薪を半分に割って乾きを早くする

乾きを早くするために薪を半分に割る

薪が足りなくなってきたけど、はたして3月いっぱい持つやろか?

※ 天気予報によると、明日から暖かい日が続くとのこと。
でも、それは日中の日が差している時間帯であって、朝晩はまだしばらく寒い日が続き、暖房は必須。
過去に5月、6月に薪ストーブを焚いたこともざら。
が、肝心の薪が … 。
薪が足りなくなった訳については、2.17付ブログ記事『見た目は薪でもただの棒切れ』をご覧いただきたい。

 

現在薪棚に残っているのは、あと1か月分の薪と正月に割った未乾燥の薪だけ。

木立を見るに、立ち枯れの木は1本もなし。
〈立ち枯れの木は薪として使える、と聞いたことがあります。〉

リミットはあと1か月 … 。

 

正月に割った未乾燥の薪に目を付けました。

未乾燥といえど、2か月近く薪棚に積んであったもので、生木と比べるとずっと乾いています。

ましてや杉。
〈杉は軽くて火持ちが悪いけど、その分早く乾くという利点があります。〉

あと少し乾かすだけで薪として使えます。

… 如何にして早く乾かすか …

… 薪を半分に割って細くすることに …

 

これからは暖かくなりますので、今までのように大量の薪を燃やすことはなくなります。

で、細い薪でも頻繁にくべる必要もなくなります。

久しぶりの太陽の下、早く乾いてくれることを願いつつ薪割りをした次第です。(右上写真)

すでにイノシシとのバトルが

バッテリーとつなぎ、電流も流れるようになりました。

今冬は例年と比べ、イノシシの出没が多いそうです。

で、電気柵の設置も前倒しになり、今日、集落の有志12人で、イノシシ防護用電気柵を設置しました。

 

雪がちらつく寒い中、かじかみそうな手で、電線を張ったり結んだりしました。

電線は、地上高20㎝と40㎝の2か所に張っていき、中腰の姿勢での作業になりますので、腰にけっこうな負担がかかりました。

また、山の中では、法面での作業が多くなり、滑って転ばないように踏ん張っているだけで疲れました。

電気柵の総延長は約3㎞に及び、ポールを立てる係、ポールをトンカチで叩いて地面に固定させる係、ポールに電線の止め具を付ける係、電線を張る係、電線近くの落ち葉を取り除く係など、それぞれの係を交代しながら作業を進めていきました。
〈一番しんどいのは、電線張りかな。〉

電線を張り終わった後、バッテリーをつないで電流を流すわけですが、その作業だけは慣れた人が一人でしました。(右上写真)

 

午前に3間半、午後に1時間半と、5時間ほどの作業でした。

後片付けも終わり、町会長さんが最後のあいさつをしようとしたときでした。

… 町会長さん宅近くにイノシシ出没! …

とのメールが、町会長さんに届きました。

町会長さん及び参加者全員 … 苦笑 …

 

すでにイノシシとのバトルが始まっている感じですな。

” 火の用心 ” に細心の注意を払って

早朝の野外焼却〈野焼き〉

早朝〈5時半~7時半〉に野外焼却〈野焼き〉をしました。(右写真)

※ 右写真には写っていませんが、焼却場の近くに、水の入った容器〈45ℓ〉4個とひしゃくが置いてあります。
万一のときは、すぐに消火するつもりでいます。

 

おかげさまで今日も無事に焼却を終えました。

私の集落では、近くに建物がない場合、かろうじて野外焼却〈野焼き〉ができます。

※ 『条件』 … 所有地内より出た草木など、自然のもののみをその所有地内で焼却する

大手を振って焼却作業をするなんてとてもとても … 。

ましてや杉の葉を焼却するとなると、怖ろしいほどの白煙が出ます。

白昼に行うと、消防が飛んで来ることもあり得るでしょうな。

で、まだ薄暗い早朝のうちに行っているという次第です。

※ 早朝に行うと、煙が見えないということ以外に、風が安定しているという利点もあります。
また、露が降りているので延焼しにくいのです。

 

で、1月中旬に伐採した18本の木の枝葉を、今朝の焼却をもってすべて焼却し終わりました。

8回の早朝の焼却作業でのべ20時間ほど費やしました。

業者さんに処理を頼めばことは簡単ですが、何しろお金が … 。

 

今のところ野外焼却〈野焼き〉が何とかできますので、それなりに責任を持って木立の管理ができています。

” 火の用心 ” には今後も細心の注意を払って … 。

ようやくミョウガの植え替え終了

ミョウガの植え替え終了 … 新しいミョウガ畑は約10㎡です〈以前の約3倍〉

午前中、確定申告をするために役所へ行きました。

すべての書類をしっかり揃えて臨んだのでしたが、還付金はありませんでした。
〈昨年はガソリン代程度は戻ってきたのに〉

 

帰りにナンバーカードを作成してもらうべく、住民課の窓口に寄りました。

必要書類を提出すると、6桁と4桁の暗証番号等を申請書に記入してくれとのこと。

急に言われても … 。

結局、キャッシュカードの暗証番号とよく似た番号にしました。
〈これってよくないのかな?〉

理由 … 最近記憶力の低下が著しく、まったく新しい番号にすると、いつまで覚えていられるか、自信が持てないんですわ。
〈私と同年齢、あるいはそれ以上の方々はどのようにしているんでしょうな。〉
〈とくに高齢者だけで生活なされている方が気になりますな。〉

 

木立に戻ると、正午をとっくに過ぎていました。

昼食を食べ終わり、1月の半ば以来中途半端になっていたミョウガの植え替えに取りかかりました。

※ 中途半端になっていた訳については、1.16付ブログ記事『伐採木よミョウガを直撃しないように』をご覧ください。

 

地下茎を見るに、直撃はなかったようでした。

2時間ほどを要し、ようやくミョウガの植え替えが終了しました。(右上写真)

来年の夏ぐらいから収穫できそう … 楽しみです。

【もろさわようこの今昔物語集】を読む

【もろさわようこの今昔物語集】:集英社

【もろさわようこの今昔物語集】:集英社(右写真)を読み、印象に残った箇所を紹介します。

 

染殿〈そめどの〉の妃〈きさき〉 巻20・第7 より

藤原明子〈ふじわらのあきらけいこ〉
… 聖さまは、人の救いはみ仏の大いなるいつくしみによっておこなわれるのであり、人のおこなう善行や布施によってではないと説かれましたが、ならば、不孝・悪行を重ねる者も、み仏の救いにあずかれるのですか … P198

金剛山〈こんごうせん〉の聖
… はい、人のいとなむ善行や布施などは、たかの知れたものです。不孝・悪行を重ねざるを得ないことに苦しみ、悩み大きい者の上にこそ、み仏のいつくしみもまた大きいと、私は信じています … P198

藤原明子〈ふじわらのあきらけいこ〉
… 人の生きる喜びは、位の高さではなく、心がぬくもることであると、聖さまによってはじめて知らされたのです。私もともに山に連れていってほしい … P199

 

【もろさわようこの今昔物語集】は、今昔物語集の直訳でも意訳でもなく、今昔物語集の説話を素材にしたもろさわ氏の創作である。

氏独自の解釈を施して書き下ろした短編小説集のようなものである。

それにしてもおもしろかった。

今昔物語集は、12世紀後半までには〈800年以上前に〉成立していたといわれている。

が、その内容はどうだろう。

上記の妃と聖のやり取りを見ていると、もろさわ氏独自の解釈が入っているとはいえ、今の私たちの思いとそれほど変わらないではないか。

 

物の怪に取りつかれた妃から、加持祈祷によってそれを取り除くために招かれた聖 … 。

現代風に言うと、心に病を持った人に対するカウンセラーの関係のようなものではないだろうか。

結末については、みなさんの方でお読みください。

 

まだ原典を読んでおりません。

が、「ぜひとも原典を読んでみたい」という気持ちにさせるのが、今回紹介したもろさわ氏の著書なんですわ。