農人日記〈秋山豊寛著〉を読んで

農人日記:秋山豊寛 新潮社

仕事をする上で、仕事に関係するみなさんの顔と名前を覚えることは、基本中の基本です。

退職後、私が日々相手にしているのは主に花鳥風月です。
残念ながら花鳥風月それぞれの顔と名前がほとんどわかりません。
そんことでは花鳥風月との関係がうまくいかないのでは、と心配でした。

そんな折、秋山豊寛氏の書かれた農人日記(のうじんにっき)【新潮社】を読みました。

P.4に次のようにあります。

… この日記は、謂ゆる田舎暮らしにかかわる人間関係というか、農村社会の現状の記録というよりも、商品作物として栽培を始めた椎茸を含めて、稲、麦、蕎麦、雑穀を始め各種野菜や天候、野生動物の活動などについてのメモが中心になりました …

椎茸をはじめ稲や各種野菜、野生動物など、それらの特徴や生態について具体的にとてもわかりやすく書かれています。

秋山氏が植物や動物などを深く理解し、それらに真剣に関わっていこうという姿勢がひしひしと伝わってきます。

とくに植物や動物など、それら一つ一つを個別の名前でていねいに呼んでいるところに感じます。

氏の日記にざっと目を通しても、
… 薊(あざみ)、葛、夏ツバキ、辛夷(こぶし)、海棠(かいどう)、花梨(かりん)、満作(まんさく)、水木、オイカワ、落葉松(カラマツ)、欅(ケヤキ)、柏、ナラ、頬白(ほおじろ)、鶺鴒(セキレイ)、ヘビトンボ、トビゲラ、 … 等々
があげられます。

単に ” 花 ” ” 木 ” ” 鳥 ” ではないのです。

私の目下の相手は、花鳥風月です。顔と名前を覚えて良好な関係を保っていきたいと思っています。

農人日記

野外焼却しているものを一つでも活用できないか?

刈り集めた草が濡れないようにビニルシートを
木屑、木の皮 何か使い道はないのかな

予報によりますと、雨は今晩に上がり、明日は晴れるようです。
風も、無風に近いようです。

… 飛び火の心配? 延焼の心配? 近隣への迷惑? どれも大丈夫そうです。 …

明日は、野外焼却をすることにしました。

先日、薪づくり、草刈りをしました。

それで、木屑、木の皮、刈り取った草や竹などがかなり溜っています。(右上・右下写真)

刈り取った草や木屑などは、野外に設置してある台の上に並べて乾かすようにしています。

雨が降りそうになると、ビニルシートを被せたり、屋内に入れたりして濡れないようにします。
焼却のときに燃えやすく、煙が出ないようにするためです。

野外焼却のときにいつも思うのは、… もったいないなあ … ということです。

木屑や木の皮は、乾かせば、かまどやストーブの焚き付けに十分に使えます。
細かくすれば、りっぱな肥やしになると思います。
刈り取った草は、これまた肥料として十分使えます。
このように頭で考えるだけなら、使い道がいくつも浮かんできます。

しかし、現実問題となりますと … … 。

それらのものを一つでも宝物にしていくことが、退職後の生活の課題の一つかな、と思っています。

 

 

退職後はチェンソーの手入れも上手になりたい

チェンソーとチェンソーの刃 目立てをするヤスリ

チェンソーの点検をしました。

エンジンで動くものと電動のものを持っています。

ほとんどの場合、扱いやすい電動チェンソーの方を使っています。電線が届かない場合は、エンジンで動くチェンソーを使います。

先日、エンジンのチェンソーを使ったときでした。

… 全然切れません。刃がカタカタ滑って、おまけに煙まで出てきました。刃は1年ほど前に新品と交換し、それ以後は使っていないのに … 。 それで、急遽電動チェンソーを使いました。 …

今日、その気になっていたエンジンのチェンソーの刃を点検しました。
… 刃の向きが反対でした …
〈ネットで調べてわかりました〉

一方、急遽使った電動チェンソーですが、けっこう使ったので、刃の切れ味が悪くなってしまいました。

以前は切れ味が悪くなると、すぐに新品の刃と交換しました。目立てについては、知識としてはありました。でも、それを実践するとなると、時間の余裕がなかなか見出せませんでした。

今は時間がたっぷりあります。

実は、今日少しだけ目立てに挑戦してみました。

ほんの少しだけ切れるようになりました。

時間に余裕のある退職後、チェンソーの手入れも上手になりたいと思っています。

 

神様・仏様からのメッセージ

ドライブ中

久しぶりに遠出しました。

退職後遠出したのは、今回で3回目です。

1回目は、4月上旬に京都で行われた1泊2日の仏教の研修会でした。

2回目は、ブログでもお伝えしました5日間に渡る重機の講習会です。4月の中旬から下旬にかけて受講しました。

今回は、遠方の親戚の者を田舎の主だったところに案内するために、少しばかり遠出をしました。
遠方の親戚1名、近くの親戚2名、そして、私の4人です。〈ドライバーは、私〉
朝8時に出発し、午後4時に帰ってきました。行った先々はもちろん、昼食も楽しく、とてもおいしかったことが印象に残っています。

他に、今回遠出をしてよかったなあと思っていることが二つあります。

一つ目は、親戚にほんのちょっぴりですが、恩返しができたことです。
私は、幼い頃から今までしてもらうことばかりで、まともにお礼をしたこともありません。

そんな自分に、神様か仏様かわかりませんが、「おまえ、今時間あるやろ。少しぐらい、感謝の気持ち表せや!」と、お返しをするチャンスを与えてくださったように思っています。

二つ目は、ここ4カ月ほどメリハリに欠けるような生活をしていた自分に、これまた神様か仏様が刺激を与えてくださったような気がしています。おかげさまでリフレッシュすることができました。

一日を共に過ごすことができた親戚とともに、その背後にある目に見えないものに感謝しております。

 

 

 

 

地域のお役に立ちたいけど遅かった除草

歩けるようになった歩道

本日、やっと公道脇の土手の除草を終えることができました。

右写真の土手の下のきれいになっている部分【地上高約1,5m】が今日除草した箇所です。

除草する前は、今きれいになっている部分も、土手の上の部分のように草が生い茂っていました。

それで、歩道(白線と土手の間)は全く歩けない状態でした。距離でいうと、30mぐらいです。

ここを毎日のように往来しているのは、私の知っている範囲内では、散歩をしている高齢の方お二人、通学のために歩いている小学生二人の計4人です。

いくら義務ではないと言っても、この土手は私の敷地に隣接している公有地でありますので、慣習上、私が手入れをするということになります。

実を言いますと、この土手の除草は、退職してからはじめました。
私が勤め人で忙しそうに見えたのか、それまでは付近の方がなされていました。

今後は私がすることになります。

とにかく気になっていた土手の除草が終わり、歩道が歩けるようになってよかったです。

また、歩道を歩けなかった期間、事故が起こらなかったことにもホッとしています。

これからも、少しでもみなさんのお役に立つよう、地域の一員として努めてまいります。