イチジク2本を移植して山桜1本を伐採

移植したイチジク

杉を倒す場所を確保するために、山桜を伐採することにしました。

が、山桜のすぐ近くにはイチジクの木が2本植わっています。

下手をすると山桜の下敷きになりそうです。

※ イチジクの木も柿の木同様6~7年前に山桜や杉の間に植えました。
日光がほとんど当たらず、いまだに1mほどの背丈でひょろひょろの有様です。
一度も実をつけたことがありません。
もちろん植えたのは私で、イチジクに対して申し訳なく思っています。

 

で、山桜を伐採する前に日当たりのよい場所〈竹やぶ跡〉に移植しました。

移植の手順は柿の木といっしょですが〈前回ブログ記事参照〉、根鉢状態を保ったまま移植できましたので、うまく育ってくれるのではないかなあと思っています。(右上写真)

 

イチジクの移植後、山桜の伐採に取りかかりました。

胸高径20㎝、高さ10mのとても枝振りのいい木です。

近くには建物も電線もありませんので、あとは自分が下敷きにならないように倒すだけです。

はしごをかけ、幹の4mほどの高さのところにロープを結わえました。

そして、そのロープの端を10mほど離れた杉に固定してあるパワーウインチに繋ぎました。

チェンソーで山桜の根元にまず受け口を入れ、その後追い口を入れていきました。

追い口が頃合いになった時点で移動し、パワーウインチのレバーを引っ張りました。

… 無事伐採終了 …

柿の木の移植が終了

柿の木の移植が終了

昨日から取りかかっていた柿の木の移植が終了しました。(右写真)

昨日3本、今日2本と、合わせて5本 … この手の作業ってホントに疲れますな。

 

まず、移植先の穴掘りにひと汗。

移植先は竹やぶ跡ですので、移植したい箇所に竹の切株があったりすると、穴を掘る前に切株を取り除かなければなりません。

もたもたしていると、直径60㎝、深さ40㎝の穴を掘るのにかなりの時間がかかってしまいます。

 

次に、柿の木を掘り起こすのにひと汗。

柿の木の根元を中心に直径60㎝の円を描くように、何回も何回もスコップをめいっぱい土の中に入れていきます。
〈深さ30㎝といったところかな〉

理想は根鉢状態で掘り起こしたいのですが、何本かの根っこが地中深く入っていますので、それを断ち切らなければなりません。
〈断ち切っているうちに根鉢状態がだんだん崩れてきます〉

根を断ち切った後、根鉢状態をできるだけ保つよう抱えて一輪車に載せ、慎重に移植先まで運びます。

 

最後に、柿の木を植えるのにひと汗。

運んできた柿の木を、根っこにくっ付いている土が落ちないように〈根鉢状態をできるだけ保つように〉抱えて移植先の穴にそっと置きます。

空いているところに土を入れ、足で踏み固めて移植終了です。

 

根鉢状態の柿の木を抱えたときが一番疲れましたな。
〈明日腰痛にならんやろな〉

とにかく終わりました。

柿を植えたのも何かの縁

移植後の柿の木 … すでに葉っぱが萎れていますな

10月に杉の伐採を予定しています。
〈9.4付ブログ記事『「半分出すわ」の一声が欲しかったですな』を参照〉

で、その前に、それら杉の間に植わっている柿の木を移植することにしました。

※ 伐採予定の杉の間には5本の柿の木が植わっています。
いずれも6~7年前に植えたものです。
日光がほとんど当たらないので、いまだに1mほどの背丈です。
今までに実を付けたのはそのうちの2本だけ。
それも1個か2個。
〈植えたのは私で〉柿の木に対して申し訳なく思っています。
また、柿の木が植わったままで杉を伐採すると圧し潰されてしまうおそれもあります。
〈そうなると申し訳ないどころではありませんな〉
で、今回の杉の伐採を機に、日当たりのよいところに移植することにしました。

 

… 柿の木を移植するとなると、素人がそんなにやすやすとはできない …   ましてや植えてから6~7年も経っている場合は、それを伐ってしまって新しい苗木を植えた方が安上がりになる … etc.

柿の木の移植についてネットでいくつか調べてみると、いずれも上記のようなことが書かれていました。

 

6~7年前に5本の柿を植えたのも何かの縁 … 最期までお付き合いですな。

… が、うまくいかなかったら … ゴメンナサイ …

今日は5本のうち3本を移植しました。

【漱石を知っていますか】を読む

【漱石を知っていますか】阿刀田高著:新潮文庫

午前中に台風11号の強風域に入りました。

前回のブログ記事で自慢げに紹介したアサガオ棚が、風にあおられて今にも倒れそうです。

こういうときに下手に外に出て直そうとすると事故になりますので、プレハブ内で見守ることにしました。

見守りがてら、以前より読んでいた【漱石を知っていますか】阿刀田高著:新潮文庫(右上写真)を読み終えました。

で、思ったことを紹介します。

 

現在の小説家〈阿刀田高〉が、100年以上も前に書かれた夏目漱石の小説について評価するという内容になっています。

評価対象になっている小説は、
①吾輩は猫である ②坊ちゃん ③草枕 ④虞美人草 ⑤三四郎    ⑥それから ⑦門 ⑧夢十夜 ⑨彼岸過迄 ⑩行人 ⑪こころ ⑫道草 ⑬明暗
です。

評価に至るまでの阿刀田氏の重層的なものの見方や考え方に、プロならではの力量がひしひしと感じられました。

各々の評価内容については、みなさんのほうで是非お読みになってください。

 

私こと
〈45年ほど前に〉上記①~⑬のうちで⑧の夢十夜を除き、ほか全部を読みました。

が、何しろそれから半世紀近く経っていますので内容はほとんど忘れてしまい、ただ楽しく読んだことを覚えていました。

今回阿刀田氏の著書を読んでいるうちに、おぼろげながら記憶が蘇ってきました。

と同時に、漱石のおもしろさを改めて知るところとなりました。

当時読んだ漱石の本は処分していないはず、頭が確かなうちに再度読みたく思っています。

 

最後に、阿刀田氏の著書で印象に残った箇所を紹介します。

… 総じて夏目漱石は、〈万葉集〉や〈源氏物語〉、いや、もっと古くからこの国に輝いた文芸の伝統と、新しくヨーロッパに咲いた小説という形式をどう融和させるか、それを具体的に創作して示した。それにふさわしい日本語のよい例をも示した。この点において後代に著しい宝物を残した文豪であった。まだ近代文学の揺籃期の気配が強く、小説の技法において巧みな人ではなかったが、残してくれた功績は、他を絶して見事である。この人なかりせば、日本の新しい文学はずいぶんと進展を遅らせたのではあるまいか、と私は思う。 …  P463より

穏やかな気持ちで過ごした初秋のひと時

アサガオ棚

最近朝一にしていること。

それは、アサガオ棚の前に行って花を眺めることです。

緑の葉っぱの中に赤、青、白、紫 … 等の花が朝日を浴びているのを眺めていると清々しい気持ちになります。(右写真)

英語では、アサガオを morning glory というそうですが、その通りだと思います。

※ glory の意味 … 栄光 誉れ 恵み

 

3年前から毎年高さ2,5m、幅6mの棚をつくり、夏から秋にかけてアサガオを楽しみながら季節の移ろいを味わっています。
〈アサガオの季語は秋〉

アサガオ棚はプレハブの窓の正面に設け、プレハブ内からでも眺められるようにしてあります。

 

今日は台風11号の影響でとても暑く、午前で外での作業を止め、自宅に戻って水風呂に浸かってきました。

で、午後は冷房の効いたプレハブ内で、本を読んだりユーチューブを見たりして過ごしました。
〈昼食後は昼寝まで
してしまいました〉

そして目が疲れると、窓外のアサガオ棚を眺めていました。

花はすでにしぼんでしまっていた時間帯でしたが、花がしぼんだアサガオ棚も静かな趣があっていいものでした。

サガオ棚の後ろに控える木立も、暑さ負けした蝉の声がいつになくか細く、とても落ち着いていました。

 

ゆったりとした時間の流れ中で、パノラマ然としたアサガオ棚を眺めながら、穏やかな気持ちで過ごした初秋のひと時でした。