【宇宙からの帰還:立花隆著〈単行本〉】を途中まで読み、『しおり紐』〈業界用語ではスピンというそうですが〉を挟もうとすると、元々『しおり紐』の付いていない本でした。
が、それに代わるしおりらしきものが挟んでありました。
取り出してみると、何と葬儀の礼状ではありませんか。
日付は、昭和59年11月24日 … 〈薪風呂の〉親戚の主の父親が亡くなったときのものでした。
喪主の名前は、もちろん〈薪風呂の〉親戚の主。
※ その主も2年前に亡くなりましたわ。
〈2022 4.21付ブログ記事『木立前のタンポポで日常の世界に』参照〉
【宇宙からの帰還:立花隆著〈単行本〉】を買った40年ほど前のことを思い出しました。
何かの用事で親戚に行ったとき、その本を車の助手席に置いてあったのです。
親戚の主がそれを見て、
「おもしろそうや … わしも読んでみたいのお。」
と言ったので、貸したのでした。
「おもしろかったわ」という彼の読後感を、今でもはっきり覚えています。
で、そのとき、私もすぐに読もうと思ったのですが、あれこれとすることが続き、今日に至った次第です。
100ページ余り読んだけど、親戚の主が言っていた通り、おもしろい。
と同時に、懐かしさがこみ上げてきました。
天気のいい立春の日に重なったのも何かの縁かな。(右上写真)