりましたので、モタモタせずに済みました。〉

 

ニンニク畑は2畝です。

野外焼却〈野焼き〉の灰をばら撒いた後、耕運機で耕していきました。

どちらも幅1,2m、長さ6mほどでの小さい畝ですので、あっという間に耕し終わりました。

その後、深さ10㎝ほどの溝を掘り、施肥をしました。(右上写真)

※ まっすぐな溝になるようひもを張り、それに沿って深さ10㎝ほどに掘っていきました。
施肥は、888〈化学肥料〉をほんの少し、菜種粕を少し、鶏糞は一番多く、という具合にしました。

そして最後に土をかぶせ、形を整えて畝の仕上がりと相成りました。

 

来週、一方の畝には〈ふつうの〉ニンニク、もう一方の畝にはジャンボニンニクを植える予定です。

〈ふつうの〉ニンニクは30㎝間隔で植えるとすると63個の種がジャンボニンニクは50㎝間隔で植えるとすると26個の種が必要です。

プレハブ横の物置に吊るしてあるニンニクを数えると、数は何とか足りそうでした。
〈買うとなるとけっこう高いんですよ〉

まあ、あとは植えるだけですな。

いいことづくめのキウイなのですが …

今年の夏に植えたヘイワード

昨秋、竹やぶ跡にキウイの苗木を植えました。

ヘイワード〈品種名〉2本とトムリ〈品種名〉1本です。

※ 雌木のヘイワードだけでは実がなりませんので、雄木のトムリを近くに植えなければなりません。

そして、今夏、新たにヘイワード2本とトムリ1本を植えました。(右上写真)

合わせるとヘイワード4本とトムリ2本ということになります。

※ 雌木が4本の場合、雄木は1本でもよいそうですが、念のために2本植えました。

 

今のところまだ小さいので、1本の支柱だけで済んでいます。

が、来年あたりに本格的な棚をつくる必要がありそうです。

縦10m、横12m、高さ2mの大きさのものを考えています。

木立に生えている真竹を使用するとお金はかかりませんが、何年か経つと腐食しますので、そのたびに補修しなければなりません。

その点、単管で組み立てると少なくとも20年は持つと思われます。
〈うまくすれば私が生きている間ずっと持つかも〉

ただ、お金が … 。

いくらほどかかるのかまだ具体的に計算していないのですが、下手をすると10万円を超えるかもしれません。
〈とくにロシアの特別軍事作戦が始まってから、資材の値段が一挙に上がりました。〉

 

キウイは鳥害に遭いにくいのでネットを張る必要がなく、また、棚をつくるとその分除草をしなくて済み、いいこと尽くめなのですが … 。

しばらく昼食はジャガイモですな

ジャガイモを茹でました

気になっていた竹やぶ跡の草刈りも、午前中で何とか終わりました。

作業をしているときはそうでもなかったのですが、後片付けをしてプレハブに入ると体が冷えてきました。
〈今日の最高気温は16℃とか〉

すぐに薪ストーブを焚き、昼食を食べました。

食べ終わって歯を磨いていると、お腹が膨れたのと暖房が効いてきたのが相俟ってか眠気がさしてきました。

… 20分ほど昼寝 …

 

目が覚めると1時半 … 外に出ると、どんよりとした空の下冷たい北風が吹いていました。

なぜかしら作業をする気になれず、

「午前で草刈りも目途がついたんだし、午後は休んでもいいだろう。」

と、自分に都合のいいように解釈し、プレハブに戻って来ました。

 

ストーブに薪をくべ、ジャガイモを茹でることに。

今シーズンにジャガイモを茹でたのは、新ジャガ時期〈7月上旬〉一度だけ。

それ以来、ジャガイモは日が当たらないようにして段ボール箱に入れたまま。

※ 収穫したジャガイモについて
直径3㎝に満たないようなもの、虫が穴を開けたようなものは、私の昼食用にプレハブに残してあります。
他はすべて妻に渡してあります。

 

箱からジャガイモを出すと、もう芽が出ているではありませんか。

芽をすべて取り除いて茹でました。(右上写真)

3~4個試食してみると、塩加減もよく、味は !

しばらく昼食はジャガイモですな。