久しぶりのまとまった雨。
これくらい降ると、屋内でおとなしくしているしかないですな。
個人的には晴れた日が好きなのですが、雨の日を好む方もいるようです。
私が楽しいひとときを過すのは春と秋に訪れる激しい長雨の降る季節であり、この時は午前も午後も一日中家の中に閉じ込められ、絶え間ない疾風と矢のように叩きつける雨の音で、かえって心を静めることができる。
【ウォールデン ー 森の生活】ヘンリー・D・ソロー/佐渡谷重信訳 より
私はほんとに雨が好きだ
雨はいつも私を机のそばにつれてゆき
よろこばしい落ち着きを与え
本を手にとらせる
室生犀星の詩 『ある日』という短詩より
たまたま今日読んだ本 … 【山川草木〈さんせんそうもく〉紀行】高田宏著:新思索社 の P178~179に上記の文と短詩が引用されていたので、雨の日にちなんでそれらを紹介した次第です。
犀星の言うとおり、
… 雨は … 落ち着きを与え … 本を手にとらせる …
ようです。
また、ソローが書いているように、
… 一日中家の中に閉じ込められ … 雨の音で … かえって心を静めることができる …
ということも言えるようです。
現に今日の私がそうでした。
降り続いていた雨も、夕方ようやく上がりました。(右上写真)